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切り抜き動画のハッシュタグは何個が良いのか

ハッシュタグは動画を見つけてもらうために重要な存在です。これは切り抜き動画でも一緒です。YouTubeではタイトル・概要欄のスペースが許す限りいくつでもハッシュタグをつけることができます。では、実際何個くらいハッシュタグを付ければ良いのでしょうか。

検索すると様々なブログでYouTubeのハッシュタグの個数の目安が紹介されています。そこでは、9個だったり、15個だったりと色々な数字が特に明確な根拠なく言われていて、結局何個が良いのか分かりません。

そこで、実際のデータをもとに、再生されやすいハッシュタグの個数を調べてみます。

みんなはいくつハッシュタグをつけているか

切り抜き動画に付けれられているハッシュタグの個数を動画毎にカウントしました。一つの動画に同じハッシュタグが重複して含まれている場合は、重複を排除してカウントしています。

下のグラフはハッシュタグの個数のヒストグラムです。ハッシュタグが0個、2個、1個の順に多く、少数のハッシュタグがついてる動画が多いことが分かります。そして、ほとんどの動画はハッシュタグが10個以内に収まっている様です。

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ハッシュタグと再生回数

ほとんどの動画はハッシュタグが少ないということは、ハッシュタグは少ない方が良いのでしょうか?つまり、みんなの真似をするのが良いのでしょうか?

ハッシュタグの数を増やした時に、動画が再生されることに有利に働くのか不利に働くのかを調べてみます。下のグラフは、ハッシュタグが0~9個の動画について、ハッシュタグの個数毎に再生回数の散らばりをバイオリン図と箱ひげ図でプロットしています。

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図より、ハッシュタグの個数が増えるほど、つまり図の左側ほど、中央値を表す箱ひげの黒い横線が高くなる傾向がありそうです。また、ハッシュタグが8個、9個の場合はバイオリン図の上の方が膨らんでいて、再生数が多い動画が集まっていることが分かります。このように、0〜9個の範囲では、基本的にハッシュタグが多いほど動画が再生されやすい傾向にあるようです。

ベストなハッシュタグの数

ハッシュタグが多い方が動画が再生されやすいのは確かな様ですが、どこまで増やすのが良いのでしょうか?

ベストなハッシュタグの数を調べるために、再生回数をハッシュタグの数で回帰してみます。下のグラフは、横軸がハッシュタグの数、縦軸が動画の再生回数で緑色の曲線は回帰曲線です。

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回帰曲線を見ると、ハッシュタグの数が14個のあたりで再生回数がピークを迎えています。それ以上にハッシュタグが多くなると、再生回数が減少する傾向に転じています。このことから、ハッシュタグの個数は14あたりを上限として、付けられるだけ付けるのが良さそうです。


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