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もうおとなだから泣いたりしない。

変化が、変わってゆくことが怖い。じぶん自身はこんなにも変わってしまったというのに、周りの人々には「ずっとそのままでいてほしい」と願うわたしがいる。勝手だ。思っても詮無いことをぐるぐると考えて、しんどい気持ちになる。頭が痛くて、日の落ちきる前に布団に潜り込んだ。涙が出そうで、なかなか出なくて、結局出なくて。
もうおとなだから泣いたりしないんだと思った。

ぜんぶ仕方がないこと。わたしもあなたも年をとる。Coccoは言っていた、「踊るように生きなさい」。そうありたいと思う。そう生きてゆきたいと思う。そしてそれを、あなたにも望む。「踊るように生きなさい」。世の中はなんだってどうしょうもなく、こんなにうつくしい。

見るべきものがたくさんあって、わたしはまだその幾らも見ていない。それに絶望するのではなくて希望だと思って、生きて、ずっと生きて。変わって。そうして幸せに生を重ねて。いつかそのときが来たら、すきな歌を口ずさんで。
ゆっくりゆっくり終わってゆこう。

あなたを愛している。それはほんとう。あなたがわたしを、然程なんとも思っていなくても、わたしはあなたを愛しています。
ありがとうだいすきどうか幸せになって、そしてたまには、顔をみせてくれたらすごくうれしい。

だれにでもないラブ・レター。