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『DIVA ME/ゆっきゅん』ゆっきゅんが成し遂げた"DIVA"という概念の解放、あなたは神になれなくてもDIVAにはなれる

divaとは

(オペラの)女性歌手,主役,プリマドンナ

-weblio英和和英辞書より

"DIVA"とは、この世界線において一般論的には「名詞」として扱われる。
つまり「DIVA ME」という文における"DIVA"は、動詞として扱われていること(私をDIVAせよ)が推察され、文法としてはおかしいということになる。
しかし、これは私見だが、この解釈は正確ではない。
逆である。『DIVA ME』がおかしいのではない。ゆっきゅんは『DIVA ME』によって、"DIVA"という言葉ひいては概念に対して、完全に新たな意味と価値を、この世界に爆誕させたのだ。

あなたは"DIVA"について、これまでの人生でどれだけ考えたことがあるだろうか。
私個人の話をするなら、正直『DIVA ME』のMVが公開された2021年5月31日まで、一度も考えたことはなかった。

それが今やどうだ。
自分の中の"DIVA"について想いを馳せている。

"DIVA"とは何?自分にとっての"DIVA"とは何だろう。自分も"DIVA"なんだろうか。"DIVA"になれているのだろうか。いつか自分も、"DIVA"になれるだろうか。

あたかも最初から"DIVA"という概念がそこに在ったかのように、これまで無かったはずの"DIVA"を自然に受け入れているではないか。

冒頭に引用したように"DIVA"は本来「歌姫」のような意味として用いられる。
だがここで自分自身に問い掛けている"DIVA"とは、完全にこの意味を逸脱し、より汎用性の高い、"強い言葉"として用いられている。
つまりこの時点で"DIVA"という概念には、新たな意味が生まれていると言える。

『DIVA ME』の歌詞において、"DIVA"とは何か、詳しく説明するような描写は一切ない。
しかし楽曲の歌詞描写やサウンド、世界観や演出、そしてゆっきゅんの存在のあまりの説得力から、"DIVA"というものがどんなイメージのものなのか、如実に伝わってくる。
あえて言語化するのも無粋だし、意味のないことだとも思うが…(DIVAはそれぞれの中に存在するので)
少なくとも、ポジティヴな光を持ち、ネガティヴや陰気を感じさせるものでは決してないだろう。

「DIVA ME」っていうのは「自分を鼓舞して輝かせる」みたいなニュアンスで言ってますが、正直「DIVA ME」としか言いようがありません。

上記は、YouTubeに寄せたゆっきゅんの『DIVA ME』に対するコメントである。
そんなYouTubeのコメント欄には、以下のようなコメントが並んでいる。

なんかもうありがとうわたしもDIVAなのかな
たまたま見つけたんだけど、なにこれ、最高………アタシもDIVAってコト…………?
しぬほど疲れてたけどこれ聴きながらメイク落とせた。最高。
これ見ながら食器洗えました😭ありがとうございます 😭

私だけではない。皆、自分の中の"DIVA"に気付き始めている。
「"DIVA"とは何か」「"DIVA"とはどうあるべきか」を、既に暮らしの中で自然に考え、気付き、実践までし始めているのだ。

つまり総括すると、ゆっきゅんは『DIVA ME』において、その圧倒的説得力によって"DIVA"に新たな価値を生み出した。その上で単なる"DIVA"の説明に収まることなく、普遍性をもって"DIVA"を表現した。その結果、視聴者に対して各々の"DIVA"を問い掛け、暮らしの中で各々の"DIVA"を掬い出すことに成功している。

そしてこの偉業を成し遂げたこと自体すら、ゆっきゅんが"DIVA"であることの、強固な証明にもなっている。
概念の創造と同時に、その証明すら意志の力によっておこなってしまう。これほど高密度で斬新な世界へのコミュニケーションを、私は知らない。

「今まで体感したことがないようなとめどない反響」を受けているとゆっきゅんは言っていたが、正直、それでも過小評価されていると断言できるだろう。「もっと評価されるべき」とはまさにこの事である。

以下ではパンチラインで埋め尽くされた『DIVA ME』の歌詞について、個人的な感想を述べていく。
また、これはあくまで私見であり、私個人の解釈だ。間違っても「正解」などではない。
一個人の感想として、ただただ面白がっていただけると嬉しい。『DIVA ME』の解釈など、DIVAの数だけ存在するのだから…。

アー ミラーボールもない天井だ

出だしから最高すぎる。何が最高って、当たり前のように「天井にミラーボールがある」前提からスタートしてるところが最高。
"ミラーボールもない天井"が寂寥感のモチーフとして扱われること、ないのよ。

ずっと見てるだけ お疲れDIVA

はい、ニ行目にはもう"DIVA"を名乗ってます。最高。
「お疲れDIVA」なんて聞いたこともないフレーズのはずなのに、ニ行目にして既に、自然に受け入れている自分がいることに誰もが気付くだろう。圧倒的な説得力よ。

せめてコンビニに行きな Baby
心の中だけ ギラつくParadise

疲れ切った身体を横たえ、ミラーボールもない天井を眺めているだけでも、DIVAの心の中はギラつくParadiseである。その輝く精神に対して、相反する自身の身体を並べ立てるための提案の第一歩が「せめてコンビニに行きな Baby」。
くたびれた日常の中で、自身が出来うる現実的な行動を提案しようとするクレヴァーさと、自身を鼓舞しようとする眩い精神性を両立したこの発想、まごう事なきDIVAである。

ねえ なんも出来ん…みたいなMidnight
え〜? なんかは出来てる実際

来ました。疑うべくもない最高のパンチライン、キラーフレーズ。良すぎて、なんかもう…本当にありえん。
「なんも出来ん…みたいなMidnight」というフレーズ、圧巻の共感力を持っている上に、ゆっきゅんの文体が活き活きと踊っている最高の歌詞、珠玉の一文。なんも出来ん…みたいな夜、真実(マジ)にあるよね…。
そしてその後に「え〜? なんかは出来てる実際」という、これまた珠玉の一文が並ぶ奇跡。
まず「Midnight」と「実際」で固い韻を踏んでいるところも歌詞として面白いが、意味が対照となり完璧に伏線回収しているところも美しい。
そしてさらに、単に文の意味のみに着目しても、JPOPの歌詞として圧倒的な正しさを孕んでいる。
なんも出来ん…みたいなMidnight、つらいよね…。私もつらい。でも「なんかは出来てる実際」…この歌詞でハッとさせられる。そうか。出来ないことばかり目に付いていたけれど、ぜんぜん予定通り出来なかったけど、それでも、出来てることは、ある。この視点は、救い。
JPOPにおいて「共感」と「救い」は大きなテーマと言える。たとえば失恋時に失恋ソングを聴いて共感して救われたり、というような事例はJPOPというコンテンツの在り方の中で、決して特別なことではないだろう。「辛いときにこの曲を聴いて救われました」というような言葉も、よく耳にする一例だ。
そういった意味で、この歌詞はゆっきゅんならではの表現でありながら、非常に高い普遍性を持っており、かつJPOPとしての正しさまで持った、光り輝く黄金のフレーズである。
あと普通に「え〜?」って出だしもかわいい。真実(マジ)に、DIVA…。

だから 止めないで自我

サビ一発目からこれ。最高。「止めないで自我」て。シンプル・イズ・ザ・ベスト。サビはインパクト。シンプルなのにキラーフレーズ。短い文で全て物語る。DIVA…。

さりげなくできない
バレバレ My Soul
暴れ出すっぽいわ

自我を止めないDIVAはさりげなくできないので、My Soulがバレバレなのです。
これはまんま歌詞通りの意味だが「暴れ出す『っぽい』わ」。ここにチラ見えDIVA感。DIVAはSoulが震えていても、どこか冷めた目線も忘れない。そうとでも言うような、ほんの一握りの客観性がスパイス。は〜〜マジでCool…。

真実が最高
真実以外つまらない

もうMVで字幕が映った瞬間に絶対に「マジ」って読むと思ったら本当に「マジ」って歌ってて最高でした。二周目のシンプル・イズ・ザ・ベスト!真実が最高だし、真実以外つまらない。そこに記された言葉以上の意味は要らないし、充分すぎるほど雄弁に語っている。サビだ!サビである!!これがDIVAのサビ。

裁くだけじゃ 踊れないね

これはゆっきゅんの人生スタンプ「一生審査員やってろ😅」の言い換え???裁くだけじゃ踊れないのよ…人生自分が踊ってこそ。踊らんと見えんもんがある。それが真実(マジ)ってワケ…そういうことですか?いや、言葉は不要か…DIVAだもんな…。

私が私を抱き締める

サビのラストは綺麗に、シンプルにまとめていただきました。DIVAは終わりが丁寧、終わりよければ全てDIVAってワケですか…(?)。ここまで雄弁かつ豊潤に"DIVA"を表現してきて、最後にきっちりとスタンスを提示。そう、誰でもない、私が私を、抱き締める…。当然であり、そしてとても、大事なことなのである…。

はぁ…ドリンクバーが大好きだ

ここまで最高続きの『DIVA ME』。もちろん2番も最高。期待の2番、出だしがこれ。天才すぎる…。
書かれている以上の意味はないシンプルな文。なのに「ドリンクバーが大好き」。これだけで共感の嵐、目の付け所に有り余るほどのロマンスとユーモア、ゆっきゅんならではのユニークな文体。
そして1番が「アー」に対して「はぁ…」この「…」だからこそ活きるアンニュイ、そしてセンス。これが「アー」とか「はぁー」だったら、歌詞はまた違ったテイストになっていただろう。DIVAは安易に繰り返さない。
「はぁ…ドリンクバーが大好きだ」何度見返しても素晴らしい歌詞、黄金の一文。

選択肢増やせ 白湯もDIVA

「白湯もDIVA」!!!皆さん!!!「白湯もDIVA」です!!!!!!
以下はゆっきゅんがTwitterに書いていた言葉である。

https://twitter.com/guilty_kyun/status/1399078280985153540?s=29

ファミレスでドリンクバー頼んでたくさんの選択肢を確保した状態で白湯だけを飲む行為って、かなり豊かな自由を謳歌しててDIVAだよなって思って……

"DIVA"に対する解像度が爆高(ばくたか)すぎる……。
目の付け所もDIVAすぎるが、この短い解像度爆高フレーズだけで、DIVAが何者にも縛られない圧倒的自由性を孕んでいることを十二分に表現しており、歌詞としての情報量も爆高(ばくたか)なのは音楽的にも評価されるべきである。
天才的な名文って、どうしてこうも光り輝くものなのだろうか…。

ねえ 全部出来そうじゃんTonight
yes そこを逃すな絶対

DIVAはチャンスを逃さない!!!!!!
(めちゃくちゃ余談ですが、これ書いてる途中にゆっきゅんがTwitterで「#DIVAはチャンスを逃さない」ってハッシュタグを使ってて驚きました)
なんも出来ん…みたいなMidnightがあってもめげないDIVAは全部出来そうなTonightで全てを得る、つまりどんな夜だってDIVAにとっては最高ってワケよ。覚悟を感じる力強いフレーズ。追い風のDIVAは無敵。

だから 儚いじゃヤダ

儚いじゃヤダ…😢
シンプル・イズ・ザ・ベスト三周目。DIVA、魂の叫び。終わりがあるから美しいとか、消えていくものが美しいとか、そういうのはDIVAには無縁。DIVAはいつまでも輝き続けたい…。というより、輝き続けるという強い意志を感じる。覚悟の二番、サビもDIVA。

君は辿り着ける
逸らすの?Your eyes
気付いてるっぽいじゃん

ここで来ました…😢「君は」です。
つまり定義するなら「DIVA YOU」の歌詞ですね。DIVAからの力強い鼓舞、激励。
自分のやりたいことや出来ることから目を逸らす必要なんてないという、当たり前のことをDIVAは教えてくれる。私も出来ないフリをしたこととかある…、目立ったら嫌われるとか、学校とか職場とかで…。でもそんなの気にする必要ないし、自分の人生は自分のもの!でもこの言葉が響くのは、DIVAは裁く側でなく、自分で踊ってるからなんですよね。あなたも私もDIVA。
そしてここでも「気付いてる『っぽい』じゃん」。つまり歌い手にとって「君」は客体、あくまで主体は歌い手ではなく「君」なんですよね。だからDIVAは断言せず「っぽいじゃん?」と問い掛けるんですね。DIVAは誰かにしてもらうものではなく、自分でなるものなので…。

止めないで 自我
さりげなくできない
バレバレ My Soul
暴れ出すっぽいわ

ここで再び、一番サビ。
でも待って、DIVAは安易に繰り返さない!
二番Aメロ〜サビを経た上で聴く「止めないで 自我」。また聴こえ方が変わってきませんか?
一番の時は初出のサビとしてインパクトが印象的だったけれど、ここで来る「止めないで 自我」は、より応援というか、優しく寄り添ってくれる言葉としての意味合いが強く感じる。
なぜなら二番の歌詞は全体的に、私たちへの問い掛け要素が強い(「DIVA YOU」な)ので…。
同じフレーズが違った意味を持ってくる、やはりDIVAは安易に繰り返さないのだった…。

DIVAs DIVAs don't cry.
だって あんたがあんたがあんたがDIVA

まず以下のゆっきゅんのツイートを見てほしい。

https://twitter.com/guilty_kyun/status/1401065470120235017?s=21

『DIVA ME』の「DIVAs DIVAs don’t cry」って歌詞好き。Girls don’t cry、Boys don’t cry、あるいはBaby don’t cryと言われてもなんかどうしてもずっと他人事だった孤高な魂に向かって!

めちゃくちゃわかる!!!!!!
JPOPにおいてこの「don't cry」系の歌詞って割と鉄板なんですが、この例のように対象があまりに一般化され過ぎてることが多くて、私はあんまり自分に言われてる感じしなかった。
でもDIVAは一般化されていない。だってあなたのDIVAと私のDIVAは、それぞれ違うDIVAだから…。
だからこの歌詞は「DIVA(一般)」ではなく、「DIVA(あなた)」に向けて歌われる歌詞なんです。
これをJPOPの鉄板構文に寄せて放つセンス、ゆっきゅんのJPOPに対する祈り。人生と哲学が込められて息づく真実(マジ)の光、魂の名フレーズです。

自己実現の全国大会
慎ましくなんてなれないならない

一口に、名文といっても様々に種類があるが、
「自己実現」も「全国大会」も、一般的に用いられる口語的な言葉であるにも関わらず、この表現の唯一性よ!
それぞれがそれぞれの自由を求める姿を"DIVA"と呼び(このDIVAの定義はあくまで一つの要素を暫定的に定義したものでありDIVAの全てではありません)、それぞれがそれぞれの自己実現を図っていく様を「全国大会」と表現する。この閃きと聡明さこそ"DIVA"である!
パンチライン多すぎ!!!

クラブは行かない カラオケ行きたい
Let's go! ひとりでパーティールーム
JEWELの命は面白い命
原石じゃなくて宝石じゃん?

この曲の冒頭で「ミラーボール」というモチーフが登場したが、私はここで自分の見識の狭さや、いかに固定概念に囚われていたかを思い知ることになる。
ミラーボールといったらクラブ、と想像していたが、そうカラオケのパーティールームにだってミラーボールは存在するのだ…。
DIVAの伏線回収と啓蒙の両立。そう、我々はクラブじゃなくてもミラーボールの輝きを楽しんでいいし、ひとりでパーティールームに入ってもいいのだ。我々は自由だ、我々は我々の世界に存在する全てのものを、我々の物差しで味わい、楽しんでいいのだ…。
命に対して「面白い」という形容詞を付けられるのもゆっきゅニズム。原石じゃなくて宝石、我々は既に面白いし光り輝いている…。マジで全てを教えてくれるなこの曲。全部じゃん。
あと余談だけど「カラオケ行きたい」の歌い方がかわいい。

DIVAs DIVAs don't cry.
今日も通勤通学転職DIVA

社会という場に用意されたStageの中でも、学校や企業といったものは、非常にオーソドックスな事例だ。つまり「通勤通学転職」というのは自ずと、社会という場で暮らす我々にとって、非常に身近かつ重要な日常運動の例である。
DIVAは当たり前をスルーしない。一般的に通勤も通学も転職も「やらなければならない」という人は数多く存在するだろう。これらは身近すぎて当たり前となっている暮らしの営みかも知れないが、だからといって続けることは決して簡単なことではない。社会という名の戦場で、そんな当たり前の日々を前に進んでいる人々は、余すことなくDIVAである…。そんなDIVA達への鼓舞と肯定をキャッチーな一文で表現した抜群のフレーズである。
またひとつ余談だが。前にイベントでお会いした時にゆっきゅんが「私のファンは転職率が高い、人生を良くしようとしている」みたいなことを言っていた。
つまりこの歌詞は、ゆっきゅんの世界に存在するゆっきゅん推しのDIVA逹の存在によって、実感を伴って生まれた歌詞なのかもしれない。
そうするとゆっきゅんはDIVAとして、この歌詞でゆっきゅん推しのDIVA達を抱き締めているとも言える。尊い。

ご期待過剰な自分にThank you
お気楽ご理解目線はBye Bye

DIVAは自身がDIVAであることを、自分が一番理解している。そしてDIVAとは、ファンの期待を一心に背負う存在だ。そしてこの場合のファンとは、自分自身のことでもある。自分が自分に期待し、そして自分がその期待を越えていく。つまりDIVAは自己実現の永久機関なのである。そんな淀みない存在力の強さをこのフレーズは余すことなく表現している。
そして同時に、自身のDIVA性は赤の他人などに理解されるほど安易ではない。断固たる自己肯定と同時に、理解され得ない孤高さも持ち合わせている、それがDIVAなのだ!多分。私はそう思います!

寝る前にメイク落とせたし
でも急な代引きは払えない
自由が始まるDIVA Your Stage
毎日今日からちゃんとしたい

寝る前にメイク落とせたし→DIVA
でも急な代引きは払えない→DIVA
これがゆっきゅん is DIVAの日常。DIVAだって上手くいくことばかりではない。でもDIVAは、そんなに器の小さい概念ではない。上手くやれても、上手くやれなくても、何かをきっかけにあなたがDIVAでなくなる、なんてことはないのだ。DIVAは確固たる。ゆっきゅんはそれを教えてくれる。
そして「今日からちゃんとしたい!」この想いを持つことこそDIVA…。始まりは毎日でもいい。あなたの自由は、あなたのDIVAは、もう既に始まっているし、いつ始めてもいいのだ…。
器、でかすぎる!そして、自由すぎる…。
「DIVA Your Stage」。もう今さら言及することもないが、DIVAなんて動詞は存在しない。しかし最早どうでもいい。あなたのStageで、あなたのStageを、DIVAしてけ。

私が私を愛している
君だって君だって解き放つ
DI-DI-DIVA

そう、誰からでなく、まず私が私を愛している。DIVA ME。
そして君だって解き放つ。これはゆっきゅんがあなただって解き放つという意味でもあり、あなたもあなた自身を解き放つという意味にも捉えられますね。DIVA YOU…。
DIVAに始まり、DIVAに終わる…。
繰り返しになるが、あなたは、"DIVA"という概念について、これまで想いを馳せたことがあっただろうか。"DIVA“という言葉を、日常生活の中で使ったことはあっただろうか。
私は無かった。でもここまで観て聴いて、まるで最初からそこにあったかのように、今や当たり前のように"DIVA"というものを受け入れている。

ゆっきゅん is DIVA。それはまごうことなき事実であり、また自身がDIVAであろうとする意志と自己実現の結果でもある。
では、あなたは?DIVAは誰かに与えられるものではない、自分でなるものだ。そう。なってもいいのだ、勝手に。たとえあなたは神になれなくても、DIVAにはなれる。ゆっきゅんはその身をもって、私たちにそのことを気付かせてくれた。
そしてその気付きは、世界にとって小さな変化かもしれない。しかし誰かに与えられるものではない、自身が自身をDIVAであると信じ、自己実現を果たしていく…。ゆっきゅんが成し遂げた"DIVA"という概念の解放は、確実に世界を良くしていく。
なぜならこの世界は、面白い命を持つ私たちの営みによって煌めき、成り立っているのだから。

最後に…。
『DIVA ME』初披露時のゆっきゅんの前向上が、なんかもう本当に"全て"って感じだったので、書き起こしておきました。ご査収ください。

自己実現の全国大会が、今、始まる。
愛すべき人がいてキズを負った全ての者達に何が出来るだろうか。
自分のまま、個人として生きることを全力で美しく肯定、そして鼓舞しよう。
限りある面白い命を輝かせる努力は、生まれたことへの礼儀。
…笑ってくれ。泣いてくれ。踊ってくれ。咲き誇れ。好きにしろ…。
僕のことを好きになる君の孤独は、絶対に、誰よりも、面白い。
頑張ルアン…。

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