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F.O.R -変わりゆく時代の中で、輝く君と踊りたい。

日本の夏・メロつきの夏、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
猛暑をかき消すようないい顔の自担に会えて楽しい毎日を過ごしております。

年々、この感情の高まりを表現するには「ヤッター!」という言葉がピッタリだと思いつつ、これをアラサーの分際で言うのはいかがだろう、というためらいが出てきています。でもさ、景気がいいと両手あげて喜んじゃうよね。先ずは顔が良すぎるんだし。


そんな雑談はさておき、先日8月21日にA.B.C-Zのニューアルバム「F.O.R -変わりゆく時代の中で、輝く君と踊りたい。」が発売されました。

まず話したいのは、このサブタイトルの『変わりゆく時代の中で、輝く君と踊りたい。』の響きの良さ。スマホ社会になり、いろんな言葉が生まれ、フィルターを介しては他人を見る目が厳しくなり、どこに目がついているか分からずに疑心暗鬼になってしまうような令和6年の世の中でも、輝く君と何をするかというと“踊りたい”なんですよ。見つめあうでもなく、言葉を交わすでもなく、心を通わすツールの一つとして“踊りたい”を当てたとすれば、どんなに綺麗な例えか。

今回のアルバムで一番の推し曲の『Red Bee』なんですが、サブタイトルの“踊りたい”の部分を濃く表している曲だと思っていて、一番の「夜の帷に神頼みでいい 踊り明かせ 身をまかせ もうGood bye」と二番の「君と浮世で抱きしめあえたら 踊り明かせ 乗りこなせ もうGood night」の対比にとにかくときめきます。なんなら夜の帷という言葉が大好き。
やりたいことが叶わなかったり、鬱憤がたまるようなしがらみだらけの世の中にあっかん(Red)べー(Bee)の洒落もきいている。何も上手くいかなくても、この場で君と踊り明かせたら完璧なわけで。

またこのアルバム、何がすごいかって収録曲15曲中(通常盤2曲含む)13曲に"君"という単語が入ってるんです。サブタイトルにある君にヒューチャーして作られたに違いない。こんなにいろんなテイストで対人との体温を感じさせるアルバムありますか。
ギミックが凄すぎる。
『WAI WAI STAY』の「コンビニに行くけど何が欲しいの君は?」の歌詞があまりに印象的で、もしかして君が乱用されているのでは…?という直感で漁ってみたらビンゴでした。

ちなみに、“君”以外のその他の二人称は、
・拝見 今日を共に生きる貴方へ 貴方
・I-MI-JI   her
です。

その要素を考察して、あたらめてサブタイトルが良すぎないか?となった話です。

戸塚さんが発売前から、いや曲タイトルが解禁される前からとんでも名盤と謳っていたのが分かるくらい、曲順・歌詞やメロディーの聞きやすさ・メンバーそれぞれの歌い方、全てにおいて繊細に丁寧に作り込まれている。上質な食パンのよう。

こんな時代だからこそ輝く君と踊りたい。
全曲レビューしようかと思いましたが、ツアーを経てから視点が変わる曲もあるはずなので、それはまた追々ということで。個人的には『怪奇な美少女』がどう味付けされるか楽しみです!

ツアー楽しみだなぁ、と暑さをも忘れてしまいそうなときめきを感じる週末です。皆さんもグッドミュージックとともにお過ごしください。

  • A.B.C-Z YouTubeチャンネル アルバムリード曲『君の隣で目覚めたい』

  • F.O.R -変わりゆく時代の中で、輝く君と踊りたい。特設サイト
    曲名横にある🎧マークで試聴ができます。

  • アルバムを引っさげて開催するコンサートツアー『F.O.R』

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