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日常の景色なんて一瞬で変わってしまう。
8月末、1年前から企画していた野外音楽フェスのICHI FESをオンラインに変更した。8月は毎日mtgをし、土日は作業が終わらず、徹夜。本業もかなり忙しかったけど、当日来てくれるみんなの顔が見えていて、なんとか頑張れていたところからのオンライン開催は正直悔しかったし、悲しかった。
同じ時期に1年半ほど付き合っていた彼女とも別れ、思った以上の喪失感に毎日明け方まで飲んでは、仕事に行く不規則な生活をし、そのまま熱が出た。
身体も心もしんどい中、ベッドで横になっていると、家族から電話がかかってきて、家族の一人に病気が見つかった(ここではあまり詳しく話さない)。あまりにもショックで、それから数日の仕事は手につかなかった。
その日から、いろんな人に話を聞いてもらって、泣きじゃくる夜を何度も過ごして、痛みにのたうちまわっていたけど、少し落ち着き、心の棚卸しをしようとnoteを書いてみることにする。
病気を知らされて、その家族に起こる心理現象は主に2つ
家族が本人よりも悲観してしまうのと、自分を責めて家族自身も心労が重なること
前者に関しては僕自身は大丈夫だったけど、後者に関してはものすごく感じた。
コロナもあって、病院にお見舞いに行くこともできないし、物理的に何かをすることはほとんどできなくて、常に頭の中の自分が自分を責めていた。
自分はこのまま楽しんで生きていていいのだろうか。今一番、家族のためにすべきことは他にあるんじゃないか。
いつの間にか僕の心は罪悪感に苛まれ、身体が動かなくなる瞬間が何度か訪れた。でも、友人に話を聞いてもらううちに、少しずつ自分を客観的に見れるようになった。
冷静に考えれば、自分が遊ばなかったり、挑戦したいことにしなかったからといって、家族の病気が良くなるわけじゃない。また、今の自分にできることはそんなに多くない。むしろ罪悪感を増幅させる装置として、家族の病気を使っているなと。
物理的に窮地に追い込まれることはこれまで何度かあった。一週間後には住む場所も仕事もなくなったり、お金がなくて明日のご飯が食べられなかったり。でも、ここまで精神が追い込まれたのは初めてだった。だからこそ、その状態に追い込み、これまで手放すことを拒んできた罪悪感を手放すチャンスなんじゃないかと思い始めた。
そろそろ動き始めるかと思いながら、自分が1年近く関わっていたフェスに関われていないことを最後までできなかったのを寂しく思っていたら、メンバーから
コウくんはこれまで充分に作ってきたじゃん。もう当日までメンバーだよと
嬉しかったよね。ほぼオンラインでしか会ったことないけど、とてもいい仲間を持ったなと思う。去年、フェスを作ると決めた自分もすごく褒めたいと思う。そんなフェスはこちら
家族の病気が解決したわけではないけど、その中で僕ができることを、僕なりの表現の仕方でこれからもやっていく。
なんのまとまりもない文章だけど、自分の決意としてここに残そうと思う。
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