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2時間で作る!商品紹介動画(Midjourney × ChatGPT × D-ID × Runway × Canva)

こんにちは!吉川です。

今回は、タイトルの通り2時間で商品紹介動画を作ることに挑戦しました。

まずは作った動画をご覧ください!

どうですか?なかなかの完成度ではないでしょうか(細かいところに突っ込みどころは多々ありますが・・w)

こちら、なんと2時間で構成・テキスト・素材作成・動画作成・編集まですべて出来ました。

本記事では、各ステップ毎に作り方を詳しくご説明します。

AIを使った動画の作り方のノウハウが結構詰まっているかと思うので、ご興味があればぜひご覧ください!


1.Midjourneyで素材作成(製作時間:約30分)

まずは最初にMidjourneyで素材を作ります。
今回、架空のイタリアンレストランの新作パスタの紹介動画という設定で作っていくのですが、なんとなく頭の中で作った構成で、
1.女性リポーター
2.パスタ
3.イタリアンレストランの外観
と、
4.女性リポーターがパスタを食べているシーン
5.パスタの別カット
があれば、紹介動画ができるかなと思い、素材を作成しました。

まずは1~3は以下のようなプロンプトで作成します。
--ar 16:9という設定を入れて、画角を指定すると動画に使いやすいです。(女性リポーターはD-IDで使用するので、わざと正方形で作ってます。)

日本の女性リポーター、正面の画角、高解像度の写真風、時代は現代
Japanese female reporter, front view angle, high resolution photo style, period contemporary

おいしそうなパスタ
Delicious looking pasta on a plate --ar 16:9

パスタを提供するイタリアンレストランの外観
Exterior view of Italian restaurant serving pasta --ar 16:9

そして、4~5のシーンは上記で作った画像をもとに作っていきます。
まずは「4.女性リポーターがパスタを食べているシーン」はキャラクターリファレンス機能を使います。
--cref 参考画像URL --cw 100
といれると、参考画像の顔や服装を反映した画像をつくることができます。(ちなみにcwはどのくらい反映するか?の値で、0だと顔のみ。100だと服装まで反映します。)

パスタを食べる キャラクターリファレンスcw100
Eating pasta,high resolution photo style --cref 女性リポーターの画像URL --cw 100 --ar 16:9

そして「5.パスタの別カット」はスタイルリファレンス機能をつかいます。

こちらの記事でも詳しく紹介していますが、
--sref 参考画像URL
といれると、その画像のスタイルを反映します。2で作ったパスタ画像のスタイルを反映することで、同じパスタの別カットを作ります。

おいしそうなパスタ スタイルリファレンス
Delicious looking pasta on a plate --sref https://s.mj.run/gWPL-Ws7wdQ --ar 16:9

これで、素材の作成は完成です!

2.ChatGPTで動画の原稿を作成(製作時間:約5分)

つぎに動画の原稿を作ります。
以下のプロンプトをChatGPTに入力

あなたはプロの映像ディレクターです。
1分以内の商品紹介動画を作りたいんだけど、以下の#内容で、原稿を作って
#内容'''
架空のパスタ屋さんの新商品の紹介動画
1.パスタ屋の簡単な紹介
2.新商品の「トマトバジルパスタ」の魅力も含めた紹介
3.試食
4.食べてみた感想
5.締め
'''

そして、できた原稿がこちら

商品紹介動画の原稿
[映像開始 - 店内の映像が映る]
ナレーション(N):
「本日、ご紹介するお店は、地元で愛されるパスタ屋『パスターレ』。厳選された新鮮な食材とこだわりのレシピで、毎日お客様に最高の一皿をお届けしています。」
[映像 - 店内やスタッフがパスタを作るシーン]
N:
「本日、皆様にご紹介するのは、新作、『トマトバジルパスタ』。トマトの甘みと酸味、バジルの爽やかな香りが見事に調和した一品です。」
[映像 - トマトバジルパスタの美しいアップ映像、バジルを散らすシーンなど]

N:
「新鮮なトマトをふんだんに使用し、フレッシュなバジルの香りが食欲をそそる、これぞ夏にぴったりのパスタ。自家製のソースがパスタにしっかりと絡み、至福のひとときを演出します。」
[映像 - パスタが盛り付けられるシーン、試食者がパスタを一口食べるシーン]
試食者:
「うーん、このトマトの甘さとバジルの香りがたまりません!ソースがパスタによく絡んでいて、軽やかだけど満足感がありますね。」
[映像 - 試食者が微笑みながらカメラに向かって話すシーン]
試食者:
「ぜひ、一度お試しください。夏の味覚を存分に楽しめる、この『トマトバジルパスタ』、きっとお気に入りになりますよ!」
[映像 - 店のロゴや外観、そして「ご来店お待ちしています!」のテキスト]
N:
「パスターレの美味しいパスタで、素敵なひとときをお過ごしください。」

今回は架空の内容なので、特にこだわらず5分で完了!(5分もかかってないか・・)

3.D-IDで女性リポーターがしゃべる動画を作成(製作時間:15分)

それでは、ここから動画を作っていきます。まずはリポーターがしゃべる部分。
これはD-IDで作っていきます。
Midjourneyで作った女性リポーターの画像と、ChatGPTで作った原稿のナレーション部分のみを抜き出してアップします。

そして設定として、
Emotionsを「Happy」
Movementsを「Lively」
で明るめになるように設定し、右上の「Generete Video」ボタンで動画を生成。
できた動画がこちら!

結構自然な日本語でしゃべってくれますね。

4.Runwayでインサート動画を作成(製作時間:15分)

料理の動画や、料理を食べるインサート動画を作成していきます。
Runway Gen-3 Alpha Turboで作っていきます。
Midjourneyで作った画像をアップし、特にプロンプトは指定せず生成。

Alpha Turboになってから動画の生成スピードがものすごく早くなったので
体感30秒くらいで動画ができます。(作成した動画は完成動画で!)

5.Canvaで動画編集(製作時間:40分)

最後にCanvaに作った動画をアップして、動画編集していきます。
詳しいやり方は以前紹介したこちらをご覧ください!

これで完成!
あらためて完成した動画がこちら!

複数のツールにまたがって作っているので、工程は多いですが、各工程の時間は少しづつなので、トータル2時間程度で完成しました!
※もちろん実際の商品で作る場合は、テキストやニュアンス等もこだわる必要があるので、もっと時間はかかると思いますが。

6.最後に

いかがでしたでしょうか?今回はより実用的に使えそうなAIを使った動画の作り方を紹介しました。

今後も、どんどんAIツールのクオリティは上がっていくと思います。

ただ一つのAIツールでできることは限られています。

AIツールを組み合わせて一つのものを作りだす「勘所」は今後より必要になっていくと思っているので、どんどん精進していきたいと思います!

今回の記事が何かの参考になれば幸いです。

それでは、また次回!

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