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DSよりAIより厳しい目

視られている。
いつでも、どこでも。

都市伝説ではない。
頂上の三角にinされたアレでもない。

元々、24時間365日、
ヒトは、視られてきた。

その目は元々、
視ている人の数に
1を足した数だけあった。

足した1つの目は、
元々、ジブンの中にずっとあった。

それを思えば、彼らの監視など、
あってもなくても関係なかったのだ。

「自由民主主義」という「ケーキ」は
甘くて美味しいというカンチガイだった。

最初からあったその最後の目を、
いま失いかけているから、

代わりに闇の中から、
お化けのように湧き出でたのが
DSのだというあの目、
AIの目。

ヒトが生まれたときからあった
その目に比べたら、へのようなものだ。


春から住んでいるマンションのゴミ捨て場は、
そのことを思い出させてくれた。

ルールやマナーを知らない人がいるらしい。

でも、
それより恥ずかしいのはワタシだ。

仕分ける袋がないとか、
今は忙しいとか、
めんどくさいとか、
手を汚したくないとか、
こういうのは下手なトラブルにならないように大家さんに言った方がいい、とか

適当な言い訳を瞬時にこしらえては

見て見ぬふりをしてたのを
しっかり視られてきたのだ。

汚いと思うなら片付ければいい。
ゴム手袋とゴミ袋を持って降りるだけ。

相手は関係ない。

ジブンの目の前に起きることは、
ジブンのために起きている。

ジブンのなかに、
お天道様があることを知るために。

ついでに思い起こせば、
「ご近所さん」の目は、
時を遡るほど厳しかった。
母はソレがイヤで田舎の郷を捨てて街に出たと言っていた。
いまのDSの比ではなかっただろう。

大勢のヒトが暮らすまちでの
暮らし方のルールを、
人それぞれのやり方で教えてくれていた。

新しく「オシャレ」な文化は、
古来のやり方を骨抜きにして
無害化するように見せたり、
排除したりしてきた。

当たり前に好いものの好さを知るために、
一度、失ってみたんだな。

ニッポ ン、
ヒ ノ モト、
ヤマト、
ワ、
ヒ イズル クニ

ニ 住マフ ワレ オモフ



今日のサムネのタイトル
「ここそこにある」 by. awokana

見上げるだけでココロ晴れた
ありがたい昨日の空

追記
やりたいと思ったところまで、
できるところまで、

分別されてないゴミを自分のゴミ袋に収めて出させていただいた。
自分のゴミを出すたびにやればそのうち綺麗になるかな。

そのあと、曇り空からお天道様がしばし顔を出してくださった。感謝

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