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やまとこころつづり

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流れるままに紡いだり、音、律、間にもこめてみたり、ふいに空に湧きでたおとを急いでつかまえて紡いだりした、言霊の短編随筆詩集
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にじいろめがねとながめてた

にじいろめがねとながめてた

部屋があんまり冷えたので
ベランダに出て日向ぼっこ

キミと一緒になるなんて!

なんでもないけど
うれしい

茶色い手すりが温かいのを
知ってたんだね

ワタシの耳の横をすり抜けて止まった
真っ赤で華奢なかわいいコ

羽音に驚いて
後ろに大きく身をよけたワタシに
たじろぎもせず目の前に
キミは堂々と降り立った

脚を2段階、深く折り
カラダをピッタリくっつける

時折、キラリと目を光らせて

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望月 〜月つなぎ

望月 〜月つなぎ

もちづきの

ときをまつのは

ひとのみか

やみよのなかに

ひをうつし

やみしこころに

どうきして

ひかりみつるを

かみもまつ

もちづきあけて

ひをのぞむ

右端の小さなヒカリは木星です

松下友香さんの「満月」の投稿のお陰で
今夜の満月を思い出し
撮れたお月様

松下さんの詩から
月つなぎのやまとこころを
つづってみました

今朝、ゆめうつつで

この世をこれ以上嘆いては
神様が

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