「多摩美」、響きで大学を選んだ事を合格してから気づいた。
6歳年上の姉がいる僕は小学校の時から友達と趣味が合わなかった。
音楽。漫画。アニメ。6年分みんなの先を行ってる気がしてた。
趣味を合わせようとしなかったんだろうな。
合わしたくなかったんだな。
もちろん中学時代もそんな感じ。
高校になると、詳しい人は詳しい。趣味合う人が一定数いて、なんか悔しかった。
自分が普通みたいだったから。
だから、音楽をやってたし、美大の道を決めた。本当は好きな事なんか無いのに。
「自分が普通なのは許せない」
これが自分の人生のど真ん中にある