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「ぜひAIUに来てほしい」と言われた私が大事にしていた2つのキーワード

こんにちは、国際教養大学(AIU)21期生のババヘラです。
ついに今日入学式が行われ、晴れて正式にAIU生となりました!

そんな私が受けたグローバル・ワークショップ入試は、
倍率22.4倍と、クラスで2人受かるかどうかという高倍率でした。

私が最後の5人に残れたのは、
ある2つのキーワードを念頭に置いていたからだと思います。

その甲斐あって、
AIUの教授が「ババヘラさんは優秀だからぜひうちにほしい」と
おっしゃってくださっていたそうです。

おまんじゅうの下に小判を敷き詰めて渡したわけではありませんよ。

今回は、教授からそんな言葉を引き出せるかもしれない
2つのキーワードをご紹介していきます。

キーワード1:軸

推薦や総合型と同様に、グロショは自分の「軸」が重要になってきます。
ここでいう「軸」とは、入試の間一貫して大学側に見せ続ける自分の価値観です。

特にグロショは、自分と向き合う時間が長くなるため、
なんとなく進めてしまうと軸がブレてしまいがちです。

しかし大学としては、5人しかない枠を
「なんとなく」で受けようとしている人に渡すわけにはいかないでしょう。

私の考えでは、受験生の熱量まで買ってくれるのがグロショです。
わざわざそこまで評価してくれるのに、肝心の熱量がイマイチだったら、
その受験生をグロショでとる必要性は下がります。

したがって、グロショでは明確な軸がある方が強くなります

新しいことを学んで自分の考えが変わるのは悪いことではありません
(私もエントリー後に留学したい国が変わりました)。
しかし、これといったきっかけもないのに何度も気が変わるのは、
その軸への熱量がさほどないということです。

とはいえ、AIUの受験生は比較的ラッキーだと思います。
なぜなら、幅広い学問を学べるAIUでは、
「やりたいことがまだ決まっていないから」というのも軸にできるからです。
現に、そのような理由でAIUに入学したという話を何度も聞きました。

この軸を採用する際は、
「なぜAIUでなければいけないのか」についての答えを
より周到に用意する必要があります。
「それ、他大学でもできるよね?」と言われないように注意してください。

私の軸は、「文化理論の研究者になる」でした。
「なぜAIUでなければいけないのか」
「なぜこの課外に取り組んだのか」などの問いへの答えは全て、
最終的にこの「文化理論の研究者になるため」に集約されました。

確固とした自分の軸を見つけるには、
自己アピール書を準備してしまうのが手っ取り早いです。


思うに、グロショ合格者は、そのスキルや実績はさることながら、
高3の5月時点で自分の軸を整然と説明できる点で抜きんでています。

そもそも、この時期に自分の軸を定めることはとても難しいのです。
それでもそれができてしまう人材を求めているのが、グロショではないでしょうか。

軸がブレるからといって嘆くことはありません。
そこから得る学びも大いにあるでしょう。
ただ、今のところ軸がブレブレ、という人には、
グロショ以上に向いている入試があるかもしれません。

キーワード2:差別化

自分の軸は、「なぜ自分がAIUに入りたいか」を主張する足掛かりとなります。
しかし実際のところ、それだけでは受かるかどうか微妙でしょう。

大学に入るには、自分が入りたいと思っているだけでは不十分です。
それ以上に、大学側に「この人ほしい!」と思ってもらわなければいけません

そのためには、数多の受験生の中で突出している必要があります。
特にグロショでは、一般入試でとれないような人を探しているはずです。

少々辛辣な言い方をすれば、
お勉強ができるだけの没個性ちゃんは、一般入試で間に合っているのです。

並み居る受験生の中で目立つ方法は2つあります。

1つは、高レベルの実績を残すこと。
例えば、全国大会で入賞するとか。TOEFL110点をとるとか。
しかし、これらは「できたらとっくにやってるよ」というレベルだと思います。
努力だけではどうしようもなく、運も大きく影響してくるでしょう。

もう1つは、オリジナリティあふれる活動をすること。
「ナンバーワンにならなくてもいい もっともっと特別なオンリーワン」とは
よく言ったもので、
ハイレベルな戦いができないなら、
誰にも真似できない戦法をとればいいのです。

これには、ボランティア活動など、
自分で一から立ち上げる企画がぴったりです。

活動内容はカスタマイズ自由ですし、
そこから得た経験はあなたにしか語れません。

以上のように、
「自分にしか書けないことは何か」
「自分が他の受験生と違うところは何か」を意識しながら受験する
と、
大学があなたをとるメリットは明確になると思います。

おわりに

まとめると、

軸:   自分がAIUに入りたい理由
差別化: AIUが自分をとるべき理由

といった感じです。

今までの記事もこれらを念頭に書いてきたので、
このキーワードがにじみ出ていたかもしれません。

先日、今年のグロショのテーマも発表されましたね。
みなさんも、ご自身の魅力を余すことなく伝えてましょう!

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