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北九州テイクアウトマップを作ってみた5

前回の記事から約1か月が経ちました。これまでの記事はこちら。

この1か月で状況は変わってきており、いわゆるコロナショックからウィズコロナへの移行が進んできていると感じています。

そうした中で、北九州テイクアウトマップの状況や、今後取り組んでいきたいことなども少し書いておこうと思います。

北九州テイクアウトマップの状況

北九州テイクアウトマップの掲載店舗は現在、約430店舗。これは、北九州市内飲食店数の約8%にあたります。この割合が大きいか少ないかの判断はお任せしますが、ボランティアベースで2か月程度で取り組んだにしては、多少は健闘した方ではないかと考えています。
いわゆるグルメサイトとしてローカル(福岡・北九州)での有料掲載なども進めているナッセ北九州が446件(6/14現在)ですので、その店舗数とほぼ同程度と考えると、逆にこれだけの数の有料掲載を集められているナッセの凄さが分かります。ちなみにhotpepperで「北九州」と検索すると6500件。桁が違いますね(本当に市内の掲載だけかはわかりませんが)。

そして、閲覧数については、2か月間類型では約5.8万ユーザー、90万PVぐらいです。とはいえ、最近は毎日300~500ユーザーぐらいでしたので、緊急事態宣言解除後の動向としては減少傾向ですね。(1日300~500というのもそれはそれですごい数なのですが)

もう一つ、ちょっと興味がわいてデータを分析してみたところ、やはり初期に登録されている店舗の方が、回数は多く閲覧されていたようです。

あえて店名は出してません。ランキングについても出す気はないです。
根底にあるのは、この仕組みは「共助」のための物であり、競争を生むためのものではないからです。飲食店は地域に支えられている、と言われますが、逆に、地域もまた、飲食店に支えられていると考えており、その支える側同士を競わせるのはいかがなものかという思考です。(繁華街などは話が別でしょうけど)

周りの状況

暑くなるにつれて、食中毒のリスクが高まっています。
この中で、デリバリーを行う有志団体や企業が現れ始めました。
そういうサービスへのリンク機能を追加しています。

また、知人であり本職(事業コーディネーター)としてもお手伝いしている㈱ハピクロさんが、デリバリー向けHACCP対応IoTシステムの開発を始めており、その一環で上記サービスの一つ「黒崎LunchBox」と連携して実証を始めたのは、趣味と本職が関連づいた感じがします。

次の一歩へ、その①~飲食店向け無料スマホサイトテンプレートを作った

400店舗ほどの登録作業を進めていく中で、痛切に感じたのは、店舗毎の発信力の差です。もちろん、投資しているところがそのリターンを得る、というのは正しい姿なのですが、一方で、魅力ある店舗でも自身のサイトを持っていなかったり、掲載されている情報が足りていなかったりしました。
テイクアウトマップ掲載時にはそういう情報もある程度ネット上から拾い集めて補填していたのですが、根本的には、飲食店のオーナーが自分自身で気軽に作って更新できるような仕組みが必要なのだろう、と感じました。

ので、ちょっとテスト的にテイクアウトマップで使った仕組みを応用して作ってみました。

こちら、glideのテンプレートとして登録していますので、Googleアカウントを持っている人なら、だれでも自由にコピーして自分ように作り替えられます。※実際の飲食店に了解を得て元データとしていますので、コピー時にはきちんと書き換えてください。

glideはGoogleスプレッドシート=オンライン上のExcelライクなサービスでデータを管理していますので、Excelが使えれば飲食店の方も無料でこの仕組みが使えます。
最初の設定は少しハードルがあるかと思いますが、近日中にマニュアルも公開しようと思っています。

この辺りは、マニュアルが出来次第、また詳しい記事を書きます。

次の一歩へ、その②~リアルオンライン飲み会の開催

リアルオンライン飲み会って何だ?というと、オンライン飲み会の良さを活かしつつ、リアル飲み会の良さも、というコンセプト。
オンライン飲み会って、楽しいは楽しいんですけど、やっぱデメリットもたくさんあるじゃないですか。
家族の目が気になったり、自分でお酒を用意しなきゃいけなかったり、かといって飲みすぎたり、食べ物も出来立て食べられないし。かといって、このご時世リアル飲み会にも早々は戻れない。
だとするとハイブリッドなニューノーマルを考えたらどうだろう、と。

要は、各人が居酒屋からオンライン飲み会に参加する形で。
そうすると、少なくとも家族の目は気にせずキャラの切り替えも出来るし、家族側も騒がれなくて良いし。美味しいお酒や食べ物は注文するだけで持ってきてくれる。
そうすることで飲食店側も多少なりとも売り上げにはつながるし。いきなり全部をオンラインってのは無理があると思うので、こういう混合型って試せると良いんじゃないかな?とか思ってます。
イメージ図はこちら。

これは、まず私の知り合いだけで実験的にやってみようかと思ってます。
やる条件的にはこんな感じです。

<お店側>
・個室または半個室の席があること(小さなお店なら一名貸切とアリかもですが、さすがにお願いしにくい…お店が休みの日ならまだあり?)
・お一人様でも嫌な顔せず使わせていただけること
・実験参加店舗としてお名前を出すことに同意いただけること
・なるべくWi-Fiが使えること(キャリアWi-Fiでなく、パソコンから繋げられること。スタッフ用のWi-Fiを限定的に使わせていただける形でも)
・インタビューに協力いただけること
<飲み会参加側>
・一人で参加していただける方
・スマホ、パソコンなどでzoomが使える方(場合によっては別ツール)
・飲み代は自己負担いただける方😅
・参加中のスクショで顔出しOKな方
・アンケートにご協力いただける方
・批判、非難だけではなく前向きな取り組みを作りたい方
・糸川の知り合い😉

これも別にビジネスでやっているわけではないので、こうした取り組みにヒントを得て、飲食店側やIT企業側が何かしかの仕組みを作ってもらえれば良いかな、と思ってます。

そんな話をつらつらとFacebookに書いていたら、ありがたいことに「ウィズコロナ時代のDXプロジェクトマネジメント」とかいう大仰な演題の講演会にお呼びいただきました(汗)

この中で、テイクアウトマップを中心にお話しさせていただこうかと思いますので、ご興味のある方はお申し込みくださいませ。
また、どこそこで話してほしい、とかいうオーダーがあれば、基本的には包み隠さずお話しさせていただきますので、お声がけくださいませ。

本日はこんなところで。

いただいたサポートは、地域の課題をITの力で解決するITコミュニティ「Code for Kitakysuhu」の活動や、北九州市内のテイクアウト情報を提供するサービス「北九州テイクアウトマップ」の運営に充てさせていただきます。