見出し画像

自分を生きる

#はたらくってなんだろう

年が変わり、1月の中旬。やっと今年の壁掛けカレンダーを選んだ。

なかなかピンと来るデザインの物がなくて、ネットサーフィンしながら探し回って、初めて見るサイトで一目惚れしてポチったカレンダー。そのサイトは180名ものクリエイターさん達が雑貨を製作しているとことで、他にも魅力的な凝ったアイデア商品がたくさんあった。

先日めちゃくちゃ楽しみにしていた商品が届いて、私は驚いた!!

そして、感動した!もはや震えた))))

壁掛けカレンダーって、大体の物がくるくる筒状に巻かれて届くじゃない?だから、そうだと思って受け取ったら、ガッチガチの四角い板なの。これは、もしや…と包装を開けると、やはり板紙の上にご丁寧にカレンダーが居心地良さそうに寝ていたのだ。しかも、カレンダーは薄いベールを纏いながら。。。( ˘ω˘)スヤァ

板紙とカレンダーは同じサイズだったけど、そのベールはやや大きくて、それもご丁寧にカレンダーの内側に綺麗に折られていた。カレンダーはもちろん、ベールにも、しわ1つ付いていなかった。これ、衝撃!丁寧にもほどがある。(心鷲掴み)

包装から挨拶・商品説明のハガキに加え、もう1つハガキのような物が落ちてきた。何かと見ると、「ori-hagaki」というそのクリエイターさん達が作っている折り紙のように折れるハガキがおまけしてあったのだ。

その時、心がほわほわ~とほぐれて、口角がスーッと上がり、目尻がいつも以上に垂れた…

この1枚のカレンダーを買って、こんなにも心を揺さぶられるなんて思ってもみなかった。「わあ~プロにやられたなー」と見たこともない人達に心を射抜かれた気分。ほんとに、「買って正解だった!」と満足感で満たされた。

その時にふと、「これがはたらくってことかも…」と気付いた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「はたらく」には、様々な意味がある。お金を稼ぐため、社会経験をするため、世の中や人のため、地位や権力のため、安心のため、やりたいことをやるため、挑戦するため、、、、

たくさんの職業があって、それぞれが今もこうして「はたらいて」いる。「はらたく」ことが誰かのためになることは、きっとみんな分かっている。誰かの働きかけによって、世の中は回っていると知っている。

「自分のやりたいことをやれ」って、よく聞く言葉だけど、本当にやりたいことをやっていいの?それで自分は満たされるかもしれないけど、周りはうまく回るの?

この言葉を聞くと、いつもそんな疑問ばかり浮かんでいたし、「やりたいことと自分らしいことは少し違うんだな~。」なんて、自分の気持ちが離れたところにある気がしていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「自分のやりたいことをやれ」ではなくて、「自分に似合ったことをやれ」の方がいいんじゃない?と私は思う。

ここで同じような意味で「役割」という言葉が思い浮かぶ人もいるかもしれないけど、「役割」と「似合ったこと」は全然違う。ほんとに、全く違う。

今の職場の話になるけど、私の上司は優しくて、パートさん達の意見を決めつけようとせず「そうなんだね、じゃあどうすればいいと思う?」と、よく話を聞いてくれる人だ。逆に言うと、素早く判断しリーダーシップを取って部下に指示ができない人だ。上司は上司で、ときどき「どうすればいいか、分からないんだよね」とつぶやいている時がある。我々部下は非常に困る(笑)

そんな上司が、挑戦してみたいことはあるかと責任者から聞かれていた時に「ケアマネージャーがしてみたいです」と即答していた。ケアマネージャーとは、簡単に説明すると、介護保険を使用している人とサービスを提供している事業所などとの調整役である。かなり上司らしい発言で、思わず笑った。上司や責任者はやってみたいことを選ぶのか、それとも役割を全うして似合う上司になろうとするのか…。

「役割」が「似合ったこと」になるかもしれないけど、必ずしもそうなるとは限らない。ファッションもそうだと思う。「着たい服」と「似合う服」は違うし、「着たい服」をずっと着続けたら「似合う服」になっていたりする。しかし「似合う服」になるまで、周りから何を言われようと着続ける勇気と覚悟とメンタルが必要かもしれない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

自分に「似合ったこと」とは、「自分の才能が発揮されること」と言い換えられるんじゃないかな。

今回、私が届いたカレンダーにかなり感動したのは、クリエイターさん達がその才能を遺憾なく発揮した賜物に触れたからだと思う。クリエイターさん達の苦しみや何かへの犠牲が感じられなかった。製作や商品への純粋な心遣いに包まれていた。

”はらたくってなんだろう”

それは「自分自身を発揮すること」なのかもしれないなと感じる。

持って生まれた才能というか、溢れ出るパワーが発揮される仕事に出会うと、きっと、お客様や家族を笑顔にできるし、何かを犠牲にして苦しまずに済むし、おまけを1つ付けちゃう余裕すら生まれて、見る見るうちに相乗効果が得られそう!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「はたらく」ことにマイナスイメージを持っている人を少なくない(私もマイナスイメージがある)けど、「自分を生きる」ことに似ている。

余談だが、2021年4月より、私は新しい働き方をする予定。確かに「やってみたい」ことを始めるんだけど、前から褒められることが多かったことだし、私自身も「自分らしくて好きな仕事かも」と思うところがあった。

私は自分自身を発揮して、周りが満たされるように、今日もこれからも「自分として」はたらいていこうと思う!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?