見出し画像

年末年始の営業&今年の総括

12月は例年どおり、1カ月間クリスマスコースになります。
そして、今年はおせちにチャレンジしている関係で、レストランの営業は12月25日まで。そこから30日までおせちづくりをさせていただき、31日に店頭にてお受け渡しをして、わたしたちの2023年は終わります。
2024年新年は1月6日からの営業となります。

まとめますと・・・

・12月7日~25日までクリスマスコースにて営業
・12月25日でレストラン営業終了
・12月31日(14時‐15時)おせちお受け渡し
・1月6日よりレストラン&ホテル営業スタート

となります。

さて、平日ランチ・ディナー各1組、週末2組のスタイルにしてから1年が経ちました。最初はどうなることかと思いましたが、わたしたちはもちろん、ゲストの皆さまも広い空間を独り占めする贅沢な時間と空間を楽しんでいただいているように思います。

平日1組にしたことで、お子さまだけでなく、弊袋も旅と裸足も、愛犬同伴OKにいたしました。最近はわんちゃん連れで、お食事と宿を楽しんでくださるお客さまが増えています。


また、今年は「Tabelog Reviewer Award2023」、「Gault&Millau Japan」、そして、まさかの「Destination Restaurants2023」とびっくりするような評価をいただき、その影響もあってか外国からのゲストもずいぶん増えました。英語力にまだまだあわあわしておりまして(汗)、これは来年に持ち越す課題のひとつです。


ファインダイニングとしての成長を目指す一方で、レストラン文化の裾野を広げたいという想いもあり、月イチカジュアルサンデーランチもはじめました。
結果、レストランにまだ慣れていない若いお客さまが足を運んでいただける機会となり、こちらは来年も続けていく予定です。



10月には久しぶりに映画の上映会も開催することができました。生態はいまだに謎が多く、神秘の魚といわれているイワナの生態系の危機に迫ったドキュメンタリー映画『ミルクの中のイワナ』です。
イワナは信作シェフのスペシャリテで使われる素材でもあり、なかなか語られることの少ない川魚の生態系について考える機会を設けたいと開催。素晴らしい上映会になりました。
自主上映会のスタイル中心の映画ですが、映画館での配給もはじまるそうですので、ぜひお近くで上映される際はご覧ください。


忘れてはならないのが、完全放牧自然牛「ジビーフ」に会いに北海道十勝の様似町へと旅したことです。ジビーフを育てる西川奈緒子さんとは10年近いお付き合いになり、わたしたちはジビーフといっしょに成長をしてきたという同志みたいな存在です。
今でこそグラスフェット牛や経産牛、熟成肉、放牧牛など理解をしてくださる方も多いですが、わたしたちがレストランをはじめた当初はなかなか伝えることが難しかったのです。畜産の技術、料理の技術、おもてなしの技術をそれぞれ高めることで、共に成長してきたジビーフに会いに行く旅は感激もひとしおでした。
これからも大切に育てられた畜産をわたしたちは自信を持ってお出ししていきたいと考えてます。


来年はどうなることやらですが、変わらないこと、変わっていくこと、柔軟に、大いに楽しみながらやっていきたいと思います。

2023年もありがとうございました。2024年もどうぞよろしくお願い申し上げます。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?