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2023.4.30

久しぶりに恋人の家に遊びに行った。
私の家から彼の家まで、2時間くらいかかる。遠い。
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家について間もなく「この本の話、したことある?」と、髙木美佑さんの『きっと誰も好きじゃない。』を手渡された。

髙木美佑さんがマッチングアプリで出会い、実際に会った男性について書いた文章と、それぞれの男性にお願いして撮ってもらったご自身の写真が纏められた1冊。

「この本買った時に、どこかで見たことある方だな〜と思ってたら、MOROHAの『バラ色の日々』のMVに出てる人だった。MVの監督の元恋人だった。MV用に撮影したんじゃなくて、監督が付き合ってた時に撮った写真と映像がMVになってた」

一緒にMVをみながら、こんなに可愛い姿を写してくれる恋人と、なぜ別れてしまったんだろうと思って、泣いた。
同時に、確かに写真や映像には、相手との関係性が映るな、と思った。

「私もマッチングアプリして、この本みたいなことしたいな〜」と言ったら、「え〜〜〜!止めないよ!止めないけどね!ついていくよ」と言われた。
いつもいい加減なこと言って、ごめんね。
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一緒に滋賀県で作ったお皿が届いたので、開封した。
自分たちで作ったとは思えない、つやんつやんなお皿が届いた。うれしい。
どんぶりで、タコライスを食べた。おいしかった。


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家でのんびりした後、新宿に映画を観に行った。
彼は映画を観ながら、ノートに色々書いていた。
真っ暗な映画館で、文字書くの、むずかしくないのかな。

初めてふたりで会った日も、彼はライブを観ながらノートに色々書いていた。
私は隣で「どんなこと書いてるんですか」と聞こうか聞かないか少し迷って、密かに「いや、聞かないでおこう。彼が彼自身と対話する場所がノートなのだから、何も聞かないようにしよう」と決めた。

恋人同士になってからも、聞かないことを続けている。
彼をひとりにしないことが、今の私にできることだけど、同時に、彼のひとりの時間を守ることも、今の私にできることだと思っている。
彼にこれを言ったことはないし、どう思ってるのか分からないけど。
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5月から新しい生活を始める私へのお祝いに、川内倫子さんの『りんこ日記』をもらった。

私もInstagramで日記をつけてみることにした。いつまで続くかな。

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