着ぐるみを脱ぎたい

昨晩から情緒が不安定でいつでも涙腺崩壊しますの状態に突入してしまった。

夫に話を聞いてもらっているうちに自分の本音の部分が露わになった。
もう随分長い間自分の本音をどこかに隠して上っ面だけで生きてしまっていたのかもしれない。

風の時代だとか、自分らしく生きようとか、いろんなことが言われているけど
自分らしさを知っている人がどれほどいるんだろう？

自分らしさを知らずして、どうやって自分らしく生きるんだろう？

私は自分を知っているつもりでいたのだが、じつは自分を全く知らない方の人であった。というよりは、知る瞬間は何度もあったのだが、すぐに忘れてしまうというのが本当かな。

いつでも楽しそうにしてないと人はついてこないよ。
とか
落ちてる時はそれを出しちゃいけないよ
とか
マイナスオーラは出しちゃダメ
とかとかとか
言われることにいちいちそうだよね。そうかもしれない。
私、ダメだなとか納得しちゃって人の意見を受け入れて自分を隠していった

そうやって自ら選んで積み重ねた作業で出来上がったのが
現在の”着ぐるみを着たわたし”である。

表面を飾った嘘だらけの言葉しか書けなくなっていた。
だから、書いていて気持ちも乗らないしつまらない。

何度も書いては消して書いては消して。
そうやって自分を消していった。

deleteキーを押し続けると本当はどうだったのかさえわからなくなるらしい。
自分で自分を騙し続けることに成功し続けた。

そして、ついに行き止まったのである。



マイナスとプラスは共存している。
私はマイナスを消そうとし続けて、バランスが崩れてどちらも消えてしまったようだ。

しばらく、着ぐるみを脱ぐ作業が必要だ。
まずは、落ち着こう。