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注射で泣く子ども・泣かない子ども。親ができる3つの工夫

子どもが病院や歯医者を嫌がる、診察の時に暴れてしまい困ってしまう、という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

今日はそんな場合の子どもへの関わり方のポイントを書きます✏︎

注射されても泣かない子ども

我が家の子どもたちは食物アレルギーがあります。そのため毎年アレルギー科で血液検査をしており、今日がちょうど年に一度の採血の日でした。

採血って、見えるところに針を刺すから、予防接種なんかよりも怖いですよね?

でも、我が家の息子たちは、今日の採血でまったく泣きませんでした。ちなみに1歳の時から、採血のほか、予防接種や歯科健診でも泣いていません。(耳鼻科の鼻の吸引は何度か泣いていました)

子どもが泣きたかったらもちろん泣いていいのですが、注射の時に暴れてしまうのは危険です。暴れると看護師さんたちに押さえつけられて針を刺されることになり、失敗する確率も上がるし、そうした経験がトラウマにもなりかねません。

そうしたことが起こらないように、採血や注射の前には、必ず3つのことを意識しています。

その3つとは、子どもに【①見通しをもたせる】【②望ましい行動を教える】【③頑張ったご褒美をあげる】です。

①子どもに見通しをもたせる

まずは事前に、できるだけ具体的に、何をどんな風にされるのか伝えます。

例えば採血だと、「お医者さんに行ったら、腕のこの辺りに、注射をするからね。針を刺して、少しチクッとするよ。」のように言います。

もちろん「やだ注射したくない」となります(長男も現に昨日そう言っていました)。

でも、そういう反応が返ってくるのが面倒で注射することを隠していったりする方もいると思いますが、それはまったくの逆効果です。

皆さんも「注射しないよ」と言われていたのに、診察室入っていきなり「はい腕出して。注射しますからね」って言われたら嫌じゃないですか?

見通しを伝えていないことで、病院に行く度に「またされるんじゃないか」と恐怖や不安が煽られてしまうのです。

だから、やはり事前に伝えて心の準備をしてあげることが大切です。そうすることで、怖いことを乗り越えられたという自信にもつながっていくのではと思います。

②望ましい行動を教える

つぎに、子どもに【どうしたら良いのか】を伝えてあげます。

例えば採血なら「腕を動かしちゃったりすると、針が違うところに刺さったりして痛くなっちゃうよ。腕はまっすぐのままにしてね。そうしたら、痛いのすぐに終わるからね」などと言います。

大人は「暴れちゃダメよ」など【してはいけないこと】ばかり強調してしまいがちですが、子どもに望ましい行動を教えてあげた方が、行動変容には効果があります。

とはいえ、腕をまっすぐにしたまま針を刺されるのは怖いことなので「怖くなったら、深呼吸してね。息を吸って、ゆっくり吐くよ」なども伝えました。

5歳のおにいちゃんは、診察室から出てくると「泣きたかったけど深呼吸した。」と言っていました。

③頑張ったご褒美をあげる

最後に、子どもが頑張ったら、それをちゃんと認めてあげたり、ときにはご褒美をあげることも大切です。

特に予防接種や採血は、子供にとっては痛いばかりであまりメリットが感じられません。だからこそ、頑張ったらご褒美を用意しておくことで「怖いし嫌だけど・・頑張ってやってみよう」と思えるのです。

①の見通しを伝える時に、採血の後にはご褒美が待っていることも教えてあげると、子どもにとって頑張るモチベーションになります。

ちなみに、今日の採血のご褒美は大好きな(普段食べることを許されていない)ペロペロキャンディー🍭でした。前日に本人たちに「どれにする〜?」と選ばせておき、楽しみを作っておいて、今日の採血の直後にあげました。(写真はまさにその飴を舐めているところ)

2歳の弟には念のため、採血直前にも飴をみせて「注射したら、これ食べようね」とチラつかせておきました。

先生も看護師さんも、さすがに2歳くんが泣かなかったことは予想外だったようで「絶対泣くと思った」「悟りを開いているようでしたよ」と口々に言っていました。

まとめ

さて、今日は注射の前のひと工夫について書きました。

子どもの病院嫌いに困っている方がいらしたら、ぜひ一度お試しください!!

また、どんな問題行動に対してでも【①見通しをもたせる】【②望ましい行動を教える】【③頑張ったご褒美をあげる】というポイントは一緒です。

どうしたらいいんだろう・・と悩んだ時に、この3つのポイントを思い出して頂けたらと思います*

どうかこの記事が、困っているお母さん、お父さん、先生の役に立ちますように。そして、今よりもうちょっと、子どもとの良い時間が増えますように。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。


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