📚最強の布陣で戦わない選択肢はない📚どりかむ図鑑～こあら店長・たじー 後編～📚

株式会社どりーむずかむとぅるーのメンバーについてご紹介する「どりかむ図鑑」。

今回は10月から中野新橋の「こあら」店長となった田島さんをご紹介！前編では経歴や自身の今までとこれからの役割について聞きましたが、後編では店舗の強みは何なのか、今後どうやって戦い、どうしていきたいのかについて話してくれました。

最後の広島弁の〆の言葉にも注目です！

株式会社どりーむずかむとぅるー
「こあら」店長　たじー（田島）
どりかむ入社後、「こあら」と「まら」の副店長を経て今秋から「こあら」の店長に就任。「まら」ではスイーパーだった自身がオフェンス揃いの「こあら」で勝負に挑む、今後のトラディショナルどりかむ事業を背負うキーマンのひとりです。

ポテンシャルの塊「こあら」で勝負する

－「こあら」の店長になって、どうですか？「まら」で働いてて「まら」の店長になるならなんとなく流れがわかりますけど。異動と同時に店長昇格ですもんね。

ぼくだってそう思ってますよ（笑）

（ゆうじ/黒黒黒部門統括：どりかむあるあるだよね。）

そうですね、なんか「こあら」をよくしたいもんね、ふつうに。「こあら」がよくなれば会社もよくなるし。それこそ売り上げで言ったら、いまは「まら」のほうが強いけど、昔は「こあら」のほうが強かった。高円寺が阿波踊りの日に負けるくらいで。

－今はどうなんですか？

いまは「まら」がやっぱりすごい強いよね。高円寺芸人の影響やSNSや。

（ゆうじ：メディアの影響が強いよね。）

－「まら」が開店してどれくらいで売り上げがついていったんですか？

もともと「音飯（まらの前身となる店）」時代に幸佑さん（どりかむ代表）と高橋さん（どりかむ副社長）が培ってきたものと、高橋さんがむちゃくちゃSNSに力入れてて、それがいま響いてる感じかな。

だから、やっぱりInstagramとかってすごいね。

－「こあら」のほうが売り上げが勝っていたっていう時代は、なにが強みだったんですかね？

当時、店長と副店長のぼくとって社員が2人しかいなかったんで、気合でした、ただの。ずば抜けて売り上げ残そう、っていう。完全にノリだね。マンパワー。

－当時も今も「こあら」のお客様の層は中野新橋に住んでいる方々、っていうのは変わらないんですよね？

（ゆうじ：たぶんでも、中野新橋に、こあらみたいに食べ物も酒もあってっていうお店がなかったんじゃないかな。高円寺って競合も多いし当時はまらは新店舗だったし最初は苦戦してたね。）

－いまは中野新橋に「こあら」の競合も増えてるんですか？会社としても地域ナンバーワンをスローガンに掲げてますよね。

なれるんじゃないかな。

（ゆうじ：こあらはなれるよ。ポテンシャルがある。料理もスタッフの経験値も高いし。）

これでナンバーワンなれなかったらまじでもう腹切ります。全員で（笑）

（2cm：介錯ゼロ笑）

ぼくが介錯するから、泣きながら、すまん！って（笑）

（ゆうじ：大丈夫、いけるよ。全然いけるよ。）

－いまの「こあら」に足らないものというか、オフェンシブとして上乗せしたい部分ってありますか？

むっちゃくちゃありすぎるから、むしろ足らないことのほうが多すぎる。

ただ、足らない部分を補填しなくても今までの「こあら」の歴史があるからなんとか戦えるんですよ。ただ、それだと大勝ちもしないし、大負けもしない感じになるから。どうせならね。何やってもぜんぶプラスなんですよ、いまの「こあら」って。

そもそもできる人間しかいないし、経験してる人間しかいないし、考えられる人間がむっちゃいるから。そういう人間が集まっているのに戦わない理由がない。絶対。ここで一気に「メニューを一新します」とか「内装変えます」とかそれこそ「山形料理じゃないです」ってやったとしても負けない。

またこのメンツが変わったら変わってくるよね、それだけは阻止しないといけない。

これでまた小林さん（ノブさん）が異動するとかなったら、、、、なったら、ダメよ！（笑）

（ゆうじ：いま、すごくいいよね。）

－チームは揃ってるんですね。

やっぱ、士気高いっすよね。もともと士気は高い人たちなんだけど、ディフェンシブだったから。

－ボランチを担ってたたじーだからみなさんの良さを引き出すことって得意そうですよね。

才能だと思いますよ。

．．．（笑）

人に恵まれてると思ってるんですけど、恵まれてるところは確かにあるのかもしれないけど、ぼくの才能ありきっていうところがあるんじゃないかな。

いいじゃんこれくらいビッグマウスでも（笑）

（ゆうじ：まじめな話、どりかむにはたじ君みたいな人、少ないよ。個性的な人が多いから。）

－みんなをぐいぐい引っ張る、声が大きいのとはまたちがうタイプのリーダー像がありそうですよね。

ぼくなるべく何もしたくないから。みんなやってくれないかな、って。

（ゆうじ：たじ君の場合は、やれちゃうから。なんでもやれちゃう人だから。全部できるからさ。）

楽しい、を伝染させていって居心地の良い空間をつくる

－いいですね。「こあら」すごい楽しそう。

（ゆうじ：めっちゃいいよ、いまのこあら。いまのこあらは居心地がよくて。いま一番安定感あるよね。みんな経験値高いし。いかにまらを越えてやろうって話してる感じもめっちゃいいし。）

－実際に「こあら」のメンバーでそういう話もされるんですか？

うん、いま一番話をしてる時期ですよ。

（ゆうじ：俺もこあらメンバーじゃないから直接は関係ないけど、まらに勝ちたいよねって話してるよ。なんかこのメンバーで勝ったら最高じゃんっていうのはある、負けたくないよね。）

－本拠地となる旗艦店「まら」に比べて、情報が届くのにタイムラグが生じたりとかいった物理的距離による障害はあるんですか？

いや、別に。

やっぱ、離れてるからっていう心配事はありますけど、それを言ってしまったら今後ほかにも新店はできていくわけで、そういうことを不安に思うとかじゃなくて、それぞれのエリアで勝手に盛り上げていくしかないから。

－「まら」と「こあら」の意図的な差別化や、おなじトラディショナルどりかむ事業である共鳴とか、そういうのって意識されてるんですか？

特に「まら」メンバーと話すことはしないけど、もともとちがうし。ちがうのがいい部分でもあるので。

メニューを寄せていくとか「まら」の料理を完全にこっちでもやりますってなったら「こあら」じゃなくなっちゃうし。

「こあら」のいいところを「まら」にも持っていくよって、お互いのいいところをすり合わせていって、もともとあった店の良さっていうのは変える気もないし、それが各店舗のカラー分けにもなるし。

－さっきゆうじさんからも「こあら」は居心地がいいって話が出ましたけど、たじーの思う「居心地のよさ」ってなんだと思いますか？

ぼくが居心地いいのは、スタッフ全員がやりやすい環境。

不満がなければ楽しいし、表情もよくなるし。それができてるとお店の雰囲気もよくなるからお客様にもいい影響を与えられるから。

とりあえずぼくらが楽しくできなきゃ成立しない話だから。言ってしまえば、ぼくが楽しいと思ったらみんなも楽しいと思えて、そういうのができていければ居心地よくなってくのかな、と。

－そのために意識的に行ってることってあるんですか？

スタッフ同士のコミュニケーションは大切にしてるんじゃないですか。

なんなんだろ、ギャグも言うし、雑談もあるけど、あまりにもそれをやってたらお客様も嫌な気持ちになるから絶妙な感じではあるけど。

基本的に「こあら」のスタッフってあんまり雑談する感じじゃないから異動した当初はみんな静かだなって思いながら働いてたけど。いまは増えてきてる。

－もともと人付き合いが得意ではあるんですね。

むちゃくちゃ人見知りだけどね。

－どりかむの魅力ってなんですか？（突然）

どりかむの魅力！？

どりかむの魅力．．．？

．．．どりかむの魅力！？

ちょっとみんなで話してて、どりかむの魅力について考えるから。（といって、ノブさんに相談開始）

（2cm：スタッフもいいけどお客様もいいと思うな。）

（ゆうじ：おれはインタビューされても何も答えないけどね。全部うそ言うから。新宿のはずれでホストずーっとやってて！って話すよ。）

（2cm：黒黒黒の統括になったんだから、話さないと。）

（ゆうじ：あーそうだね。ホストぶりだね、統括って。）

－と、ゆうじさんの元ホスト説について談笑している間にたじーの中で答えが見つかったようです。

どりかむは未知数！未知数だから魅力。

どうなるかわからない感じ。上の人たちも「これ、いいっしょ！やってみよう！」っていう勢いがあって。

（2cm：やってどうするの、みたいな変な照れとかもないしね。やってみよう、っていう。）

－あ～～！それは大切な部分かも。

いまの2cmの、ぼくが言ったことにしておいてください。（笑）

こあらを最強にする、そして故郷・広島で店をやる

－今後、やりたいことってありますか？どりーむずをかむとぅるーしたいもの。

あー、ぼくがってこと？

それはもう地元で店やりたいですよ。広島で店、やりたいやりたい。どりかむが広島に進出してくれたらいいよね。もちろん、料理で。

ぼくが地元にあまり帰らないタイプだったんで、東京出てきて10数年分を早く取り返したいなって。

そういえばインタビューの話もらった時、ぼくは全編広島弁でしゃべるって言ってたね。今思い出したわ。

－じゃぁ最後の一言は広島弁で！

そんなのもう、名言あっからね。広島で最後の一言なんて絶対いいのあっからね。

－でもちょっと待ってください、まだ最後の言葉は聞きたくないです。なにか聞き忘れたことあるかな。

（2cm：でも居心地のよさと、どりかむのよさと、こあらの新店長の抱負と、あとなんだろうな。）

（ゆうじ：なんか2cmがまとめだしたぞ。）

－メンバーは揃ってる、勝てるっていってたじゃないですか。どうやって勝ちますか？なにで勝ちますか？

今年中に勝つのはまだちょっと難しいんじゃないか～、情報ちょうだいよ、中野新橋の。

－これを「こあら」の強みとして推していく、みたいなのは？

それはもうむっちゃシンプルですよ。

全員が受動的じゃなくて能動的に動けるようになったら、その時点でもう強いよ。自分からこういうことやっていきたい、っていう人間が増えれば増えるほど絶対強くなるから。

それができたらむっちゃ強いっすよ。

だから小林さん（ノブさん）とかも、ガンガン、料理とかもこういうのやりたいってもっと言ってほしい。

（ノブ：貯めてるの、いまちょっと。）

－貯めてるの？たのしみ～～～～～！！！

（ゆうじ：ノブさんはかなり刺客だと思うよ。）

それこそ「まら」みたいに「こあら」ももっとイベントをできるようにしたいね。

イベントごとって新規のお客様向けなものでもないし、ずーっと「こあら」を知ってる人とか中野新橋の人たちだけ集めて、恩返しもできたらいいし、「こあら」は今こういうことやってるんだぜおもろいだろ！っていうのを見て響くお客様も絶対多いから。それプラス新規のお客様も獲得。

「まら」も昔は高円寺の帰り道に通るような立地だったから不利だって言われてたけど、メディアなりSNSなりで認知されてわざわざ通ってもらえるようになったし。「こあら」のある中野新橋はわざわざ来るような場所でもないし。

－そこは勝負どころですよね。今度「こあら」にマッチした広報の方法、相談させてください。

それこそInstagramは効果が出てきてますよ！Instagram見てきました、ってお客様もチラホラ。

（ゆうじ：それこそ俺もホールでるとき、癖でなんでお店を知ったんですかって聞いちゃうけど）

ホスト時代の癖でね。

（ゆうじ：．．．あ、そう！ホスト時代のね！ちゃんと書いておいてね、これも。）

－いまホストの設定忘れてたじゃないですか（笑）

（ゆうじ：お客さんからもInstagramってワード聞くよ。）

もうインタビューは終わったんだよね？

－あぁ、そうですね！そうだ、広島弁の最後の言葉を！

あー！そうだ、2cmがいる前で言いたかったな。（2cmさんは一足お先に帰宅されました）

これね、これは絶対インタビューの最後に使ってください！

「じゃあの。」

これはなんでかっていうと、竹原慎二。日本初の世界ミドル級チャンピオンで広島出身です。むっちゃブロガーで、いっつもブログの最後に「じゃあの」って書くんすよ。

それを言いたかった。それで2cmの「あぁ、そういうことね」っていう顔まで見たかったんだけど。（愛されてますね、2cmさん）

じゃあの、って言ったら次まだ会えるのよ。またね、って意味だから。

では、じゃあの。

・編集後記・
ボランチでありスイーパーでもあるたじーがいま、オフェンシブな部分を求められています。でも、自他ともに認める人徳のあるその人柄、中間管理職を長く担ってきたからこそメンバーの魅力を引き出せるたじーなら、絶対に最強の「こあら」に導いていくんだろうな、と思わせるインタビューでした。他メンバーが楽しそうにインタビューに加わっている様子からも、たじーの人柄が感じられるのではないでしょうか。これからの「こあら」に、乞うご期待です！

＜取材・文・撮影 380＞

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