ある男子大学生の日記(2023/01/14)
オトナ
今日は幸せな日だった。
友達とカラオケに行き、20歳になった別の友達へのプレゼントを買い、手紙を書き、そして渡しに行った。
私はその後ノリで2時間歩いてから帰った。
プレゼント選びを手伝ってくれた友達は、手紙を書いている間のんびり待っててくれたし、最後にしつこく1杯誘ったら付き合ってくれた。
そして誕プレを渡した友達は、急に連絡したのに身支度して顔を出してくれた。
みんな、私の気まぐれなワガママに付き合ってくれてありがとう。
「大人になる」とはどういうことかとたまに思う。自分は幼い頃から大人びているつもりだし、年齢をかなり上に見積もられることも多い。
185cmくらいある身長と、老けた容姿と、静かな性格のせいだろうか。
でも、私は自分を「大人だな」と思うことは少ない。友達と一緒にいる時に、私だけが「サイゼ行きたい」とか「マック行きたい」とか言っている。そしてその後いい感じのお店に連れてってもらって恥ずかしくなる。
もちろん昔に比べて、成長したり、研ぎ澄まされている部分はある。表に出す性格は努力して変えてきたつもりだ。
しかしながら、芯のようなものは中高から全く変わっていない。あの頃楽しかったことは今でも楽しい。あの頃好きだった音楽は今でも好きだ。
ただ、私は昔よりも遥かに「自由で気まぐれ」になったなと思う。
「大人買い」という言葉がある。
この言葉の「大人」には、「余裕を持って、自由に、したいことをできる」と言う意味があるように私は感じる。
最近、ふらっと映画館に立ち寄ってやっている映画を観たりする。一人カラオケに行ったりする。唐突にめちゃくちゃ歩いたり、知らない駅で降りたり、めっちゃ寝たり、ポケモンを買ってきたりする。
今日は帰りに突然、横浜から新横浜まで歩くことにした。イヤホンを外して歩いてみたら、つまんなかった。つまんなかったけど、つまんなくても別に良かった。
塞がれてしまった道や、
横浜市にある嘘すぎる地名や、
新横浜を出発した新幹線。
こういうささやかな面白さを噛み締めながら歩くのも良かった。色んなことを考えられたから。
20歳になった友達に手紙を書きながら思う。
大学に入ったあなたをみて、「この人はオトナだな」と分かった。今の私はどうなんだろうか。
大人でありたいな、と思えている今日の私は、
きっとまだまだ子供なんだろうな。
最後まで読んでくれてありがとう。
おやすみなさい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?