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愛する、ということ

自分の元となっている題材でラジオをやった。
「愛しませんか?」という題材。
恥ずかしかったけれど、本気でそう思ってるからもう出すしかなかった。
そして私はこれがやりたかった。

今の職場では自分よりも20歳ほど離れた若人と仕事をしている。
話しているといろんなギャップを感じる。
しっかりしている。そしてどこか達観していて冷めている。
「世の中なんて、こんなもんっすよ」的な、今の若者らしいといえばそうなるのかもしれない。

恋愛の話をしていて、彼女はいるけど1ヶ月以上会ってないという話になった。
単純にびっくりした。
その子の特異なパターンなのかもしれないけれど、私には全くない感覚にびっくりした。

他人に興味がない、という。
そして、他人も自分に興味ないだろうとも。
それは達観なのか、諦めなのか、寂しさなのか、私にはその心中はわからない。
だけど、私がその子に色々質問すると、楽しそうに嬉しそうに自分のことを語る。
その姿が、全てを物語っているような気もしている。

無関心は辛い。寂しい。
今は素直に「寂しい」をいえない時代のような気もする。
「寂しい」はダサいのか?そんな気さえする。

そんな彼らに、私の話した内容がどう響いたかはわからない。
いろんなことがあって、もしくは時代のせいで、愛することを諦めてしまっているのなら、私が諦めずに体現していきたいと、老婆心ながら思っている。
彼らがどう生きていくのかは彼ら自身が決めることだ。
でもその人生の中で出会った人間の中で、1人くらい愛に熱い人間がいてもいいのではと思う。
今日、話せたことはよかったと思う。