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一日一句【菜根譚】

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📚中国明代の洪自誠によって書かれた古典「菜根譚」は、儒教や仏教の教えが込められた、人生の教科書のような書物です。🌱日本では多くの読者に愛され、実業家や政治家、著名人にも座右の銘と…
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2024年4月の記事一覧

一日一句【菜根譚】#81 『家族の絆が社会の基盤となる』: 「眷眷親情,天性倫常」の…

「眷眷親情,天性倫常」 という言葉は、簡潔ながら深い意味を持つ中国の言葉です。日本語に…

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一日一句【菜根譚】#80『家族と友人への接し方:冷静な判断と真摯な思いやり』

「從容處父母,勿以優游待朋友」 明代思想家、洪自誠の著書『菜根譚』に記された「從容處父…

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一日一句【菜根譚】#79『樹人終生計,交友要謹慎』人生100年時代、より重要になる「樹…

現代社会は、情報化社会、グローバル化、AI革命など、目まぐるしい変化が続いています。そんな…

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一日一句【菜根譚】#78『責人宜寬, 猶如春風解凍』春風に氷解く

「責人宜寬, 猶如春風解凍」 このことわざは、リーダーシップや教育の分野で特に重要視され…

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一日一句【菜根譚】#77『德澤易享,福祉難受』:真の幸福は努力の先にある

中国の古典『菜根譚』に、「德澤易享,福祉難受」というフレーズがあります。 直訳 「徳の恵…

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一日一句【菜根譚】#76『根固則葉榮、長後才成器』:子育てとビジネスにおける見守る…

根固則葉榮、長後才成器 日本語訳: 根がしっかりしていれば葉は繁り、成長してから役に立…

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一日一句【菜根譚】#75『重德則業固,心善則子盛』:徳と心の大切さ

はじめに 中国の古典には、人生の指針となるような格言や故事が数多く記されています。その中でも、今回のテーマである『重德則業固,心善則子盛』は、人生における成功と繁栄の鍵について示唆を与えてくれる言葉として、古くから多くの人に親しまれてきました。 意味 この言葉は、二つの部分から成り立っています。 重德則業固:徳を重んじれば事業は堅固となる 心善則子盛:心が善ければ子孫は繁栄する 解説 徳を重んじること 「徳」とは、道徳や倫理観、人としての正しい心遣いなどを指

一日一句【菜根譚】#74『家庭有真佛,日用有真道』家庭に真の仏陀がいて、日常生活に真…

**「家庭有真佛,日用有真道」** という禅の言葉があります。これは、「真の仏陀は家庭の中に…

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一日一句【菜根譚】#73『心体瑩然、不失本真』:誇張と本質の狭間で

『心体瑩然、不失本真』の意味 心体瑩然は、「心身が清らかで澄んでいる様子」を表す四字熟…

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一日一句【菜根譚】#72『苦樂相磨,福長久。 疑信互勘,知真理。』苦難と幸福、疑いと…

苦樂相磨,福長久。 疑信互勘,知真理。 日本語訳: 苦楽は互いに磨かれ、福は長く続く。 …

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一日一句【菜根譚】#71 『斂來清苦、毫無生機』苦しい環境だけでは、学問は成立しない

斂來清苦、毫無生機 意味: 斂來:集める、収める 清苦:清く苦しい、質素で苦しい 毫無…

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一日一句【菜根譚】#70『人生在勤,勿可虛度』諦めずに努力を続ける

人生在勤,勿可虛度 日本語訳: 人生は勤勉に努力するべきであり、時間を無駄にしてはいけな…

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一日一句【菜根譚】#69 『学道用恒心、得道一任天機』:人生を導く指針

この言葉は、中国の明朝時代の儒学者、洪自誠の著書『菜根譚』に記されています。簡潔ながら…

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一日一句【菜根譚】#68 『文道皆要拙』:真の道に通じる素朴さ

文道皆要拙 文道:文(ぶん)の道(どう) 皆:すべて 要:必要 拙:つたない、素朴 つまり、「文道においては、すべてが素朴であることが必要である」という意味です。これは、飾り立てることなく、真摯に文に向き合うことが重要であるという教えです。 **「文道皆要拙」**という言葉 を聞いたことがありますか? これは、中国の書家・蘇軾が残した言葉で、「文芸の道においては、すべてが素朴であることが必要」という意味です。一見すると、「素朴」と聞いて、技巧や華麗さを欠いた