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今期、全国青年会が大きく変わった3つのこと:全国青年会次期事業計画策定にあたって3

前回私が感じている全国青年会がおかれている状況と課題について書きました。

こうした活動とストラクチャの課題に対して、梅野会長は今期(2021年度~2022年度)の事業計画において、全国青年会を大きく変えてくれました。

全国青年会は大きく変わった

その変化を大きく分けて3つ挙げてみます。

1.ペルソナを明確にしたこと

会員像を明確にすることにより、活動やコンテンツが誰を対象として、何に有用なのか、そしてどのような形で提供すると効果的なのか、そういったフィルターがかかるようになりました。

それまでの活動はどんな会員を対象するのか、会員のどんな状況に資することができるのか、非常にあいまいなまま活動していましたが、その対象となるペルソナを明確にすることで、それぞれの委員会のテーマと対象、そしてその活動をリンクさせるようになりました。

2.「会員メリットの追求」を今期のミッションとしたこと

今期事業計画のミッションとして会員メリットの追求を掲げることで、活動の主体となる各委員会が「会員に向けて何ができるのか」というところにフォーカスするようになりました。

このミッションの大きな柱の一つであるセミナー・研修会を、今期はすべての委員会がセミナーを主催することとなりました。
ほぼ月次で各委員会がそれぞれのテーマに基づいたオンラインセミナーを開催しています。

下記セミナーは12月7日オンライン・集合併用開催
(申込受付中:締切12月2日まで)

※下記セミナーはすでに開催済み

その他オンライン会員間の交流と情報交換を図るため、オンラインでのマンスリー座談会の開催、
福祉施策や福祉制度を解説する「セイネンな2人」の配信
各委員会がそれぞれのテーマに沿った福祉に関する動画の制作
(下記、全国青年会のyou tubeサイトをクリックしてみてください)

など、それぞれの委員会のテーマと会員メリットをリンクさせたコンテンツを提供・配信しつづけています。

さらに、ベーシック認証を導入し、セミナーアーカイブや動画などのコンテンツを会員限定として、会員でなければ見ることができない仕様へと変更しました。

3.“いつでも”、“どこでも”、“すべての会員が”、青年会の会員メリットを享受できる構造(ストラクチャ)と、活動にしたこと

ペルソナを設定し、会員メリットの追求を掲げたとしても、その活動の構造(ストラクチャ)が以前のままであれば、活動がみえないこと、さらに参加しづらいことに変わりなく、全く意味がありません。

前回書いたとおり、それまでの委員会の開催やセミナー・研修会などはすべて「集合」と「対面」でしか行っていませんでした。

コロナ禍ということもありましたが、今期それらをすべてオンラインへ移行することにより(一部集合と併用開催もあり)、参加者の移動や宿泊に伴うコスト、身体的負担をかけずに、職場などどこからでも参加することが可能となりました。

また各委員会が提供するコンテンツを“会員限定”として充実させることで、私たちの活動がそのまま会員メリットへつながっていけるようになりました。

その他に紙への記入と理事長の印鑑も必要とし、さらに郵送でしか受け付けてなかった入会手続きについても、オンラインでの入会が可能となりました

さらに、それまで各都道府県青年会と全国青年会がそれぞれで行っていた会費請求についても、希望する都道府県においては一元化を図るなど、会員の皆さんや各法人の手続きが少しでも簡素化できるような見直しも行っています。

会員を主体とする活動へのシフトと、組織体制の構造(ストラクチャ)の変化は、今後も引き続き行っていく必要があると思いますし、時代や価値観の変化にもどんどん適応していかなければならないと思っています。

以上、今期の全国青年会に起こった大きな変化を、おおまかに3つまとめてみました。

次回は、全国青年会にしかない固有の価値についてまとめてみます。
次期事業計画においても、会員の皆さんに資する活動とするためにも、そうした固有の価値にフォーカスしていく必要があると思うためです。


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