「頭痛」
散文的なリゼ・ヘルエスタニ次創作短編小説。
なぜここに生きてる。
私はどこに行こうとして、どこに向こうとして
何に顔を向けるの。私はどこに行くの?
綺麗な髪に整えてもらったのに本当の私はどこにいるの
────赤色の髪をした幼なじみだって──
────地獄にいる可愛い友達だって───
────私は前を見れない────────
強くなりたい。ここが地獄でも天国でも。
あの子達にとって大切な友達。
私にとって大切な友達。
そう有りたい。そう願いたい。
あの青と白の山の色だって。
あの煙かかった東京タワーだって。
ここが砂漠であれ、私の心象風景だって。
砂漠の中で迷い続けている羊のようだ。
迷って迷い続けてもうどこにいるかもわからなくなってしまった。ここが砂漠なのかそれすらもわからない。心が痛くなる音が聞こえる。私を締め付けるような音。
でも今生きてるこの場所は?幸せ?不幸?
わからない。けど楽しい気がしている。
私が皇女として。人として。
正しい道を歩けてる自信はない。
ただ今の私は楽しく思えてる。
昔が辛くても今幸せな舞台に立ててること。
それは忘れてはいけない。いけない気がする。
ここが私の主演舞台じゃなくても私はそこにいる。私はそこに生きている。それだけで幸せ。
泣きたくても辛くても
私はここにいる。
それだけは君の幸せに繋がると願う。
私の剣で君の未来を切り裂こう。
────ヘルエスタ王国第ニ皇女─────
────真名を─────────────
────リゼ・ヘルエスタ────────
【あとがき】
リゼ・ヘルエスタの2次創作イメージソングの歌詞を書いてるときに構成を考えながら書いてた文章の一部です。これがどうなるかどこへ行くのかは私にはわからない。行く先が華やかであることは願っている。
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