DTM制作裏話『生キル意味ハ何デスカ?』
こんにちは、ロックが好きなボカロPの本田あいるです。今回はたぶん僕の最高傑作だと思われる「生キル意味ハ何デスカ?」について書いていきたいと思います。半年近くも経ってから書くなよって感じですが楽しんでいただけたら幸いです。
制作のきっかけ
前作の『夕暮れウォーカー』がゆったりした作品だったので頭がおかしなボカロらしい曲をイメージして作りました。因みに、この曲のBPMは232で過去最速です。普段は130~160くらいが多いので自分でもビックリしました💦
リファレンス楽曲
今回は米津玄師さんの「Neon Sign」という作品を参考にして作りました。この曲を選んだ理由は、ハードなギターサウンドとシンセが絡み合うようなダークな雰囲気にしたかったからです。
コード進行について
コード進行はかなりシンプルな構成になっていて
Aメロ FM7 G C Am7 FM7 G C Am7 FM7 G C Am7 FM7 G C A7
Bメロ Dm7 Am E Am Dm7 Am E
サビ Am Dm9 G6 C Am C Bdim7 E Am Dm9 G6 C F C Dm6/F E Am
個人的にはAメロのA7とサビのBdim7の部分が特に大切だと思っています。このコードではなくても成立するんですが無いと味気ない感じがしています。
アレンジについて
この曲は久しぶりにブラスを主役にした作品にしたかったので派手なサウンドになるようにアレンジしました。動き回るベースと派手なピアノは自分でもかなりお気に入りです。ギターはB'zの「LOVE PHANTOM」を意識して弾いてます。シンプルだけどロックな感じに仕上がった思います。そして間奏パートは特に時間をかけたので思い入れがあります。自分でいうのもなんですがメッチャ格好良いと思っています。
使用したプラグイン
ソフト音源
ドラム=SSD5
ベース=MODO BASS
ピアノ=Sample Tank 4
ブラス=Sample Tank 4
シンセ=Sample Tank 4
もうIK Multimediaの回し者かってくらい使ってます。ちなみにギターサウンドもAmplitube 5です。各トラックにNeutron 3を挿して要らない帯域を処理した後にバスにまとめてBrainworx のbx_townhouse Buss Compressorをかけています。マスタリングはいつものようにPlugin Alliance の Shadow Hills Mastering Compressorで2〜3㏈のリダクション量になるように調節した後でiZotopeのOzone9で音圧を上げています。
歌詞について
この作品は自分の生きる価値を見出せない人をテーマにしています。暗い部屋の中で誰とも交わることなく自分を否定し続けて絶望する主人公が最後に少しだけ未来への希望を抱く物語です。これは僕自身の人生観なのかもしれません。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
これからも宜しくお願いします。
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