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茨城県 2パーク 5機種

Maps:https://drive.google.com/drive/folders/199DFIFV8Xk05frUOGFBULW-9dKa1h-TI?usp=sharing


日立市かみね公園 かみねレジャーランド☆☆

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初来園:2005/4/2 来園回数:4回

市営の公園"日立市かみね公園"の中にある、入園料を取っている方の遊園地ゾーンが"かみねレジャーランド"となっています。
そう、この公園の中には、1983年オープンのレジャーランドと別に入園無料の"かみね遊園地"というエリアが以前からあり、結果として観覧車やメリーゴーラウンド、像型の回転遊具などがダブっている、という状況になっています。
なんだそれ感は否めないですが、実際に足を運んでみると想像以上にすみ分けがされているというか、ナイター営業時などはなんなら遊園地側の方が賑わっている様子さえあり、なるほどなあというところです。

レジャーランドでぜひ乗ってほしいのはもちろんコースターと、地味に絶滅危惧種となりつつあるパールスレーもありますが、何といってもファンハウス!騙されたと思ってこれに入ってみてください。他のどのパークにも無い唯一無二のウォークスルー施設です。

市営パークにありがちな、限定日のみフリーパス販売となっています。
市営としては単券料金も比較的高めというか、一般的な遊園地の金銭感覚に近く、コースターに複数回乗車ともなると意外にお金がかかります。
一番おすすめの日はフリーパス発売日かつ、地域の夏祭りの日!
閉園時間を過ぎても、降りては入口に走り、また降りては走りする子供たちの姿に、私は小学2年生の秋、初めての西武園ゆうえんちでループスクリューコースターを同じように何度も何度も乗った自分の姿を重ねていたのでした。

  シースルーコースター (→ドリームコースター)☆☆

日立かみね20050402 043

初乗車:2005/4/2 乗車回数:30回以上
シースルー:https://photos.app.goo.gl/diJQqoeigfmiW8vz6
ドリーム:https://photos.app.goo.gl/LqWq863HJKu9Yqas7

豊永産業製中規模コースター。
最高高度こそ16mと小ぶりながら、地形の斜面を最大限に活かしたコースになっており、その実、全ての落下が乗り場より低い位置まで下っています!
コース自体は470mと短めでありながら、第1~3全ての落下は、徐々に斜面を下っていくことでほぼ毎回最高速68km/hに近い速度が出ていると思います。
特に第1ドロップとしての左下り傾斜ループは、スムーズな乗り心地と強めの横Gを十分に感じることができます。
続く第2ドロップはストレートで、正面に海を眺めながらの気持ちいい落下です。第3,4ドロップは右への下り傾斜ループ状になっています。

さて、このコースターですが、1983年オープン時は"ジェットコースター"の名称でデビュー。
レールも青色でしたが、90年代中ごろに車両を一新、カラーリングはブラウンに近い白となり"シースルーコースター"となりました。
2010年、点検中に従業員の方が鉄パイプに頭を打ち意識不明の重体となられる事故がありました。
そのためかは明らかになっていませんが、その後に"ドリームコースター"として再び車両、カラーリングをリニューアルし稼働を続けています。
以前の車両の開放感と比べてしまうと、ちょうど同社が各地に展開しているミニコースターに近い座席にはなりましたが、コースレイアウトの魅力は今も健在です。
高さ20m未満、最高速70km/h未満というレギュレーションではとしまえん サイクロンに次ぐ傑作と言えます。


  ドラゴンコースター

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初乗車:2005/4/2 乗車回数:約5回
https://photos.app.goo.gl/diJQqoeigfmiW8vz6

外観こそ、一般的な自走式のドラゴンコースターによく似ていますが、そのいずれよりも遅く、下り坂でさえ駆動のためのタイヤが接しているためか速度が上がりません。
私は、このパークに過去3度訪れ、2004年、2011年の2回の来園でもこのコースターに少なくとも1回づつは乗車していました。
しかし私は、この"遅さ"を認識していませんでした。「はいはい、自走式のドラゴンコースターね」と、乗車してもなお、
既存の価値観の中にカテゴライズし、このコースターと向き合う事の一切をしていなかったのです。

大人になったある日、あるコースターフリークの友人は言いました「日本一乗る価値のないコースターはかみね公園のドラゴンコースターである」と。
私は、怒りました。乗る価値のないコースターなんて無い!と声を荒げました。このコースターと向き合いもせず、です。
2020年、3度目の来園で今一度このコースターに乗車した私は、走行中に思わずゲラゲラと、本当にゲラゲラと笑ってしまったのです。その"遅さ"に……
―――友人の言葉がなければ、私は今日も、よくあるドラゴンコースターのちょっとコース違うだけ程度にしか認識をしていなかったでしょう。
今なら胸を張って言えます「日本一(乗車感、スリルとして)乗る価値のないコースター」である、と。
(ぐりんぱ ウルトラセブンコースター マッハセブンとかも相当遅いけどな)


国営ひたち海浜公園 プレジャーガーデン☆☆

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初来園:2004/10/16 来園回数:3回

国営の公園の中の遊園地ゾーン。
有名なネモフィラの丘と、日本三大音楽フェスのひとつ、ロックインジャパンフェスティバルの会場でもあることから、公園自体の知名度、人気は全国レベルと言えます。
アトラクションは全機種、泉陽興業の製品となっており、神奈川県 よこはまコスモワールドなどと並び、ある種の見本市のような構成となっています。
園内は清潔感があり、アトラクションの入れ替えやリニューアルも頻繁に行われており、家族連れが1日楽しむには十分に魅力的なパークです。
久しぶりに来園すると、林間ジェットコースターやスーパースイングにも、ストーリーというか、オリジナルキャラクターや設定が追加されており、
なるほどなあ、こういうのもあるんだなあ。と思わされます。
ところで、園内BGMはおそらくオリジナルの、いわゆる教育TVの幼児番組などで使われていそうな曲(ドレミファソラシド~~♪みたいな歌詞です)が
2004年、2007年、2019年何度行ってもただただずーーーーっと同じ曲が流れていて、ここで働き続けている方がどうかおかしくなりませんように、と祈るばかりです。


  林間ジェットコースター☆★

国営ひたち海浜公園20070617 127

初乗車:2004/10/16 乗車回数:20回以上
https://photos.app.goo.gl/DT2efz9xdzKSn3gH9

泉陽興業製中規模キャメルバックコースター。
最大の特徴は名前の通り、林間コースである、ということ。確かに、森の上を走るコースターは多々あれど、ここまで木々の間を抜けていくコースとなるとなかなか珍しいかもしれません。
その外観とロケーションから、期待を胸に乗車してみると……なぜか、乗車の感想というか、ここが良かった、ここが良くなかった、という事を文章にするのが難しい。
よく似た感情になるコースターを、私は少なくともあと2つ知っています。群馬県 華蔵寺公園 コズミックエキスプレスと、大阪府 ひらかたパーク レッドファルコンです。
この3機種は、全て泉陽興業製、1990年前後の製作であること、キャメルバックコースターとして決して小さくはない規模があり、美しい外観であること、4*8両の長い車両であること、回転は無いながらU字ショルダーハーネスであること、そして…どの座席に乗っても浮きやわくわくする要素が無く、淡々と走ること。よく似た兄弟機と言えます。

シュワルツコフカーブのように左に曲がりながら落ちていくファーストドロップは迫力があり、特に最後尾に乗れば楽しめます。


  ファミリーバナナコースター

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初乗車:2019/9/10 乗車回数:約1回
https://photos.app.goo.gl/9w4tkFuP7erYchQ57

泉陽興業製ミニコースター。
よこはまコスモワールドに2007年に導入された同名のコースターのクローンとして2009年にオープン。
山口県 はい!からっと横丁及び、愛知県 豊橋総合動植物公園にも同型が設置されており、地味にヒットモデルということになります。
乗車してみると、どうにも短いことと、それ以上に「この短さで1週!?」という驚きがあります。
大体の同じくらいの規模感のコースターが2週するのに対して、とはいえ並んでもない限り2回乗れば一緒だろうと思っていたところはありましたが、
いざ1週にされてみると想像以上に寂しく感じる、ということが分かったコースターでした。


  マッドマウス クローズ

国営ひたち海浜公園20070617 224

初乗車:2004/10/16 乗車回数:約5回
https://photos.app.goo.gl/zrwj3HhumqmyDfb9A

泉陽興業製マウスコースター。大阪府 エキスポランドから移設。
90年代中ごろでしょうか、エキスポランドではこのマッドマウスの跡地にMACK(独)製ワイルドマウスを導入しました。同型機には2020年現在ナガシマスパーランドで乗ることができます。
挙動としては昔ながらのガタガタという壊れそうなスリルが味わえる、というわけではなく、するするとマウスパートを通過していきます。
レールこそ新型のパイプレールですが、コースレイアウトは昔ながらのザ・マッドマウスという点が希少価値だったと言えます。
さて、泉陽興業製マウスというと、実は少ないことがわかります。というか、同型機種はおそらくないです。意図せず全滅してしまいました。
中国を中心に、模倣品と思われるコースターはいくつか開業しているようなので、ご興味ある方はぜひそちらをどうぞ。
https://rcdb.com/4166.htm

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