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愛の話

わたしがしあわせを感じるとき。

空が晴れてるとき。涼しい風に包まれたとき。
木漏れ日の隙間に小さな花を見つけたとき。
交差点に着いたら信号がちょうど青になったとき。

わたしがしあわせを感じること。

わたしの帰りを待ってる人がいること。
わたしのためにご飯をつくってくれる人がいること。
つくってもらったご飯があたたかいこと。

好きな人が恋人になりました。
本が好きで、言葉を大切にするひとです。

職場が同じだけどお互いあまり話さないタイプだから、この1年くらい、廊下ですれ違うときの「おつかれさまです」くらいしか言葉を交わしたことがなかった。

ひょんなことから仕事終わりに二人で夜ご飯を食べに行くことになって(本当は全然そんな予定無かったんだけど)、気づいたら好きになってた。魅了されてて、その日のうちに、この人と一緒にいたいって思うようになってた。恋というより愛と思った。

人のこと、好きになるのも嫌いになるのも時間がかかる性格だから、初めて話してその日のうちに好きになるって、こんなこと本当にない。23年の人生の中ではじめて。自分の知らない自分、まだいるんだな〜。

好きな音楽も偶然一緒で、よく使う絵文字だったり、コンビニの好きなおにぎりだったり。これまで本当に話したことが無かったけど、大切にしている軸の部分でも重なっているところが多い。そんなひと。

物事を悲観してしまう悪い癖が直らないから、
ずっと、長生きなんてしなくていいと思ってた。

死にたい。って、思ってたわけではないけど。
ただ漠然と、この先何十年も生きていたくなかった。
猫だけを生きがいにして生きてきたから、猫が居なくなったらわたしもいなくなろうって。

でも最近、ふと長生きしてもいいかもなって思ったんです。これもほんと、漠然となんだけど。(笑)
彼の側にいて、穏やかな時間を過ごしたい。
そんなふうに思います。

そんなわけで、いま、しあわせです。
えへへ、しあわせだよ。それだけなんだけど。
多分きっと、これからも。

10:54
彼の家に向かう電車に揺られながら。

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ちょっといいプリンを買っちゃうかもしれない。