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初めての歌舞伎観劇 ~信州・まつもと大歌舞伎に行ってきました~

気が向いたのでまた書きます。

2024年7月12日から15日まで松本市民芸術館にて『信州・まつもと大歌舞伎』が開催されました。

信州・まつもと大歌舞伎は、もう8回目の開催になるのですね。

https://www.matsumoto-kabuki.com/about

毎年開催ではないですが、「信州まつもと大歌舞伎」といえば、信州まつもと夏の風物詩になってきていますので、少し大げさな言い方になりますが、歴史を重ねることの大切さを松本市民として感じる次第です。ここまで歴史を築き上げて下さった全関係者の皆さん、本当にありがとうございます!

さて、何を書こうかと悩みましたが、当日の観劇写真だけを公開してもアレですし、私自身も初めての歌舞伎観劇でしたし、また観に行きたい!と思ったので、こんな感じで書いてみます。


○歌舞伎の歴史(wikipedia)

○今回の演目と予習

今回、私自身が歌舞伎初観劇ということもあり、観たことがある人に聞いたところ「演目が分かっているなら予習しておくべき」とアドバイスもらったので、事前に個人サイトやYoutubeで情報をチェックしました。アドバイスいただいた通り「事前予習はしておくべき!」ということはここで強く記しておきたいと思います。(今回の演目は事前に新聞などでも告知されていたので、事前情報は時間をかけてチェックできました。)

今回の演目ですが、歌舞伎町大歌舞伎でおこなわれたものを土台にして、会場を松本市民芸術館に移して開催するという感じになりました。

<演目>
 一、
  正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)
  流星(りゅうせい)
 二、
  福叶神恋噺(ふくかなうかみのこいばな)

最初に歌舞伎町大歌舞伎をググりました。大枠を把握。

続いて、今回の演目をそれぞれググって確認。

正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)

流星(りゅうせい)

福叶神恋噺(ふくかなうかみのこいばな)

正直事前学習はしましたが、初歌舞伎の私には?だったのですが、大筋だけでも把握しておくと、当日その場で?????とならずに済みました。百聞は一見にしかず、と言いますが、百聞(準備)も歌舞伎観劇には重要でした。

○今回2024年の写真

下調べしたら、ウキウキしながら当日観劇すれば完璧です!もちろん、舞台はもちろんのこと、出かける時からその道中、お土産や物販、会場自体の雰囲気、ボランティアの皆さんのおもてなし、帰路、余韻…などなど、信州・まつもと大歌舞伎はいろんな観点で楽しむことができたというのは、新たな発見でしたね。
私にとって初観劇でしたので、全てが新鮮で興味深かかったのはもちろんなのですが、終演後に「地元で観られて嬉しい!また松本で観たい!」と思えて、次回の信州・まつもと大歌舞伎がまた楽しみになりました。次はどんな演目でしょうね。今から楽しみです。

さっき思ったんですが、東京に行く機会と時間が作れれば、本場東京でも歌舞伎が観られるんですよね。

松本と東京、そういう楽しみ方もあるかもしれません。

ということで当日の写真です。

・松本市民芸術館の利用法が歌舞伎仕様になっていた。
 座席での飲食OK(公演前、休憩時間)
 大ホールのドアまではチケット無しで入れる
 →歌舞伎と同じ雰囲気を作り出す関係者の工夫にあっぱれ!
・演目は、前半が古典歌舞伎、後半が新作歌舞伎ということで、様々な演目を堪能できた。
 個人的には、古典演目が歌舞伎っぽくて印象に残りました。「見得」は圧巻でしたね。
 新作もこれからどんどん変化して、百年後には古典になるのかな。途中で吉本新喜劇を観てる感覚になりました(笑)。
・ボランティアの方が多くいらっしゃって案内に奔走されていました。OMFや松本山雅も同じで、こうした多くのボランティアスタッフに助けられているのですよね。松本という土壌が生んだ文化でしょうか(言い過ぎ?)。

下調べと実際の演目中に気になったのが「大向こう」。
よく歌舞伎で「中村屋!」と掛け声する、あれです。

初歌舞伎だったので、さすがに大向こうは出来ないと思ったのですが、実際にあれってタイミング難しいそうだよね、って。観劇後、家に帰ってもう少し詳しく「大向こう」について調べてみたところ、結構難易度高いんだなと。

大向こうとは簡単に言うと、歌舞伎で「成田屋!」「音羽屋!」などと後ろから声を掛ける人のことです。江戸時代の頃より、劇場の一番後ろ、つまり舞台から一番遠くの安い大衆席を「大向こう」と呼び、ほぼ毎日劇場に来て、大向こうの席で役者に声を掛ける常連客がいて、それが語源と言われています。

NPO法人日本アクションラーニング協会

大向こうする人が決まっているわけではないと思うんですが、ほぼ毎日来る常連さんがやってこその「大向こう」なんだろうなあ。

演者と観る側の息の合った掛け合い、それが「大向こう」であり、それも歌舞伎演目一部なのかもしれません。

松本山雅の選手とサポーターの関係に似ているかも(強引)。

○松本山雅と信州・まつもと大歌舞伎

ということで、無理やり松本山雅の名前を出したところで、松本山雅(私)と信州・まつもと大歌舞伎について。

(1) 2008年お練り
 松本山雅が地域リーグに所属していた2008年夏。JFL昇格を目指す山雅にとって2008年のリーグ戦は苦戦を強いられていました。そんな中サポーター有志が集まって、今後の応援をどうしていくか(みたいな)打ち合わせを週末にしていたのですが、その昼休みにお練りを観に行ったんですよ、私。勘三郎さんが観衆に向かってとても気さくに話しかけてくれていて“粋”ってこういう人のことを言うんだろうなあ、って強く感じてました。写真を撮ったように記憶しているのですが、また見つけたら追加アップしたいと思います。

(2) ツエーゲン金沢戦 スペシャルゲスト 2016年
今では考えられないのですが、信州・まつもと大歌舞伎の合間に、中村勘九郎さんと中村七之助さん、串田和美さんがアルウィンにスペシャルゲストとして駆け付けてくれました。

○最後に

言わせてください、定番オヤジギャグ。
「初めての歌舞伎観劇に感激!」

それでは、また気が向いたら。
One Sou1

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