アルバム「sea and flotsams」５曲目収録の「脳の森（チブルヌムイ）」のデモです。

始めに会話が流れますが、熊本にいる祖母ちゃんの声です。３年前の地震の後から見えないものが見えるようになっていて、それは認知症だとか云われているのですが、そうなのだろうなあと思いつつ、そうなのかなあと疑問に思うところもあります。
「畳の縁と縁の隙間が光ってる」とか「家に知らない子どもがいるからご飯をあげないと」とかちょっと怖いんですが、祖母ちゃんはこの世界とは別の世界を見ているのかもしれないと思うのです。
この曲の会話でも「たくさんの知らない人がいて、部屋で火を燃やし、その火が天井につきそうなほど燃えていて恐ろしかった」というようなことを話しています（もちろん、実際には起こっていないのですが）。地震のトラウマということもあると思います。それが認知症的な症状を引き起こすきっかけになったり、症状を促進するのではないかと。
この曲は、その不思議な経験や記憶のことなど、祖母ちゃんの脳の森をテーマにしています。

アルバム収録版もHell ふみおさんによるノイジーなアレンジが効いていますが、こちらデモの方がノイズが前に出ていて実は好きだったりします。制作中に色々トラブルがあったりでHellさんには迷惑をかけてしまいましたが…




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