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01.Pale Blue Dot : pAlE BluE Dot

AIRPORTのニューアルバム「Voyagers」、絶賛公開中です。

今回から一曲ずつ歌詞カードを公開しながらアルバムのライナーノーツを書いていきます。今回はアルバム全体像と一曲目「Pale Blue Dot」について。僕個人の感性のみで書いてますので、ご了承ください。

アルバムについて

アルバムは「人生のサウンドトラック」だと僕は思います。とくに自分で作った曲で構成されたアルバムは本当に自分にとっての人生そのものが鳴ってると思うんです。

さらに、それが誰かにとっての人生のサウンドトラックになったなら…素晴らしいことですね。
僕にとってBECKの「SEA CHANGE」とかRadioheadの「Hail to the Thief」とか…他にも何枚かあるんですが、多大なインスピレーションをもらっています。

リスペクトや感謝を込めて「Voyagers」、この世に生まれてきてくれた赤ん坊だと思って自分でライナーノーツを書いてみます。

「Voyagers」

前置きが長くなりました。
このアルバムは2021年2月頃から制作が始まりました。
AIRPORTの2人(chickii、kei)はそれぞれ熊本と沖縄在住なので、LINEやメールなどで連絡を取り合って音源のやりとりをしています。
制作してないときはそんなに頻繁に連絡するわけじゃないけど、制作が始まるとやりとりが忙しくなります。

「そろそろAIRPORTのアルバム作ってもいいんじゃ?」「ま、ゆっくりしんどくない範囲でね」みたいな感じで何気なく始まってました。
それから「Brian Enoのミニマルなサウンドいいよね〜」とか「amazarashi、これ以上ないほどエモかった」とかお互い今聴いてる曲やアーティストのサウンドを聴き合って、少しずつ音源のやりとりに発展していくというパターンです。

アルバムのコンセプトとかの話は追い追いやるとして、一曲目の紹介にいきましょう。

「Pale Blue Dot」

chickii作曲による宇宙空間へと誘うインスト。
アルバム全体のイントロであり、広大な宇宙を漂うようなシンセ音とリズム隊の重なりが複雑で星の連なりを思わせる。

Pale Blue Dot(ペイル・ブルー・ドット)とは、1990年に約60億キロメートルのかなたからボイジャー1号によって撮影された地球の写真である…広大な宇宙に対して地球は0.12ピクセルの小さな点でしかない。(Wikipediaより)だそう。
なお、ボイジャー1号は1977年に打ち上げられて今も宇宙探査を続けているとのことです。

そういった背景がイメージになっていますが、実はこの曲、「pAlE BluE Dot」の綴りの中にあるA, B, D, E のコードのみを使っています。曲のコード進行にもchickiiらしい遊びがあって、やっぱ目の付け所違うなぁと片割れながら感心します。

そして、途中何度か訪れる星々の大爆発のような「ドーン‼︎‼︎‼︎」。ダンスミュージックのブレイクみたいな爽快感や中毒性がある。

アルバムラストのリプライズも含めて、アルバムの核を包む柔らかい膜(幕)のような存在。

ここから全12曲の「Voyagers」の旅は始まります。

ということで、次回は二曲目、「Mask」のライナーノーツ!書いてみます!
どうもありがとうございます♪

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