長尾景が推せなくなった話

最近の長尾景が推せなくなった。
自分は元々VΔLZというユニットの箱推しで最推しはもちろん長尾景だった。VΔLZからVtuber界隈に足を入れたと言ってもいい。長尾を筆頭にVΔLZを応援していた。それがどうしてこうなってしまったのか。その理由を吐き出す形でまとめて行きたいと思う。

Ⅰ 忖度とやらせ疑惑について

初めは「神」と「祓魔師」という関係性から職業病的に逆らえないから忖度をする、という関係性が好きだった。マリカー配信も歴史に残るレベルの面白さだったし普通に配信を見てて楽しめた。その時は忖度はあくまで一時的な関係性で、登録者が伸び始めたのをきっかけに色々なことに挑戦してくれると思っていた。
しかし、忖度でバズったのをきっかけに長尾は"忖度"を持ちネタにするようになった。元々神様と祓魔師、という世界観の似た2人によるロールプレイが受けていたのだと解釈していたのだが、長尾はどこに行っても忖度、忖度、忖度と有り体にいえば"ネタ擦り"をするようになり、挙句の果てに歌枠にも"忖度"という文字が登場した。自分は正直混乱した。一時的なものでこんなに忖度を持ちネタにするとは思わなかったからだ。
その忖度ネタの中にも問題がある。それはモールス信号を全て暗記し、オフコラボ中に意思疎通をはかる、という配信の中で起きたことだ。
長尾にやらせ疑惑が浮上した。自分はモールス信号は分からないのでこれはYouTubeに上げられていた検証動画を見て知ったのだが、どうやらスタッフが提示していたモールス信号と長尾の答えが一致していないのにも関わらず、長尾はその問題の正解をまるで知っていたかのように答えていたらしい。と言っても、エンタメに多少のやらせは付き物だとは(言い訳として心苦しいが一応)そう思っている。
けれど自分がショックだったのは「ずるなんてできるけど俺はずるしない」という趣旨の発言をして暗記配信で大量のスパチャを投げられたにも関わらず視聴者を裏切っていたことだ。これは後から知ったことなのだが、やらせを指摘するコメントはコメント欄から消されていたらしい。それを境に長尾景のイメージは努力家な天才祓魔師から「視聴者を騙した忖度師」に変わってしまった。運営に問い合わせをしたが解答もなかったため、長尾景及びいちからへの不信感が高まる結果となった。

Ⅱ マイクラの悪戯合戦について
一度推した以上離れるのは難しい。疑惑について運営からも本人からも説明がなかったため、一度距離を置き静観することにした。同期とのマイクラでイタズラ合戦をしているのは見ていてまだ楽しめた。
しかし、某同期の家を埋める配信の際、衝撃的な一言が飛び出した。それは「あいつら(リスナー)普通にスプラやってても来ねえんだよww」というものだ。自分は長尾のスプラ配信が好きだった。コラボだろうがソロだろうがスプラをやっている長尾は楽しそうだった。しかしこの発言はリスナーを数字としてしか見ていないと捉えられかねないものだった。もうスプラはしてくれないのか、長尾はもう忖度()や疑惑のあるモールス信号、大規模な悪戯しか数字を集められないからそれしかやらないのだろうか……と言う不安が過ぎった。

マイクラでの問題はそれ以外に(少なくとも自分が目に付いたのは)3つある。

①とある先輩の家を無断でポケモンセンターに改造したこと。「○○放置してるから大丈夫w」と言いい咎めるリスナーも少なかったように思う。しかも「事後報告の方がおもしろくね?」などと宣い配信前にdiscord等で許可を取る事をしなかったのだ。加えて救いようのないことに、事後報告すらしなかったらしい。改造された先輩も悲しんでいたし「報告ないのはありえない」と嘆いていた。いくら放置しているとはいえ無断で改造しその後も謝罪しないのはレギュレーション違反以前に人として有り得ないのではないか。

②悪戯相手の土地の爆破
悪戯を仕掛けてきた相手への仕返し中、相手の建設予定の土地を破壊しそれを直すことをしなかった。
悪戯レベルに留まるならエンタメとして成り立つとは考えている。しかし虹鯖の暗黙の了解……というか一般常識である「他人のものを勝手に壊さない」というのを破りしかも修復しなかったのは擁護できないレベルのレギュ違反である。

③リスナー間の対立煽り
「○○のリスナーと俺のリスナーがバチッたら面白くね?」というようなことを長尾は言った。正直「は?」と思った。何も面白くない。自分は表でリスナーと繋がっているわけではないのであまり詳しい民度は知らないが、リスナー間の対立がVtuber界隈において繊細な問題だということは理解しているつもりである。それを本人が推奨する……? 意味が分からなかった。実際それでバチッたのか、という現実は怖くてコメント欄を見れなくなったので知らない(ごめんなさい)。けれどお気持ち表明という言葉があるように大抵のライバーは鳩行為の禁止などリスナーを統率するものだと思っていた。ましてやリスナー間の対立なんてライバーが推奨するべきものではないのに……実際対立したかどうかは先述した通り自分は知らないが、長尾が対立煽りのような発言をしたことがショックだった。

Ⅲ ここ最近のコラボ連打、「ソロやりたくない」発言

長尾が一旦落ち着いてくれてまた好きなゲームを楽しそうにプレイしているところが見たい、と淡い期待を抱いていた。しかし、ソロ配信が少ない。コラボが多すぎる。ここ2週間で何回コラボをした? と疑問に思った。そう何回もコラボをするということは他ライバーとの関係が良好なのか? と思い枠を見ていたのだが笑う叫ぶばかりで面白いことは何も言わない。しかも先輩に平気で失礼なことを言う。正直何をしに来たんだ……? と思えるレベルで酷かった。そして何より音質が悪すぎる。他枠を覗いても大抵「長尾うるさい」と言われていた。音質改善はお金がかかるかもしれないがせめて音が割れない程度の改善はできたはずだ。ここまで言われて改善しない理由はなんだろう……と長尾のいるコラボは見る気持ちが失せた。
そして極めつけはかなり久しぶりの歌枠でのことだった。「ソロ配信やりたくない」と、本人の口からそう言ったのだ。それを聞いて自分は驚愕というか呆れた。仮にも企業所属のライバーが、「やりたくない」……? 自分のようなソロ配信の雰囲気が好きでいつかその頃に戻って欲しいと願っていたリスナーは蔑ろにされていると思った。いやライバーの苦しみは一般リスナーには分からない。けれどはっきりと「やりたくない」と言いコラボに寄生しそのコラボでは何もしないのは最早何のためにライバーをやっているのだ……? という疑問さえ生まれた。そんなこと言って欲しくなかったし、思っても言うべきではなかった。

IV 歌について

長尾が所属しているユニットVΔLZは巷では「音楽つよつよ男性アイドル(芸人)ユニット」ということになっている。確かに3人とも良い歌声をしているし3人のうち2人は楽器のスキルも高い。音楽つよつよ、そう思っていたのだ、前までは。
長尾……言い方が悪いかもしれないが歌が下手になっていないか? 最初にそう感じたのは直近のVΔLZのオフ歌コラボだった。音楽に関しては自分は素人だが、伴奏とリズムが合っていないのは明らかに分かる。音感のない自分でも音を外していると思う。しかもハモリができないようで必然的に同期2人がハモリに回って長尾が主旋律なのだが、正直主旋を張れるほどの技量はないと感じた。
そして歌枠が明らかに少ない。意図は知らないが音楽ユニットに所属しているのにどうしてここまで歌枠をやらないのだろうか。前に「歌枠やってほしい」という旨のマシュマロを投げたことがあるのだが、それすらクソマロ扱いされてしまったのだろうか、というレベルで歌枠がなかった。そして久しぶりの歌枠でも、お世辞にも歌が上手いとは思えなかった。本人は解説や解釈などを語るけれどそれが何も伝わってこなかった。にじメン歌リレーの時のフレンドライクミーはすごく良かったのに。確か長尾は「元々歌が上手くはなかった、独学でがんばった」、という趣旨の発言をしておりその頃はああ努力家なんだ、そういうところが好きだと思っていたが、先日の歌配信で練習不足で技術が落ちてきているのが明白になった。
個人差はあるだろうが自分は長尾の歌声が好きな方である。VΔLZの2人は声が高めだから長尾の低音はアクセントになっていい、と思っていた。しかし今の長尾はアクセントどころの問題ではないと思った。他2人とのレベルが違いすぎる。練習を怠るのなら音楽ユニットから抜けた方がいい、と推しの自分ですら思ってしまうほど。

Ⅴ 最後に
もう自分が好きだった頃の長尾景はいないのだろうか。VΔLZを応援しようにも今の自分は長尾の歌声を聴けるような精神はもうない。ボイスも買ったのに本当にショックだった。これを機にもう降りようと思っているし、Twitterのフォローもチャンネル登録も解除した。虹フェスも行くか迷ったが行かないことにした。
長尾、もう自分は長尾のことを胸を張って好きとは言えないけれど、まだ応援してくれる人のためにしっかりしてくれ。疲れているのなら数ヶ月休んだ方がいい、1度自分の配信スタイルを見直して欲しい。

もう一度長尾を胸を張って推しだと言える日が来ることを祈っている。