朝日南アカネ、あーこの卒業を受けて


はじめに、注意事項

 この度、朝日南アカネ、あーこのにじさんじからの卒業のお知らせを受けて記事を書くことにしました。
 私はにじさんじを初期の頃から見ていた人間ではありますが、ファンという立場で応援し始めたのはつい最近の出来事です。また、私は朝日南アカネのファンではありますが、朝日南アカネだけを推しているわけではなく、複数の推しの一人という認識であり、朝日南アカネのすべてを理解している自信は到底ございません。ですので、私の思い込みが事実のように掲載されていたり、意図せず暗黙のルールを破っている表現があるかもしれません。また、VTuberのメタ的な視点を持ち出している部分もございます。それを承知の上で読んでくださると幸いです。

朝日南アカネとの出会い

私がにじさんじを知ったきっかけは、少々複雑です。もともとニコニコ動画が大好きで、月ノ 美兎さん周央サンゴさん剣持刀也さん 壱百満天原サロメさんなどのMADを視聴すると同時に、にじさんじの切り抜き動画を視聴する日々を送っており、本配信はほとんど見たことがありませんでした。しかし周央サンゴさんのMAD動画を視聴した際に西園チグサさんを知り、それをきっかけににじさんじのファンとしてVtuberを応援する日々が始まりました。今ではにじさんじライバーの中でチャンネル登録をしている方は30人ほどおり、もはや誰推しと言うのが難しくなっている状況ではあります。その中の一人が朝日南アカネさんでした。
 彼女を知ったきっかけはショート動画でした。もともと歌を自分でハモるのが好きだったことがあり、朝日南アカネさんと一緒にハモることができる動画が私に刺さったのだと思います。私が朝日南アカネさんのチャンネル登録をした時には、にじさんじの中でチャンネル登録をしている方は5人だけで、現在30人以上登録していることを考えると非常に早い方でした。この5人の登録者というのはセレじょのことだと考える読者さんもいると思いますが、実はそうではありません。西園チグサさん周央サンゴさん朝日南アカネさんの関係性もよくわかっていないまま見ていました。そう考えると、かなり運命的な出会いだったかもしれません。

セレじょ推しへ

 3人の関係性を調べ始めたことで、私はセレじょ推しになっていきます。ただ、この時はもうすでにセレじょの直接的な絡みはほとんどありませんでした。私が見始めてから5人が揃っていた動画はゲームの案件と周央サンゴさんの誕生日凸待ちとにじさんじユニット歌謡祭の3回だけと記憶しています。それでも、この距離感だからこその尊さもあるのではないかなと考えていました。
サンゴさんの誕生日凸待ち 配信や北小路ヒスイさんの雑談の中でも出てきたように、活動の方向性が全く違う5人でも根底は絆で繋がっている、そのような関係性を築いてきたのではないかと考えています。もっとたくさんの絡みを期待する方もいたと思いますが、この距離感で絡みが全くなくなるわけでもなく、ある意味自然で適度な距離感を保っている関係性が本当に好きでした。

 前述したにじさんじユニット歌謡祭でのパフォーマンスはそれが表れた、5人にとっての最高傑作だったのではないかと今でも思っています。全員が3 Dで揃い、バラバラな歌声、ダンスが完璧なパート分けによって一つの舞台として調和をもたらしていました。そして、終わり際に朝日南アカネさんが周央サンゴさんと東堂コハクさんの肩に手を回し、西園チグサさんと北小路ヒスイさんの方へ近づいていきます。このシーンがこの5人の関係性を象徴しているのではないでしょうか。
 私はここまで、朝日南アカネさんの一部しか見てきていませんでした。しかしこのパフォーマンスを見て朝日南アカネさんへの思いがより強くなったのではないかなと今になって分析しています。購入を予定していなかったDAY2、DAY3のチケットも購入し、朝日南アカネさんの歌う「閃光」も聞くことができました。その後、私はセレじょグッズを買いあさることになります。

25:32~ セレじょパート

突然の別れ

 朝日南アカネさんは、その後も歌やファッションのショートを出し続けるとともに、定期的な歌枠はもちろん、にじさんじ内で流行したGeoGuessrに旅行好きとして挑戦したり、vlogやASMR、朝雑談など様々なことに挑戦したりしていきました。そして何よりNornisの一員として活動の幅を広げていました。ただ、彼女の魅力にもっと早くから気づいておけばよかったとも、いなくなる前に気づくことができてよかったとも思っています。歌っている時のかっこいい姿だけではなく、無邪気な笑い方にも目が行くようになり、歌手としてではなく、1人のライバーとして、どんどん魅了されていきました。
 3 D お披露目を行った配信ではこれまでの先輩ライバーとは異なり、他のライバーをほとんど呼ばずに、朝日南アカネという一人のライバーの物語にフォーカスし、朝日南アカネの魅力を最大限に引き出した舞台を作り上げました。

「私の物語は始まったばかり」

その言葉が今でも忘れられません。

そして、一時的な活動休止からの復帰、vlog投稿、にじ3Dお披露目、踊り子投稿、新衣装発表と、これからの活躍を期待させる怒涛の2週間を過ごしたあと、突然卒業が発表されました。

無粋な考察

 ここからは私の全くもって身勝手な考察です。ですが、それを通して伝えたいことがあります。どうかご承知ください。

 端的に言えば、卒業理由について述べさせていただきます。
 
 朝日南アカネさんの卒業理由は、学業に専念するためとのことです。しかし、メタ的な視点を持ち出せば、朝日南アカネさんも運営も視聴者もこの文面を見て双方が完全に納得できる前提ではそもそもないでしょう。VTuber の特徴として、与えられた設定をこなすというのが常に求められているため、その範囲で卒業理由を述べるほかありませんし、視聴者もそれを了承した上で楽しんでいるものと思います。
 ですので、卒業理由はいかなる文面でもいいと思います。そして、本当の卒業理由がまた別のことであっても、全てを受け入れたいと考えています。どういう理由で卒業が決まったか、憶測を述べるのは失礼にあたると思いますし、どんな理由であっても構いません。ただ、卒業を機に朝日南アカネさんの人生が少しでもいい方向に傾けばと願っています。もし今はそのような状況でなかったとしても、今までの私たちの声が今後の支えとなればと願うばかりです。

最後に、あーこへ

 あなたのおかげでセレじょのこと、Nornisのこと、にじさんじのことをもっと好きになることができました。あなたと出会えて本当に良かったで。今後、どういう道を歩んでいくか知るよしもありませんし、探りを入れない方が礼儀なのかもしれません。あるいは私たちも知っていた方がよいでしょうか。

 3Dお披露目の最後の言葉、あれは嘘ではないでしょう。
「私の物語は始まったばかり」

 あなたは「大きなステージで歌う夢が叶いますように」という夢は見事に叶えることができました。今後、どのような人生を思い描いているでしょうか。

 朝日南アカネさんとして、もしくは朝日南アカネさんとしてではなく、どちらでもよいのであなただけの残りの人生をあなたが満足できる形で全うしていってほしいと思います。

 あなたはいつまでも視聴者の、ライバーの、みんなの記憶に残り続けると思います。今まで本当にありがとうございました。これからもずっと応援しています。