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社内勉強会レポート|Oracle Database 研修|第1回:Oracle Database 基礎

こんにちは。AiritechのDXサービス推進1に所属しているKです。
普段は、システム性能改善に関する業務に携わっています。

先日、Airitechで行った社内勉強会、【Oracle Database 研修】について、レポートしたいと思います。

今回は、「第1回:Oracle Database 基礎」として、Oracle Databaseをよく知らないメンバー向けのオンライン研修を開催しました。

ターゲットは

・業務でデータベースを使ったことがあるが内部構造はよくわからない
・データベースにあまり触れたことがない

というメンバー向けに

・RDBとはなにか
・Oracle Database とはどういうものか
・Oracle Databaseはどんな構成になっているか

を簡単に解説する内容となっています。


講義のアジェンダ

講義内容としては特に突飛な内容やオリジナリティはなく、主にOracle Master Bronzeの領域の「Oracleインスタンスおよびデータベースのコンポーネントの理解」について再構成してお話しています。

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以下、講義資料の一部を抜粋して紹介します。

Oracle Databaseの構成

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Oracle Databaseがどういったコンポーネントで構成されているか、要素別に解説しました。

ご存じの通り、インスタンスとデータベースから構成され、インスタンスはさらにSGAとバックグラウンドプロセスから構成され…といったところ、それぞれのコンポーネントの役割を簡単にお話させてもらいました。

SQL実行プロセス

ここでは、SQLがOracle内部でどういう風に実行されているか、についてお話させてもらいました。

特にチューニングに関連する箇所について注目して、それぞれの内容を簡単に説明しています。

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SQLチューニングに関わる要素

ここでは先のSQL実行プロセスでユーザーに応答を返すまでのステップで、特にCPU使用率の面で問題になりやすいハードパースや、待機イベントとして待ちが発生しやすいディスク入出力、パフォーマンスに直接影響してくるバッファキャッシュサイズやライブラリキャッシュサイズなどについて話しています。

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ほかにも、パフォーマンスを診断するための稼働統計情報(AWR)やSQLの応答時間に直接影響する実行計画などがあることも簡単に触れて、次回以降の講義にてそれぞれ掘り下げて説明していく予定であることをお話しました。

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まとめ

Oracle Databaseに関わる人にとっては「何をいまさら」な内容を45分に凝縮して解説を行いました。

こちらの内容は第2回に予定しているAWR入門や、第3回に予定している実行計画入門の受講の前提知識として、大急ぎで用意した前座の講義でしたので、個別の要素について十分な解説もしきれず、また、受講者の理解が追い付いているかなど確認も十分できない形で駆け足で進めてしまったところが大変な反省点だと認識しています。

このあたりを気を付けて、初学者向けにケア・フォローしていける講義・勉強会のやり方につなげていきたいと思っています。

Airitechでは、定期的に社内勉強会を開催しています。

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