Chrome拡張機能をGoogleWebストアへアップロードする際に色々と詰まった話
エアリー社員のSです!
今回はいつものお役立ち情報のような記事ではなく、
備忘録的な記事になります。
はじめに
業務の中でChrome拡張機能に触れる機会があり、
GoogleWebストアへ拡張機能をアップロードする際に審査が却下されてしまい解決するのに色々と困ったので、今回のブログを作成してみました。
今回の拡張機能ではmanifestバージョンは3になります。
Chrome拡張機能の審査が却下されている事例のサイトはあまり見当たらなかったので、この記事が何かのお役に立てば幸いです。
今回の却下の原因
最初に結論から申し上げますと、原因については
manifest.jsonのPermissionsに必要のないChromeAPIを書いていた事
になります。
今回の拡張機能内では「tabs」APIである、
chrome.tabs.queryとchrome.tabs.sendMessageを使用しております。
上記二つを使用する際はPermissionsへの記載はいらないようです。
以下からは却下されてから試した事を記述していきます。
承認までに試したこと
開発がひと段落し拡張機能をGoogleストアにアップロードした所、
Googleからのメールが来ており、以下のように記載がありました。
※内容は抜粋しております。
違反の参照 IDで検索をしてみた所、Chrome拡張機能のトラブルシューティングサイトに以下のような記述がありました。
上記について調べても中々該当する記事がヒットしなかったので、
色々と試すことにしました。
※そもそも拡張機能が却下されている記事自体が少ないですね。
以下2点が試したことになります。
実施した内容について以下で詳しく記載していきます。
使用するChromeAPIの変更
Googleからの却下メールから「tabs」 というchromeAPIは使ってはいけない
と認識し、別の方法を試すことにしました。
「tabs」に似た動作が実現できる「active tab」という物を使用し、
指摘を受けていた「tabs」を拡張機能内から削除してもう一度申請をしてみました。
結果は却下。以下却下理由です。
「tabs」と同じ違反の参照でした。
不必要と指摘を受けたChromeAPIの設定宣言の削除
色々と調査を進めていった所、
Chrome拡張機能のドキュメントに気になる点を発見しました。
「tabs」のAPIを使う時は特に宣言いらないよと記述がありました。
実際にmanifest.jsonから「tabs」の権限宣言を消して動作確認をした所、
問題なく拡張機能内の機能が動作した為、そのまま再申請を行いました。
その後は特に却下等のメールも無く、
いつの間にかGoogleストアのアプリが更新されていました。
まとめ
今回の原因はPermissionに「tabs」を書いていたというだけでしたが、chrome拡張機能のリジェクトについては、
あまり記事が無く問題解決までに時間が掛かってしまいました。
この記事が誰かのお役に立てば幸いです。
また、弊社ブログでは、「Chrome Extension CLI」を使ったchrome拡張機能の作成方法を紹介しているので、こちらも是非ご覧ください!
ではまた次の記事でお会いしましょう。
参考記事
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