『The Arms of Orion 1』朗読

stand.fm

プリンスの曲を聴いて
浮かんできた情景・物語・言葉等を
オリジナルの詩として起こした
【プリンス曲妄想文】の朗読
http://blog.livedoor.jp/airi_4iml/archives/6013165.html

＊


君と見上げる星空は

漆黒の空間に散りばめられた
無数の輝きが
手に取れそうな近さで降り注いで。



僕がひとりで

誰とも結ばれることなく
この生を終えていくのか…

と考えていたのなんて
ほんの少し前のこと。



それが今は、噓みたいな狀況だ。


人生ってまったく
何がどうなるかなんてわからない。


こんなに心が満たされる瞬間が
本当に訪れるだなんて。



隣にいる君へと繋がれている手。


この無数の星々と同じく
信じられない数の人間たちの中から
僕に向かって放たれた
一瞬の強い光を
見逃すことなく、捉えた証。



握りたかった。
どうしても、君の手を。

結ばれて欲しかった。
どうしても、君との絆が。



満天の星空に満足して
にっこり微笑み合える
そんな君の笑顔は

この暗闇の中でも
僕の目には
どんな星よりも
くっきりと眩しく見える。


＊