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『The Dance 2』朗読
プリンスの曲を聴いて
浮かんできた情景・物語・言葉等を
オリジナルの詩として起こした
【プリンス曲妄想文】の朗読
http://blog.livedoor.jp/airi_4iml/archives/22448302.html
*
だから、僕は君を愛したくない。
気付けば、こんなにも君に心を奪われている。
気を抜くと、こんなにも自分を見失いそうになっている。
君の恋人になれないからと言って
このとめどない切なさを抱えながら
君と友達になんてなれない。
隣にいたら、当たり前のように手を伸ばして
君の手を握りたくなる。
君の踊る姿なんて見たくない。
確実に恋に落ちてしまうチャンスを
自ら招き入れるなんて。
君への想いに溺れそうになっている僕にとって
その姿がどんなに悩ましいものか。
だから、君を愛したくない。
僕の恋愛遍歴に打たれるピリオド。
誰かを愛するという気持ちが生まれるのも
きっと君へのこの想いで最後となるから。
もし、君が「一緒に踊りましょう」と
手を差し伸べてくれるなら
ステップもリードも下手だけど
もちろん喜んで相手になるよ。
ただ、夢の中でずっと踊り続けたい。
「最後」という言葉が
溶けて失くなってしまった夢の中で。
*
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