見出し画像

『Fallinlove2nite』朗読


プリンスの曲を聴いて
浮かんできた情景・物語・言葉等を
オリジナルの詩として起こした
【プリンス曲妄想文】の朗読
http://blog.livedoor.jp/airi_4iml/archives/5930075.html




君から突然のランチのお誘い。


今まで、友達みんなで会ってはいたけど、

2人きりで会うのは初めてで。


待ち合わせた場所で、お互いの姿を見つけた時も、

いつもとは違って、なんだか気恥ずかしくて。



店を変えてからも、

一体、何時間、話し続けたのだろう。


気付けば、

辺りはすっかり日が暮れて、

見事なほどに美しい星空。

「こんなに綺麗な夜空の日もあるのね」

なんて、君はしきりに感心している。



夜風が優しく2人の心を包む。



僕の目をじっと見つめる君。

にっこり微笑みを浮かべて、君は言う。

「ねぇ? 私、あなたに恋しそう」



僕の体は、一瞬、硬直したけど、

咄嗟に、彼女の手を握った。

しっかりと力を込めて。




ねぇ? 知ってた?

僕はずっと前から君に恋していたんだよ。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?