『The Arms of Orion 2』朗読

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プリンスの曲を聴いて
浮かんできた情景・物語・言葉等を
オリジナルの詩として起こした
【プリンス曲妄想文】の朗読
http://blog.livedoor.jp/airi_4iml/archives/6013172.html

＊


都会育ちの私は
満天の星空なんて見たことがなかった。


僕の田舎に小高い丘があって
そこから眺める星空は最高なんだ。

という
あなたの言葉に心惹かれて
ここまでやって来た。



目の前には
まるで宝石が零れ落ちてきそうなほどの
とめどない煌めきに溢れていて。


生まれてはじめて見る星空に
感動している私に比べ、
あなたは
当たり前の光景のように眺めている。



本当に本当に文字通り
ほんの一瞬の流れ星。

私は迷わず願うことが出来た。



ここに連れてきてくれた感謝を述べると、


あなたは
「君の笑顔を一生見ていたいです」
と言った。

私はすぐに
「あなたと笑って過ごしたいです」
と答えた。


無数の星々は
私たちの言葉の証人となった。



あの日の願いは叶って
再び、この丘に来た。

今度は、四人で。


あなたと私が
それぞれ抱きかかえた
幼いこの子たちの目には
この光景はどう映っているのだろう？


この暗闇の中に
二人の興奮した声がいつまでも響き渡る。



また一瞬の流れ星。

このしあわせが永遠に続くことを願った。


＊