95. 教員の性暴力 本日の社説より
こんにちは!Airiです!
新聞の社説を模写し始めて1週間ほど経ちました。
結構、記者さんによるところが大きいので、
それは違うんちゃう。と思うようなこともチラホラあったり、
解釈が人によって変わるような曖昧な表現が多いことにも気付きました。
どこの新聞社とは言いませんが、、、
特に今日の社説は
「教員の性暴力増加」がテーマだったのですが、
結構曖昧で、それはどうなの?と思うところもあったので、今日はそれについて。
冒頭から
「学校教員による性暴力が増えている」
これをそのまま読むと、教員による性暴力それ自体が増加している(=最近の教員は昔の教員より頻繁に性暴力に手を染めている)ように聞こえるけれど、
実際には性暴力が明るみに出た件数(黒と判断された教員の数)が増加した訳ですから、情報の記述として不正確だと思うのです。
次に
「教え子が被害者になるケースも深刻化している」
とあり、
ここはもう実質的に何も言ってないレベルで曖昧模糊としていて、色々な解釈ができてしまうと思います。
まず、
(1)「教え子が被害者になるケース」の相談件数が増えているという話なのか、
(2)事件が深刻化する場合が増えている
(たとえば、昔はせいぜい軽いセクハラ発言くらいだった教員が、近年はより強引なわいせつ行為に及ぶようになったという相談が増えている)
という話なのか、
(3)事件の性質にそこまで大きな変化はない(あるいは把握しきれていない)ものの、より切実に精神的苦痛を訴える被害者が増えているという話なのか、
(4)その複数あるいは全てを示すつもりで書いたのか、
この文章からはつかみ切れません。
また、
「教員からの性暴力は、授業や部活動といった指導の延長で起きることが多い。
児童生徒から寄せられる勉強や生活面での相談を、教員が1人で抱え込む体制になっていないだろうか」
この部分はなにやらもう
「大量の仕事やストレスを負った教員なら性暴力に及ぶのも仕方ないよね」
というニュアンスさえ感じます。
(これはあんまり関係ないですが、
教員が1人で抱え込まずに教員同士で共有することも大事なんでしょうが、
生徒はその1人の教員を信用して相談してることもあるんだから……(個人的なことならなおさら)
とも思います。)
めちゃ批判的なことばっかり書いてしまいましたが、
今日の社説に対する反発でした。
それでは!!ご通読ありがとうございました!
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