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Splathon体育祭クリエイティブのすべて

こんにちは、らっちです。最近行われたSplatoon2の非公式イベント「Splathon体育祭2022」において、クリエイティブ関係の全部を担当したのでその振り返り記事となります。実際のイベントについてはこちらの配信をご覧ください。ちなみにめちゃめちゃ面白かったです。

この記事では技術的な解説はしないつもりですが、気になる方がいましたらTwitterかコメントでおしえてください。

それでは対戦よろしくお願いいたします。


運営参加の経緯

簡単に言うとイベント発起人のperoliさんにお誘いいただいたので参加しました。仕事以外でAfter Effectで動画作る機会が欲しいな~と思っていたのでそれが叶いそうだったというのが一番の参加理由です。

多分こういうイベントのデザイン担当は複数人で分担して行うことが多いのかなとは思うのですが、今回の大会は要求されるクリエイティブ量と納期がやや厳しそうでした。大会概要がまとまって依頼できる状態になってから受けてもらえる人を探すというやり方だと、結局私以外捕まらなくて作業時間だけ減るパターンあるな…と思い一旦私一人で頑張る旨を伝えた記憶があります。一人でやることで修正があった時に迅速に対応できるのと、デザインの統一性が保ちやすいというメリットもあります。


なにをやったの?

今回担当したのはこちらになります。Slackでのやり取りが消えてしまったので詳細は覚えてないのですが、PV作成以外はおおむね1~2日くらいで作ったかなという感じです。

  1. ロゴデザイン

  2. KVデザイン

  3. PV作成

  4. ノベルティのシールデザイン

  5. 配信用オーバーレイ


デザインのコンセプト

これはシンプルに体育祭×Splatoonがそのままコンセプトになります。イベントのテーマがはっきりしているデザインもしやすいです。
今回はイカ組 vs タコ組に分かれて戦うということで、イカとタコが左右に並んで、自分たちのインクを押し付けあうような構図がいいな~とか考えていました。


KV

PVを作成することが決まっていたので、KVも動かせるような構成にしたいな~と思っていました。いつもならillustratorかPhotoshopで全部作りこむんですが、今回はイカとタコの素材だけillustratorで作って残りはAfter Effectsでデザインする変則的な作業になりました。こちらがイカとタコの素材です。(トレースではありません)

鉢巻を巻いてやる気いっぱいのイカとタコ

作りこみはAfter Effectsでやるので、イラレでざっくりとレイアウトだけ決めてみます。真ん中の境目がうねうねして塗りを押し付け合うイメージです。

体育祭といったらイメージカラーは紅白なのですが、スプラトゥーンといえば黄緑とピンクとか、黄色と青みたいな補色の組み合わせって感じなので、赤と無彩色の白を合わせるのはなんか違うな~と考えていました。とはいえタコといえば赤のイメージがありますし、イカを白にしないなら青系かな?ということで、水色×ピンクになりました。

KVのラフ


ロゴ

KVのレイアウト的に、真ん中にドンと大きく見せられるロゴがよさそうです。SplathonのロゴはImpactというフォントを使っているのでそれに寄せつつ、太めの日本語フォントをベースに仕上げました。

ちょっと湾曲させるといい感じになります
色はAfter Effects上で調整するのでillustratorで作るのは真っ黒ロゴだけ


PV

一番重い作業になります。動画制作は完全独学なので一般的にどうやって作るのが正解かはわかりません。私はこうしていますという話だけします。


ざっくりとした構成を決める

何をどれくらい紹介するかによってPVに入れられる情報が決まるのでそれらをまとめます。今回はこんな感じです。

  1. KVとロゴ

  2. イベントの概要説明

  3. 簡単な競技紹介

  4. 開催日時とスタッフロール


BGMを決める

テンションの上がるPVだときっと参加者も増えると思うので、BGMもスプラプレイヤーならUOOOO!となるものがよいなと思っていました。PVの展開もBGMにある程度あわせたいので、両方が叶いそうなBGMをイカラジオ2で吟味し「濃口シオカラ節」に決めました。


作りこむ

導入
一番盛り上がるところにKVをドーンと表示させたいので、冒頭~サビ(?)部分には今までの思い出を想起させるようなテキストと動画を用意しました。

真ん中と右はスプラ2のロビーをイメージ

KVへのつなぎはイカしたプレイヤーなら否が応でもテンション上がってしまうReady?GO!画面をイメージ。

親の顔より見た画面

KV
いよいよKVです。左右でイカとタコが押し合い、中央にはインクが垂れるようにロゴが出現します。2022は音楽に合わせてリズムよく表示させました。よく見ると小さいイカとタコがいっぱい泳いでます。音楽に合わせた結果KVを見せている時間が少し長くなってしまったので、飽きないようになるべく動きをつけるように意識しました。

イカとタコがわいてくるところは勝利画面をイメージ

トランジション
動画と動画を切り替えるときのエフェクトをトランジションというのですが、今回はスプラトゥーンぽくインクが垂れて切り替わるようなものを作りました。かわいくてお気に入りです。

トランジションの長さもBGMと合うように秒数を調整します

イベント概要
文字に動きをつけて表示させてるだけなのですが、この辺もBGMにあわせて動きをつけています。

テキストは自分で勝手に作ったのち運営陣に確認してもらってます

特殊競技紹介
今回は普通とは違った競技がたくさんあります。なんか難しそうだな~という印象を与えてしまうと参加率に影響がでるので、なるべく簡単にわかりやすく紹介していきます。動画で沢山文字があっても読むのが大変なので、テキスト量も抑えめです。

競技映像のトランジションは試し打ち場の塗りリセットをイメージしています
気づきましたか?

通常競技(ガチルール)紹介
普通の競技もあるので紹介。こちらは紹介するまでもないのでテキストのみで終わりです。ガチエリア主将戦は各組のウデマエが高いプレイヤーたちが対戦するのでイカとタコにも王冠がついています。

実はガチホコだけ正式名称がガチホコバトルなんですよね

大会情報
最後はシンプルにロゴとテキストで大会日時と運営陣の紹介で終わりです。

ぼんやり文字が出てくるエフェクト好きなので多様しがちです

完成

完成したのがこちらです。制作期間は忘れましたが素材撮影なども合わせて3週間くらいでしょうか?動画制作は技術的に拙いところがあって、イメージ通りに作れることがそんなに多くないのですが、今回は結構最初に決めたことが実現できたのでお気に入りの動画になりました。


ノベルティのシールデザイン

peroliさんがノベルティが欲しいというのでシールを作りました。最初はステッカーだったのですが、紆余曲折ありシールになりました。デザインから入稿まで対応しています。入稿なら私に任せてください。ちなみに私もまだ現物みれてません。

クリアシールです
黒線はハーフカットのライン


配信用オーバーレイ

配信時に使えるオーバーレイも作ってくれとのことなので作りました。今回は普通の体育祭同様競技ごとに点数が増えていくので、それがわかるようなオーバーレイを作ります。peroliさんからこんな感じでってきたのがこちらです。

peroliさんから来たラフ

実際に作ったのがこちらです。左右のスペース的にイカタコはいらないかなということで消して、今回競技数が多いので今どこまで進んだかわかるようにプログラムを書いておきました。これは画像なので特に変化はないのですが、配信担当のkawakuboxさんが現在の競技がわかるようにハイライトしてくれたので実際の配信だととても分かりやすくなってます。この辺テクノロジーの力で自動化できるといいのですが、私は専門外なので有識者頼む頼む。

点数と現在の競技を手動で入力します


ボツにしたやつ

あったらかわいいかな~?と思ってSlack用の絵文字の作成を試みたんですが、どうしても文字とイカタコのバランスが取れなくて断念しました。いくつか試したのですが視認性が確保できなくていまいちでした。

アイコンむずかしい


おわり

以上がクリエイティブ担当らっち選手の成果物となります。数時間のイベントとしてはかなり充実したのではないでしょうか。もうすぐスプラトゥーン3に生活を支配される日々が始まるのでこんなに時間がとれる機会もそんなにないかもしれませんが、今後も面白そうな案件があったら参加していきたいな~と思います。

それでは、対戦ありがとうございました!


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