メキシコ女ひとりたび⑤〜危険な(?)メキシコシティ〜
¡Hola! Buen día.
アイルです🇲🇽
前回はリゾート都市、カンクンの楽しみ方をお伝えしましたね🏝️
今回は場所を移して、首都メキシコシティの楽しみ方をお伝えします💫
不安の中…
メキシコシティは世界遺産あり、市場あり、タコスやさんあり、博物館美術館あり、、、。
メキシコシティにいく前の私は期待で満ち溢れていました。そんな人も珍しいとは思いますが(笑)
しかし、カンクンで出会った日本人の方に「メキシコシティ、一人で行くの?!?!大丈夫!?!」と言われ続けた結果、
メキシコシティへの不安がどんどん増え、、、🌀
不安になり再び情報を集めると、悪い情報だけが目につくようになり、不安でいっぱいでした。
まあ、この状態が、メキシコに行ったことがない方の心境だと思いますね。
私もメキシコシティ訪問の最初の頃は、
ずっとビクビクしていました。
ずっとキョロキョロと辺りを見渡し、
その光景はフクロウさながら、、、(笑)
今考えると、不安でいっぱいで、周りのものはすべて怖がり、あまり楽しめていなかったように感じます。
ですが、最低限の注意を払っていると、
特に危ないことに巻き込まれることもなく、
徐々に不安は消えていき、心の底から楽しめるようになりました。
それでは、どんな注意をしたのか。
それを今回はお伝えしようと思います。
メキシコシティにいく方は必ず読んでください‼️‼️‼️
メキシコシティで注意すべきこと
外出の注意
・ 21時から7時は出歩かない:どれだけ安全なエリアにあるホテルでも、夜は銃の音が聞こえていました。朝も早すぎると物乞いの人などが多くいるそうなので、あまりおすすめしません
・ 外で携帯電話を見ない:携帯電話(特にiphone)を持っていること=高価なものを買える=お金を持っているカモと思われるので、携帯電話だけでなくその他の荷物も取られる可能性が高まります。また街中で携帯電話を使うことで注意が画面に集中し、差し迫る危険に気づかないことにもなります。それでもなお外で携帯電話を使うときは、壁を背後にしてできるだけ死角を少なくした状態で使いましょう。
・ 道順を頭に入れておく:上のことと関係しますが、外で携帯を使わないで済むよう、目的地までの道順を頭に入れておきます。「二個目の道で右、その次は左」などと覚えておきましょう。
・ 事前に道の様子を見ておく:上のことと関係しますが、道順を覚える前に、その道が安全な道か見ておく必要があります。というのも、メキシコシティは大通りを少しでも外れると細く人気のない道になり、強盗や下手したらマフィアに絡まれる危険性がぐんと高まります。そのため、事前に目的地までの道をgoogle mapのストリードビューなどの機能を使って、写真をみておきましょう。そして人気のない道、荒んだ通りなどであれば、そこは避けて通りましょう。
・ 危ないところは地図アプリに登録し、避ける:メキシコシティは観光地から一歩出ると危ない地域が広がっています(次項)。地図アプリに登録して、道順を調べるときにはそのエリアに近づくことがないか確認しておきましょう。
・ 危ない地域:Iztapalapa(イスタパラパ),Tacubaya(タクバヤ),Oceanía(オセアニア),Tepito(テピート),Doctores(ドクトーレス),Mixcoac(ミスコアク),Pantitlan(パンティトラン)が危険です。また、Tlatelolco(トラテロルコ)以北Sevilla以南の地域は特に観光地も密集しておらず何もないので、人も少ないためあまり安全ではないと思います。そのエリアにある目的地(グアダルーペ寺院など)に行く際はuberを使ってドアトゥドアで行きましょう。
こちらのYouTubeで詳しく紹介されています!
・ 怖い時はツアーを使う:気をつけるべきことが多すぎるメキシコシティ。不安でいっぱいになってしまうと楽しむことを忘れてしまうので、ときにはツアーという安全をお金で買うのも良いと思います。
・ 休憩も入れる:メキシコシティは標高約2000kmのところにあるため高山気候であり、空気が薄いです。そのため少し運動すると息が上がってしまうことがしばしば。なので、特に最初は休みながら体を慣らしていきましょう。ときには薬も服用しましょう。
・ 話しかけられたら怪しむ:スリの手口として「鞄空いてますよ」「汚れついてますよ」「道教えてあげようか」など、声をかけられることが挙げられます。そのため声をかけられたら怪しみ、しつこい場合は無視するようにしましょう。逆に言うと、普通の人は「声をかけると不審がられる」ということがわかってるので声をかけてくることはありません。なので一見すると「助けてくれない、冷たい」という印象を抱きがちですが、そうではありません。声をこちらからかけるととっても親切に答えてくれるので、そこの点は誤解のなきよう。
・ 集団客に紛れる:一人で歩くのが怖い場合(比較的人通りの少ないところなど)は周りにいる集団客の後ろにつき、集団客に紛れることも有効です。
・ 恐ろしいスピードで歩く:スリの多い駅などでは、少しでも止まっているとスリの機会を与えてしまうので、競歩くらいの恐ろしいスピードで歩くのが良いです。
・ カードは目の前で切ってもらう:店の奥に持って行って決済する場合に不正利用があったケースがあったそうです。私はカードだと使いすぎてしまうので、そもそも現金払いを心がけていました
・ スニーカーで:メキシコシティは石畳の道も多く、サンダルなどだと疲れてしまいます。現地の人はスニーカースタイルが多かったので現地の人に紛れると言う効果もあります。
・ カチッとなるペットボトルを:こちらの方が路面にある店でペットボトルを買うと、キャップを開けるときにカチッという音が鳴らず、それを飲んだところ嘔吐と下痢がとまらなかったそうです。飲み水はペットボトルで、と言いますが、ペットボトルでも注意が必要です。
交通手段
・ メトロバス:出勤・帰宅ラッシュを避けた9:30〜17:00の利用だと混雑しません。バスはいろいろとありますが、メトロバスが最も安全です。監視カメラがあり、ときには警官もいるためです。混雑している時はスリの可能性があるため乗らないほうが良いですが、もし乗るならば鞄を必ず前に抱えてあたりに変な人がいないか注意しておきましょう。日本のバスのように止まるボタンはないのでバス停に着いたら確実に降りなければなりません。乗車料金は8ペソ、乗る前にカードを買う必要があります。
・ メトロ:出勤・帰宅ラッシュを避けた9:30〜17:00の利用だと混雑しません。痴漢・スリの魔窟だと言いますが、女性専用車(進行方向に対して右端)を使っている限りその心配はありませんでした。女性は必ず女性専用車に乗っていただきたいですが、男性の方など女性専用車に乗れない場合は、必ず鞄を前に抱える+ドアや壁を背にして死角を作らないということにより、スリを寄せ付けない姿勢を表すことが大事です。また、背後に人をつけさせないために、乗車の際は一番最後に乗るという方法もあります。乗車料金はどこからどこでも7ペソ!やすい!
【スリの多い駅】
Hidalgo(イダルゴ):日本人の宿が多いため、日本人観光客を狙ったスリが多い
Balderas(バルデラス),La Raza(ラ・ラサ):乗り換えの駅として混雑するところを狙われる
Zocalo(ソカロ),Bellas Artes(べジャス・アルテス):観光地で混雑するところを狙われる
以上の情報を得て、当該駅を使う時は特に気を付けていましたが、記述の注意点(女性専用車に乗る、鞄を前でもつ、携帯を触らない、恐ろしいスピードで歩く、など)を押さえていると大丈夫でした。
・ uber:①空港への行き帰りなど荷物が多いとき ②9:30までと19:00以降(公共交通機関ラッシュ時) ③日が落ちてから の場合は必ずuberを使ってください。逆にそれ以外の時は公共交通機関でも良いと思います、uberは毎回使うとなると高いですしね…。渡航前にアプリをダウンロードして電話番号などの登録を済ませておいてください☑️ 評価の悪い人がくるようでしたらキャンセルしてもよいかと思います。治安の悪いところを通る時はサングラスをして外国人感を無くすとより良いです🕶️
持ち物・服装
・ 着飾らない:ジーパンにTシャツ、パーカーなど。ミニ丈、スカートは厳禁。痴漢が多いからなのか地元の方はジーパンオンリーでした。いかにも観光客然たる感じはカモだと大声でアピールすることに同義なので、地元の方と同じ格好をして紛れるのが良いです。
・ ダミー財布:強盗にあった場合、渡しても差し支えないような財布を作っておきましょう。
・ お金の持ち歩き:上記のダミー財布以外に、お金のたくさん入った財布はセキュリティバックに入れ、必要な時以外は服の中に隠すようにしましょう。また、一番高額なお金とクレジットカードは靴下の中に隠すと尚良いです。
・ セキュリティバック:服の中に隠します。ただ、実際にはお店とかでお金払うときに出す必要あるでしょ〜と私は思ってしまうので、上着の中に隠して、お支払いの時には鞄を出すようにしていました。
・ ポケットの中に物を入れない:取られても良いようなものだけ入れておきましょう。ティッシュのゴミクズとか(笑)
・ マスクをつける:メキシコシティはお椀状の起伏の土地ということもあり、排気ガスが溜まりやすいそう。そのため、吸い込む空気がどんよりしています。マスクをつけて排気ガスはなるべく吸い込まないようにしましょう。
・ サングラスをつける:メキシコは低緯度ということもあり、差し込む日光がかなり強いです。そのため日中は日差しを防ぐためにサングラスをつけましょう。また、サングラスをつけておくと“現地の人(サングラスをつけている人が多い)に溶け込める”、“目元を隠すことで日本人感をなくせる”、“スリ対策のためにあたりを見渡すときの視線を隠して変人感をなくせる”といった利点もあります。
余談
マスクもつけてサングラスもつけて、、、って変人じゃんと思った方、絶対いらっしゃいますよね(笑)
私もそうなるなあと思い、極力どちらか一方にしていました。
ですが、私のnoteをみてご連絡くださった方(Aさん)が面白いお話をしていたので共有させてください。
Aさんも女性お一人でメキシコに行ったそうなのですが、
その際の服装がサングラスにマスクに黒い帽子に黒いジャケット。
女性という属性を隠すために男装し、その一環として帽子もつけていたらしいです。
もはや出立ちはザ不審者(笑)
でもご自身はその自覚がなく、街で日本人と思しき方がいると興奮気味に話しかけてしまい、日本人の方からはびびられて逃げられていたそうです(笑)
スリ対策・犯罪対策どころか、むしろご自身が犯罪者と間違えられ、
おかげで全く危ないことには巻き込まれなかったらしいです(笑)
ご自身は「今考えたら徹底しすぎてました」とおっしゃっていましたが、
注意しすぎることはないので、みなさんもよろしければ不審者ファッションやってみてください。
現地の人に紛れる
観光客然たる感じが出てしまうとカモとして狙われるので、
できるだけ現地の人のように振る舞うことが大事です。
現地に行って周りの様子を伺い、現地の人の振る舞いを見て真似ることが重要ですが、
自分が気づいたことを事前に共有させていただきます。
・傘をささない:多少の雨だと傘をささないことが多いです。その代わりパーカーのフードを被ったり、それすらも被らず何もしないこともあります。
・横断歩道は赤でも渡る:メキシコでは赤信号も青信号も関係ありません。歩行者優先で通してくれることがないので、車が通っていないときに如何に渡るか、が勝負になります。赤信号の時には行儀良く待っていると余所者感が出るので、安全を第一に考えながら赤信号チャレンジしてみてください。
・ジーパンを履く(既述)
最後に
ここまで色々と気をつけるべきことを書きましたが、
意外と治安がいいなと言う印象も同時に受けました。
その指標となるのが野良犬。
かつて「治安の悪さと野良犬の多さは比例する」と聞いたことがあります。野良犬の保護・管理ができる=治安が良いという話なのですが、この感覚は意外と合っている気がします。カンクンでは野良犬がわりと多いなという印象をうけていたのですが、メキシコシティではむしろ飼い犬が多い印象を受けました。証拠として、犬用ペットグッズの店やドッグランのある公園が多くありました。
また情報を多くお伝えしようと思うと、長くなってしまいました、、、
ここまで読んでくださりありがとうございました。
次回はメキシコシティのおすすめのスポットを書いていきます✏️🇲🇽
ではまた!
Hasta luego.