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【青森県】下北に住む天然記念物 日本猿と農家さんのジレンマ

こんにちは、犬が好き!メザニンです。
青森市から車で走ること約3時間、下北半島に仏ヶ浦という神秘的でエキゾチックな観光名所があります。波の浸食でつくられた岩の造形は、人を飲み込む程の大きさで、圧倒される美しさです。
本当に素敵でぜひ一度は行ってほしい名所ですが、今回のお話は、仏が浦に行った時に出会った日本猿と農家さんのお話です。

仏が浦


まずはじめに日本猿とは?

「北限のサルは、青森県の下北半島に生息するニホンザルである。ヒト以外の霊長類では、世界で最も北に生息していることからこのように呼ばれている。この北限のサルは国の天然記念物に指定されている。”wiki より

そうなんです、一番北に住んでる猿なんです。😊

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*この猿の写真は私が撮ったものです。
人間に慣れているので、
このように車でそばに近づいても逃げることはせず、
のんびり毛づくろいをしています。写真をとっても微動だにしません。
むしろ
「かっこよく撮れよ」
くらいの雰囲気です。
観光で来ている私たちは、天然の日本猿を見れて嬉しいわけです。
「あ、あそこにもいる!」
「え、ここにも!」
という具合に、たくさん猿を見ることができました。

ところが、この猿、農作物を荒らすんです。
それで農家さんは困ってる。
国の天然記念物だから駆除もできない。
捕獲するには文化相の許可がいる。
上の写真でもわかるように、人間を怖がらないので、自由奔放。しかも駆除できないので、繁殖するスピードが速い

私たちは、ツーリストです。天然の猿を見れるのは嬉しいし、そんな猿を見に来る観光客はたくさんいるでしょうから、客寄せには貢献しているでしょう。
ただその裏で農家さんが困っているという事実を知った時、私は複雑な気分になりました。

青森県に住んでる方は、農家さんの猿被害のことをニュースで見る機会があると思いますが、県外の方は猿被害の事を知る機会がなかなかないと思うのです。

私には猿と農家さんのジレンマの解決策は浮かびません。
私にできることは、こういう事実もあるんだよと、知ってもらうことだけです。

きっといろいろなところで、こういうジレンマってあるんでしょうね。

ちなみに犬が好きですが、猿も好きですよ~。



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