見出し画像

【デッキレシピ大公開!】第三回神楽杯 結果報告書 ~JCS前に環境をちょっぴり予習~

皆様、こんにちは
team神楽のTaroです。

今回、第三回神楽杯を開催いたしました。
この記事はその全容と環境の整理を目的とした内容になっています。

【目的とルール】

・制限時間25分
・スイスドロー形式
・スタンダードレギュレーション
「摩天パーフェクト」「蒼空ストリーム」収録カード使用可
※7/4(日)大会実施の為、コピーカード使用

今回はまだ未発売のカードを使用可能とし、新環境を触れておく事でいち早く環境に順応する事が出来るようになる。
また、大会当日から2週間後には「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2021」(以降JCS)の開催があり、JCSでどのデッキ・カードが活躍するのかを予めリサーチしておくという目的もありました。

【予選・決勝トーナメント上位結果】

本大会は参加者43名の予選5回戦で全勝者が2名出た時点で予選を終了する。
上位8名を決勝トーナメント参加選手とする形で行いました。

「予選リーグベスト16」
01位  しろあん選手     (5/0/0)
02位  もり選手       (5/0/0)
03位  Waka選手       (4/1/0)
04位  ばび選手       (4/1/0)
05位  つか選手       (4/1/0)
06位  すずきた選手     (4/1/0)
07位  こが選手       (4/1/0)
08位  あべ選手       (4/1/0)
09位  ウルくん選手     (3/2/0)
10位  おさむ。選手     (3/2/0)
11位  マルテス選手     (3/2/0)
12位  はろ選手       (3/2/0)
13位  千葉の木村選手    (3/2/0)
14位  るる選手       (3/2/0)
15位  ツバキ選手      (3/2/0)
16位  ザマゼンタぱいせん選手(3/2/0)
※勝利数が同数の順位はオポネントにより決定

「使用デッキの種類と数」
・黒馬バドレックス/マホイップ 2名
・連撃ウーラオス        2名
・ブラッキー/ムゲンダイナ   1名
・一撃ウーラオス        1名
・ドータクンバレット      1名
・ルカリオメルメタル/ザシアン 1名
・ビクティニ/ミュウミュウ   1名
・ダークパーフェクション     1名
・れんげきテンタクル      1名
・モココバレット        1名
・黒馬バドレックス/ミュウミュウ1名
・一撃ゲンガー         1名
・インテインテ         1名
・白馬バドレックス       1名  

「決勝トーナメント結果」

優勝 ルカリオメルメタル/ザシアン(こが選手)

画像1

最近、よく結果に残りがちないわゆるルカザシと呼ばれるデッキ。
高打点の「攻」とデッキによっては詰みの状況を作れる「守」の非常にバランスがいいのが特徴的ですね。


準優勝 黒馬バドレックス/マホイップ(すずきた選手)

画像2

現環境トップと言っても過言ではないデッキ。
安定したリソースと高打点が強さの理由なのでしょうか・・・。

3位 黒馬バドレックス/マホイップ(しろあん選手)

画像3

連続入賞!!
準優勝と採用枚数に些事な差はありますがその強さは圧巻でした。

4位 モココバレット(つか選手)

画像4

新弾カードのモココが見事入賞!!
様々な雷ポケモンが場面毎に技を切り替えながら攻撃してくるトリッキーなデッキでした。


ベスト8 ドータクンバレット(Waka選手)

画像5

こちらも最近入賞数を伸ばしているデッキ。
様々なタイプのポケモンで的確に対面を弱点で倒す事でゲームを基本有利に進める事ができます。


ベスト8 白馬バドレックス(もり選手)

画像12

白馬バドレックスがスイクンⅤを引き連れて入賞!
高打点の技をインテレオン等で安定させながら打ち続ける事ができるデッキが弱いわけない!!


ベスト8 ビクティニ/ミュウミュウ(ばび選手)

画像7

相手のデッキタイプに合わせて有利なアタッカーでゲームを制するデッキ。
序盤から大ダメージを与える事ができる速さもこのデッキの強さ!


ベスト8 一撃ウーラオス(あべ選手)
※デッキレシピは外部的要因により非公開。

【本大会のデッキ分布と考察】

●黒馬バドレックス系統   約21%
内訳
・黒馬バドレックス/マホイップ  約19%
・黒馬バドレックス/ミュウミュウ 約2%

●連撃ウーラオス系統    約19%
内訳
・連撃ウーラオス(うらこうさく) 約9%
・ニンフィアウーラオス      約5%
・インテウーラオス        約5%

●三神系統         約7%
●リーフィア系統      約5%
●ブラッキーダイナ     約5%
●ビュクティニミュウミュウ 約5%
●一撃ウーラオス      約5%
●白馬バドレックス     約5%
●インテインテ       約5%
●ダークパーフェクション  約5%
●ルカザシ         約2%
●ドラパルト        約2%
●ゲンガー         約2%
●れんげきテンタクル    約2%
●ヨワシ(むれのちから)  約2%
●子ズガ          約2%
●ザシアンサンダース    約2%
●ビュクティニブラッキー  約2%
●モココバレット      約2%
※順不同

やはり目立つのは黒馬バドレックスと連撃ウーラオスでしょう。
系統別に判断すると、5回に1回は対峙するデッキです。
さらに、その中でも特質すべきなのは黒馬バドレックス/マホイップ。(以下黒馬マホ)
使用率は驚異の19%!!
さらにさらに同日行われたシティリーグの結果では・・・。
全17会場中
1位 2名
2位 5名
3位 1名
4位 1名
この入賞数はヤバいです。
使用率もさることながらその強さも本物なのです。
本大会の結果と合わせても今、そしてJCSの環境は黒馬マホを中心に動くと考えて間違いないでしょう。

無題


また、少し面白いデータも出してみました。

18.5%


皆さん、この数値が一体何かわかりますか?

本大会での「ガラルファイヤーV」の採用率です。

画像9

これは決して悪タイプが多かったわけではありません。
タッチでオーロラエネルギーや基本悪エネルギーを採用し自身の特性と合わせて奇襲を仕掛ける。
どのデッキも黒馬を狩ろうと虎視眈々というわけです。


【JCS以降の環境の予測】

上記でも記した通り、まずは黒馬が中心となります。
それに伴って増えるデッキタイプが弱点で有利に進めるダークパーフェクション、ムゲンダイナです。
それらを倒しつつ、黒馬にも戦えるのが頂への雪道入りインテウーラオス。
本大会で優勝したルカリオメルメタル/ザシアンはこれらのデッキに対して一定の勝率を収める事が出来るものの25分の制限時間を考えると熟練度が必要となる玄人向けのデッキである事から、少数が結果を残す形になるでしょう。

・・・・・新弾デッキどこ?

ここまで話しておいて新弾発売後の環境があんまり変わらないってどういう事よ!!!

と、言ったところで仕方がないので個人的に感じている活躍の可能性があるデッキ・カードを一部お話します。
まずは、ジュラルドンVMAX・モココです。

無題

ジュラルドンの魅力には約束された高打点があります。
効果を計算する事なく、220ダメージに一撃エネルギーでさらにダメージを増やす。
弱点もない事から非常に優秀なメインアタッカーでありながら特性により一部の条件下でダメージを受けない。
最近、ドータクンバレットをはじめ様々なデッキが弱点をつく為にオーロラエネルギーを採用するようになりました。
そこにきてこのカードは最強の盾にもなってくれるのです。

モココは本大会でも上位入賞を果たしたつか選手が使用したデッキやレックウザVMAXでの活躍が期待されます。
相手の動きに合わせてこちらのアタッカーを変えて戦う戦法は隙がなく、且つ非GX・Vである事を活かして昨今の大怪獣バトルさながらのVMAX環境に一石を投じるデッキになると期待しています。

が、しかし同時に弱点もあります。

画像11

こいつです。
新弾でもっとも話題になったであろうカードです。
おそらく、多くの非GX・Vのシステムポケモンの天敵になる事でしょう。
※個人的にチャーレムVへの現状評価が5:5なので今回は特別に触れないでおこうと思います。

そして、JCSのような大型大会限定的に結果を残しやすいのがレックウザVMAXです。

画像12

このカード、実はそこまで強くありません。
要因は大きく分けて2つです。

・エネルギーの事故が懸念される

・デッキの自由枠が足りない

炎と雷の2種類を序盤にそろえようとすると実は結構大変でエネルギー比率を少し多めに採用するなどをしなければ攻撃ターンが遅れる可能性があります。
そして、レックウザを一度でも作った方ならわかると思いますが、無限に入れたいカードありませんか?
モココ型にしろ、ローズ・溶接工にしろ出来る限り理想の動きを実現するために60枚集めるとどのデッキにも1.2枚見かけるカードを入れれない事があります。
60枚という枠に無理矢理押し込んでいるのでデッキとしての対応力がなく、リカバリー力に欠けてしまうのです。

と、ネガキャンしましたがことJCSでは話が違います。
参加者が多く、予選で約9回戦するような大会ではどんなデッキに当たるかわかりません。
全てに有利に勝てるようにするのは無理だと思ってください。
そんな時に必要になってくるのが圧倒的なスピードとパワーです。
どのみち、どんなデッキと対戦するかわからないならガンガン回して自分の力だけで勝て!!って思考ですね。
JCSでは有名なプレイヤーであっても1度のデッキの下振れで上位を逃す可能性があります。
その時、その会場で運が強かったものが勝ち上がるのです。
つまり、レックウザのような少し大味なデッキは運が強い人が回すと非常に強いためJCSのダークホースになるのではないかと予想します。


【まとめ】

今回、自主大会で運営側にたってみて非常に勉強になりました。
円滑に大会を進める方法、全体の大会分布、実際のマッチアップの有利・不利、プレイヤーのレベルの高さ。
特に今回は決勝トーナメント進出が全員4勝1敗までという成績や時間が延びる事なくタイムスケジュールに余裕を持って進められた事も含め、全体的に非常にレベルの高い大会だと感じています。

改めて、大会に参加してくださった皆様。ご協力してくださった方々。
本当にありがとうございました。

また次回も神楽杯を開催できるように企画してまいりますので応援、よろしくお願いいたします。

皆様のポケカライフがより良いものになりますように。

See you

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?