悠木

八ヶ岳南麓の大きな森の中に住む私が ひっそりと声を出していきます。 内容は決まってま…

悠木

八ヶ岳南麓の大きな森の中に住む私が ひっそりと声を出していきます。 内容は決まってません。 その日に気づいた・感じた・思い出した... そんな日常を綴ります。 創作物も投稿できればなと。

最近の記事

会社を大切に

とある日本企業が海外に工場だかの拠点を新たに置いたという事で、なんとまあ会社が発展して実に素晴らしい事です。応援したい限りです。 が そのセレモニーの様子がニュース映像で流れ、目を疑いました。 めでたい! 祝賀ムード! さあ、いよいよテープカットです! という映像で私は「待て待て待て!」と思ってしまったわけですね。 なぜか テープカットって普通なら何の変哲も無いリボンを想像しませんか? それがなんと自社のロゴと名前が入った上等そうな赤くて太いテープだったので

    • 見上げる空は

      午後6時 西向きの空で 子供の頃を 思い出す 茜の中を 今日も一日 精一杯に 楽しんで 明日は誰と 何をしようか どんな1日になるのかな ふとした拍子に 見上げた空は 昔と何も 変わらない 午後6時 西向きの空で 自分自信を 振り返る 今を今をと 必死に生きて 精一杯に 頑張って 明日はアレと コレもしなくちゃ 乗りきるためにこなさなきゃ 昔と変わらぬ 茜の空と 変わってしまった 自分に会った

      • 満開

        桜の季節が八ヶ岳南麓でももう終わろうとしています。日本人は桜が大好きですから、少し寂しい気もしますよね。 しかし「桜の花」は終わりでも花の季節はこれからです。一斉に芽吹いた植物が花を咲かせる姿が見られます。 そんな中でこれ! はい。 この赤い花がなんの花かわかりますでしょうか。日本人なら誰でも知ってる、子供でも知ってる凄くポピュラーな樹木の花です。 (写真がヘタクソで申し訳ないですが) 葉っぱを見てピンとくる方は多いのでは? ...そう!これはもみじ(カエデ)の

        • 春の訪れを

          春の訪れを、どういったところで感じるでしょうか。三寒四温・下層植生の芽吹き・桜などの開花・初々しい新成人・入学。 住む地域や人の立場によって、タイミングもイベントも変わって来ますよね。 私が住んでいる八ヶ岳南麓の街にも、いよいよ春の訪れが感じられるようになりました。とは言っても、桜も段々と葉桜に変わっていき、暖かい日が多くなってきているわけです。 そんな中、私が春の訪れを感じるトピックは、少し普通ではないかも知れません。住んでいる環境に起因するのですが...。 私の住

        会社を大切に

          二度あることは

          先日ムササビの巣があったために、伐採を見合わせたという話題を投稿しました。今回は、その第2回目になります。その記事は下記から。(https://note.mu/preview/n0e2b0996c4e3?prev_access_key=6a3f8d325707514d9ab0ee8223917c68) 不思議なもので、この短期間に再び伐採対象木に営巣する動物に出会ってしまいました。今回はムササビではありませんでしたが...。 さてどなただったかというと、今回は... ハ

          二度あることは

          この人は何歳か

          最近人の年齢が見た目から判断できません。 仕事のイベントで知り合った女性は、会話の内容を聞いているとどうやら自分より社会人経験が長そうだと判断しました。 美人で愛嬌もあって、おそらく28歳くらいだと踏んでいたのですが年齢は不詳...。業界の同世代の仲間を増やしたかった私は、失礼を承知で年齢を聞くことにしました。 そうは言ってもまあ、20代なら失礼すぎることもないかなと。 蓋を開けたら...まあお察しですよね。 34歳だそうで! え、自分より10も上なん!? 信じ

          この人は何歳か

          天ぷら議論について思う

          ネットを徘徊しておりましたところ、どうやら「天ぷらの衣を剥がして食べるのはマナー違反か?」という議論が熱くなっているようですね。 マナー違反か違反じゃないかという両論を眺めました。あえてこの件について立場を表明するのであれば、私はマナー違反の立場です。 しかしまあ...それ以前にですね。そもそも前提が違うんですよね。 私からすれば... 議論になっている事が、悲しい!このトピックが議論になり、騒がれているということは...つまり両意見が一定数存在するということになりま

          天ぷら議論について思う

          苦手な言葉はありますか

          私の祖父が非常に厳格な人でした。家に遊びに行っても「この本を読み終わって、感想文を書くまで部屋から出ないでよろしい」と言われ、ベソかいていた記憶があります。 おかげで昔から国語の成績は良く、言葉にも大きな関心を抱くようになりました。文学部に進学し日本語学を専攻したのも、その為でした。 そんな私には苦手な言葉...というよりも嫌いになってしまった言葉があります。バカとかクソとか、悪い意味で使われている言葉ではなく、悪い意味を全く持たない言葉です。 聞いたことのない日本人は

          苦手な言葉はありますか

          樹と動物と現代人(ヒト)と

          私の今の仕事は、樹木や森のメンテナンスが1番のウエイトを占めており樹木に登っての剪定・枝下ろし、たまに伐採もします。既存の造園業や林業とも違う、また伐採屋さんとも異なる理念の元で、樹木を生かしていくという仕事です。特殊伐採と混同されますが、そういうものでもありません。 大きな重機もトラックも使わずに、全て手仕事で完遂させることをポリシーとしています。 先日、軽井沢でとある邸宅の作業を請け負いました。今後の庭づくりの方針に合わせて、数本伐採をとのことでした。 そのうちの一

          樹と動物と現代人(ヒト)と

          生まれる疑問「お忍び」

          新元号「令和」の発表が行われてからというもの、その単語を目にすることがない日はほとんどなくなったように思います。 人生において、数回しか体験することのない改元は、やはり大きなイベントのようですね。 さて、新時代の幕開前にあるもう一つのイベントが、今上天皇の生前退位です。両陛下や皇族の皆様の動きも、マスコミで取り上げられる回数が以前より増えていると実感しますね。 そんな中「両陛下がお忍びで皇居外散策」というニュースが気に留まりました。 さてそこで気になったのですが、この

          生まれる疑問「お忍び」

          大きな森から小さな声

          自己紹介をしましょうか。 悠木または悠木庵という名前で、創作活動を行なっています。駆け出しのひよっこではありますが「言葉」を使った作品作りです。小説...詩...川柳...。少しずつ活動する中で、賞を頂いた経験もあります。 住まいはとある森の中。お隣さんまで数百メートル....遮るものはアカマツの森のみ。家へと通じる唯一の道路は舗装もされず、街灯は1つもありません。 そんな田舎で25年...私を作ったのは、この田舎であり、この森であると言えるでしょうね。 大学は東京、

          大きな森から小さな声