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AIイラストの技術的記事

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私が投稿したAIイラストに関する技術的記事のまとめです。
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(全体公開)Loraを2回混ぜるとどうなる?モデルの指を安定させる方法

(全体公開)Loraを2回混ぜるとどうなる?モデルの指を安定させる方法

このことは前々から気付いてはいましたが、新しいモデルを調整している時にはっきりと分かりました。

今回目指しているのはフラットなイラスト風のモデルなんですけど、指がね・・・結構破綻するんですよ。


それを解決するために有効なのが「Hipoly 3D Model LoRA」というLoraを顔以外に適用することで、指を安定させるという方法。
これ自体は色んな方が知っていると思います。私も他の人の記

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10/12 (全体公開)プロンプトなしという暴挙

10/12 (全体公開)プロンプトなしという暴挙

この絵はプロンプトを入れずに作りました。
ちゃんと女の子が生成されますね。しかも色んな構図、色んな背景が出るので面白いです。

そもそもなんでこんなことやろうと思ったのかというと、こういう一幕がありました。

でょ「ネガティブのlow qualityって効果なくないですか?」
あいおえ「えっそうなんですか?」
でょ「ということでlow qualityのLECO(概念を消す系のLora)を作ったので

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9/5 (全体公開)コピー機Loraの作り方メモ

9/5 (全体公開)コピー機Loraの作り方メモ

はい。タイトルの通り「背景を白くするLora」を作りました。

flatLoraで有名なLora博士(月須和・那々 @2vXpSwA7)が考案したコピー機Loraという手法を使いました。
あまり知られていないようなので、メモがてら作り方を書いておきます。
参考にしたサイトはこちらです。


手順は以下の5つです。

【①元となるモデルで画像を1枚生成する】

今回はanimekawamix_v1

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7/28 (全体公開)モデル公開

7/28 (全体公開)モデル公開

納得いく出来のモデルができたので公開することにしました。
名前はfeathermixです。

自作の背景を白くするLoraが入っている影響で、背景が白ボケするのが特徴です。
決して万能ではないですが、自分の使ってるモデルはなるべく公開しておくのがポリシーなので置いておきます。

feathermixで作った絵を4枚貼っておきます。
なかなか可愛いでしょ?

あとは、月末近いのでそろそろ来月の目標設

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7/14 背景Lora制作のメモ(全体公開)

7/14 背景Lora制作のメモ(全体公開)

背景を変更するLoraを作る時のメモ書きを残しておきます。

○Loraの作り方元画像を30枚くらい用意する。

画像を全て加工する。

元画像を使ってLoraを作り、加工後の画像を使ってLoraを作る。

この2つのLoraの差分を取って新たなLoraを作る。

新たなLoraを作るコマンドはあいきみさんのnoteに書いてある。

○背景のパターン

通常

シャドウ100

明るさ100

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7/3 ip2p検証(全体公開)

7/3 ip2p検証(全体公開)

ControlNetの機能「ip2p」を検証します。
この機能の効果はi2iでサイズを大きくする時に構図や細部の特徴を保つことができるというものです。

最近はhires.fixに頼らない画風が流行っています。
それはつまり小さい画像で生成してからそれをいじるということになります。
その際に使えるのがip2pということですね。

まずは普通にi2iしてみます。

元絵(512×720)



i

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6/23 (全体公開)Reference only研究

6/23 (全体公開)Reference only研究

ControlNetの新機能「Reference only」
1枚サンプル画像を元にその絵柄やキャラクターを簡単に再現できるというものです。
簡易的なLoraだと思っていただいて構いません。

このReference onlyを使って差分を作ることで、簡単にLoraを作ることができることが話題になりましたが、その使い方がよく分からないので研究しようという回です。

Reference onlyの設

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