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「 どんなふうに嘆いたって結局は君のことばっかりだなあ 」


先週、1ヶ月ぶりに同期に会った。
その日の前日、その前の週あたりから合わない生徒とバチバチになってしまったり、疲れがだんだん溜まってきたこともあり、帰り道に泣いてしまった。
同期のLINEに対してもヤミヤミ(病みっていうと大層なことに聞こえるけどカタカナにしたらONE PIECEみが出ていいな)の返事をしてしまったのだが、なんとわたしとの共通の友人Aの家に泊まりに来ていた同期から電話がかかってきて、出た瞬間にまた泣いてしまった。

泣いてることに驚きながらも笑ってくれる同期とAに救われて、一通り愚痴を聞いてもらったあと、「来てくれたら会ってあげるのに(嘘、本当はもっとゲスい言い方だけど自重)」などと言われ、さらにもう1人の友人Bも来るとわかった瞬間、わたしも行くことに決めた。

それにしても好きな人に会うときの最近のわたしは心臓が痛くなるくらい緊張するようになった。いつも吐きそうになる。一年半一緒に住んでた人と会うだけなのに。
シャッフルで流れてきたLiBiDo FUSIONに励まされながら電車を乗り換えた。


「集合場所についても誰もいなくてバケハ被ったお兄さん(同期)に話しかけられるドッキリ」をされつつも、無事に3人と合流できたわたしは飲む前から饒舌だった。
A以外は酒が弱いので、対して飲めず、特にBが寝てしまいそうだったので、散歩がてらコンビニをはしごしてみたり、マックに寄ってみたり、風俗街を興味本位で覗いてみたり、これがあけわかでいうマジックアワーみたいなもんなんだろうと思いながら、ナイトオンザプラネットを歌いながら、Aの家へと向かった。(ここでマカえんじゃないんかいとか言わないでください、そんな気分だったんです)

Aの家に着いて、ほっとくと朝まで寝てしまいそうなBをなんとか風呂に入れ、その間3人で『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』を見ながらマックをつまみにお酒をちょっと飲んだ。

結局同期とわたしはホテルに泊まることになり、2人を残して部屋を後にした。
そのあとは彼女なんじゃないかと錯覚するような距離感で歩いて、アルコールも入って上機嫌なわたしはナイトオンザプラネットを歌い続けていたら「幸せそうだね」って言われた。その時がここ最近で一番幸せだった。 


さらに先週、訳あって3日ほど仕事を休むことになってしまい、わたしはNetflixに入り同期激推しのBLEACHを観て、夜は特に何も喋らない電話を同期と繋ぎ、一緒に勉強するなどした。絶対にわたしからかける勇気はなくて、でも勉強すると伝えたらちゃんと電話がかかってきた。

夢に向かってまじめに勉強している同期には申し訳ないが、わたしは今年教員採用試験に受かりたくないという気持ちが大きくなってしまっている。
一緒に住んでいた時から、もし同期が受かったらわたしはついて行きたいという話をして、それに対して同期は笑って「流石についてきたら責任取るわ」という、嘘か本当かわからないことを言われた。それをわたしはずっと信じてしまっているのである。
しかも大学の先輩であり、同期が(もちろんわたしもだが)めちゃくちゃお世話になった先輩が、「俺はあいつに『その気がないんだったら、切れ。そうじゃなければ責任を持て』って言った」と言っていて、その上で一緒にいるんだと思ったら持っていいのかわからない自信がついてしまった。

そうなればわたしは受かって地元の県から出られなくなるよりも、身軽である程度安定している講師でいる方が都合がいい。
でも親や親戚の応援してくれる気持ちも蔑ろにできないからできることはやろうと思う。思うだけで行動に移すのはなかなか難しい………


先週の休んでいる時
「忙しいだろうし無理に返事しなくてもいいよ」と送ってしまい、
「そう言われたらおれは返事しないよ」
と言っていたのに、その2分後にLINEがきて、今も前と変わらずLINEをしている。

結局は君のことばっかりなのはわたしだけじゃないんだと思いたい。

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