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初めて心が動いた話

友達の友達の紹介で、タトゥーあり長髪の色っぽい30歳男性と出会った。
彼が女風にスピリチュアルを足したような施術?をするセラピストになるために、その練習台になってくれということでした。

本当に軽い気持ちで練習台を引き受けたのだけれど、施術後のメールのやりとりで私の自己卑下の闇が噴出してしまい、彼の真摯な言葉を跳ねのけるような対応をしてしまいました。大人げなくて恥ずかしい・・・。

だけれど、彼は呆れることなくそれに向き合ってくれたのです。

外見からは想像できない彼の真剣な言葉と体験した人にしか分からないであろう信念が私の心の闇にわずかにわずかにではあるけれど響いた。

暗くて深~い沼の水面にぽちょんと滴が一つ落ちて、その波紋がじわじわじわじわ、少しずつ少しずつ広がっていって、「もしかしたらそういう世界もあるのかも」というわずかなわずかな希望になった。

人生で初めて心が動いた気がした。
変われる可能性を信じてみてもいいかもって思った。








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