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サザンが好きなんです♡

わたしはサザンの桑田佳祐さんの大ファンです。子供の頃から、誰もが知るような「いとしのエリー」や「真夏の果実」や「涙のキッス」などの定番ソングは聞いていたし、中学生の頃、「あなただけを~Summer Heartbreak~」の歌詞の美しさに深く感動したのを覚えているし、高校時代、塾の友達と「愛の言霊」の音楽的魅力について熱く語ったし、大学時代の甘酸っぱい青春の思い出には「太陽は罪な奴」や「TSUNAMI」や「白い恋人達」がオーバーラップします。社会人1年目、初めての一人暮らしの小さな部屋で、当時の彼と「涙の海で抱かれたい~sea of love~」を繰り返し聴いていたのが懐かしいし、その後仕事で初めて東京に出てきた春には「彩~Aja~」を聴きながら湘南をドライブしたっけ。自分の結婚式の二次会では「明日晴れるかな」を流したことも思い出深いです。


こんな風に、わたしの人生には常に、サザン、桑田さんの音楽がありました。しかし、もっともっと深く、その沼にのめり込んだのは、忘れもしない2011年。桑田さんのソロアルバム「MUSICMAN」が発売され、それを聴いて衝撃を受けたことがきっかけでした。このアルバムは、桑田さんが食道がんを患われ、その病を乗り越えてまもなく発売されたもので、収録されている曲も、ちょっと暗い、人生のどん底からの視点で描かれたような内容のものが多いです。しかし、何に感動したって、ただ暗いだけではなく、それぞれの曲には「孤独なのは自分だけじゃないんだ」と強く思わせる共感や、「いろいろあるけど、一緒にがんばろうぜ」と肩を組んでくれるような温かみがあるんです。というのも、当時のわたしは人生の大スランプに陥っていて、絶望のさ中にいました。そんな、傷だらけのわたしの心に、このアルバムは深く沁みわたり、世の中の懐の深さや、ゆとり、風情、色っぽさを教えてくれました。「それゆけベイビー!!」という曲の「すべてを背負いながら生きるは重たかろう?」「テキトーに手を抜いてこうな、マジメに好きなようにやんな」という2節の歌詞は、その後のわたしの人生のモットーとなっています。


最近(とは言ってもコロナ禍以前)は、都内にあるサザンファンが集うカラオケバーに足を運んでいます。月に一回開催されるサザンセッション会は、常連さんたちが集まり、楽器の生演奏が繰り広げられ、それをバックに歌うことができるという、なんとも贅沢でワクワクするようなイベントです。ここに集う皆さんは、ガチのサザン好き!サザンの楽曲や桑田さんへの愛が並大抵ではなく、わたしのような、比較的最近沼にのめりこんだ者が容易く桑田イズムを語ることははばかれるほどです。しかし、それは思い過ごしで、どんなに古いファンであろうと新しいファンであろうと、皆さん分け隔てなく接してくださる、優しいコミュニティなのです♡ このお店で、素敵な女性店主や、たくさんの熱いサザンファンの方々とお友達になれて、その交流が、今のわたしの元気の源になっています。老若男女問わず、職業やバックグラウンド問わず、シンプルに趣味で繋がるって、楽しい!!!スバラシイ!!!これ、最近一番思うことです。これからも、サザンや桑田さんの音楽、そして、その音楽を通じて知り合った人々との関係が、わたしの人生を彩っていくのだろうな♪




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