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【教授予想】坂本龍一 配信コンサート「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022」のセットリストを予想してみる③

このnoteでは、

2022年12月11・12日に行われる坂本龍一さんの最新ライブ

「Ryuichi Sakamoto: Playing the Piano 2022」

のセットリストを勝手に予測しています。

 

前々回の

①曲数を予想してみる

にて、全14曲のセトリになると予想しまして、

 

前回の

②鉄板セトリを予想してみる

にて、

 

●水の中のバガテル
●Merry Christmas Mr.Lawrence
●The Sheltering Sky
●The Last Emperor
●美貌の青空
●Tango
●Tibetan Dance
●Aqua

 

の8曲が演奏されると予想しています。

 

そして今回は、

③「枠」で予想してみる

 

ということで、残りの「6曲」を予想してみたいと思います。

 

 

「枠」で予想してみる!


考察の観点は、こちらです!

A)YMO枠
B)クラシック枠
C)即興枠
D)  挿入曲枠
E)メジャーコード枠
F)最新曲枠

 

 

今回も、最新のピアノライブCD『2020』を前提に、CDで流通している「Playing the Piano」シリーズを含めて考察していきます!

「Playing the Piano」シリーズのライブCD

 

【YMO枠】

ライブの中でYMOの曲がピアノ演奏されると、やはり盛り上がりますよね。

 

5点のライブCDに収録されているのは、こちら。

●Perspective
●Behind the Mask
●Castalia

※「Happyend」と「千のナイフ」もよく演奏されますが、もとは教授のソロ曲なので、ここではYMO曲から除外しています

 

「Castalia」なんかは、ピアノ演奏がすごく似合いますよね。

 

ちなみに、『2009 JAPAN』には、MCのときに客席から「東風お願いしま~す」と声がかかって、「東風」のさわりを演奏する、というスペシャルなやり取りが収録されていますね。

教授の神対応はもちろん嬉しいですし、ぼく的には東風をリクエストしたお客さんの勇気も素晴らしいと思います。

ピアノオンリーの東風はなかなか聴けないので、これはお客さんのナイスリクエストですよね。

今回はライヴ・ビューイングなので、そんな無茶もできませんが。

 

さて、肝心のセトリですが、前回と同じこちらの表を参考に考えます。

2009年国内ツアー24本中の演奏率


 

これで見ると、「Behind the Mask」が圧倒的ですね。

これは「鉄板」と言えるでしょう。

 

 

ぼく個人的には、ぜひ「Perspective」を演奏してほしいという気持ちはあります。

 

これね、まさか『2020』で演奏するとは思ってなかったんですよ。

で、『2020』で演奏したときに、演奏スピードがゆっくりだったので、最初は、

アレ?なんか雰囲気違うな…

と思いました。

でも、CDで何度も聴いているうちに、このスピードめちゃくちゃいいな!と。

教授ここまできて、まだ進化しますか! と、ドはまりしました。

 

ぜひ、この演奏スピードを落とした「Perspective」を聴きたい!

…のは山々ですが、iTunesで販売中の2009年のツアーでは、演奏率38%と、「Behind the Mask」の半分です。

ここは『2020』でも演奏しなかったので「Behind the Mask」に譲るか、というところですね。

 

 

なお、もしレア曲のサプライズがあるとしたら、「Ongaku」なんかも聴いてみたいです。

 

 

【クラシック枠】

教授はときどき、クラシックの既存曲を演奏することがあります。

ぼくが見つけられたのは、こんなところです。

 

●Concerto No. 3 in d minor after alessandro marcello, bwv 974 II. Adagio
(バッハ)
●Choral Dorien(ジャン・アラン)
●a Mademoiselle Linette CHALUPT II. SON BINOCLE (エリック・サティ)
●Musica Callada(アルカーディ・ヴォロドス)

 

もしかしたらクラシックを1曲くらい演奏する可能性もありますが、

最新の『2020』では全14曲中1曲もクラシックを演奏していないことから考えると、今回もわずか1時間の中に自分の曲以外を入れることはないのではないか?

と考え、セトリには含めないことにします。

  

 

【即興枠】

難しいのが、この「即興」を演奏するかどうか、という点です。

教授のライブでは「Improvisation」とタイトル付けされています。

かなりの頻度で即興演奏をしているので、通常のライブだったら入るんじゃないか、と思われるところ。

ちなみに、iTunesで販売している2009年の国内ツアー(24本)では、最初の5曲が全日程で固定されており、そのうちの1曲が「Improvisation」です。

つまり、全日程で即興演奏したことになります。

これは、ある意味「鉄板」

 

一方で、1時間しかない中で数々の代表曲からセレクトしたセトリに即興を入れるか?という疑問もわきます。

 

ぼくは当初、今回即興演奏はしないんじゃないか?と予想していました。

 

ですが、考えが変わりました。

 

2023年1月17日に教授のニューアルバムが発売するというニュースが入り、わずか数秒のティザー映像が公開されました。

この映像で使われている楽曲が、

ピアノライブの最新作『2020』のエンディング(CDでは15曲目)の「Improvisation-20201212」に雰囲気がかなり似ているんですよね。

ということは、教授の最新の作品群としてはこの雰囲気を大事にしているのかもしれない…と考えるわけです。

 

ただ、以前のnoteにも書いたとおり、「Improvisation-20201212」はピアノの生演奏ではなさそうです。

ですから、『2020』にあるように、本編のエンディング的な位置づけとして、即興のレコーディング音源が流れるのかもしれない、と予想します。

 

よって、「即興枠」については、本編14曲には含めずに、「プラスα」として含まれてくるのではないか、と考えます。

 

 

【挿入曲枠】

『2020』の中で唯一、

え?突然どうした?

という唐突感のあった曲が「The Seed And The Sower」でした。

新曲でもなく、過去のピアノライブでもとんとお目にかからない曲だったので、いきなりの登場にビックリした記憶があります。

 

こちら、映画『戦場のメリークリスマス』の挿入歌ですよね。

戦メリといえば、「Merry Christmas Mr.Lawrence」という不朽の名曲がありながら、
まさかの挿入歌がセトリに食い込んだわけで、これはもしや…

「映画の挿入歌という枠」があるんじゃないか?

と睨みました。

 

教授といえば、映画のサントラはおびただしいので、その中からセレクトしようと思うと、完全に「勘」に頼るしかありません。

これはもう、好みで決めさせていただきます。

「DNA」でお願いします!

 

映画『トニー滝谷』の挿入歌ですよね。

『トニー滝谷』でいえば、メインテーマ「Solitude」も大好きですが、ここは敢えての挿入曲縛りなので、「DNA」に賭けてみたいと思います。

 

※映画『新しい靴を買わなくちゃ』の「On the Boat」とせめぎあいました(笑)

 

【メジャーコード枠】

音楽に詳しくないので、必ずしも正確な表現ではないと思いますが、ぼくがここで言う「メジャーコード」とは、一言でいうと「明るい曲調」を指します。

教授のピアノ曲は、心に沁みるマイナー調(悲しげな曲調)が多いように思いますが、ライブでは明るい曲も数曲演奏されます。

 

たとえば、『2020』の中だと、

●Aqua
●MUJI2020

あたりでしょうか。

 

その他、過去のピアノライブで演奏したものの中で主だったものを紹介すると、

●Tibetan Dance
●Koko
●Put Your Hands Up
●Parolibre
●Ambiguous Lucidity

などが挙げられるかと思います。

『2020』ライブ14曲の中でメジャー調の曲が2曲あったことを踏まえ、今回もこの中から2曲をセレクトしようとすると…

すでに「鉄板」セトリとして

「Aqua」「Tibetan Dance」がエントリーしていますので、これで確定にしたいと思います。

 

ちなみに「Aqua」は、お嬢さんの坂本美雨さんの「In Aquascape」でも使われていますので、教授として思い入れが強いことは間違いないと思われます。

 

 

【最新曲枠】

教授は、体調が思わしくなかろうがなんだろうが、とにかく創作活動を続けるという、まさにアーティスト中のアーティストです。

命を削って名作を生み出しています。

そんな教授ですから、常に新作があるわけで、ライブでも新作をしっかり披露してくれます。

 

『2013』には、

この年の大河ドラマ『八重の桜』で使われた「Theme for Yae」

2011年公開の映画『一命』で使われた「Harakiri (Death of a Samurai) endroll」

2011年公開のアニメ映画『KIZUNA』で使われた「Kizunaworld」が収録されています。

 

『2020』では、無印良品40周年記念のための新曲「MUJI2020」

それと、2017年のアルバム『async』から「Andata」

を披露してくれました。

 

そう考えると、今回も新曲ないしは近年発表された曲が披露される可能性が高いと思われます。

『2020』のときと同様、2曲は新曲(ここ数年に発表した曲)を演奏すると予測します。

 

2020年以降に発表された曲で、ぜひピアノ生演奏してほしいという作品を、思いつく限り挙げてみました。

(ほかにも多くの作品がありますが、一旦こんな感じで…)

 

●MUJI2020…2020
●今日の猫村さん…2020
●LOVE AFTER LOVE…2020
●Minamata…2021
●アフター・ヤン…2021
●Suite for Krug in2008…2022
●IN THIS WORLD (MONDO GROSSO)…2022
●Ieta…2022

 

全部良すぎて、もうメドレーでもいいから全部やって!って感じですけどね。

 

まず一つ目の予想としては、

前回の「MUJI2020」が無印良品の40周年記念だったこととイメージが重なる

「Suite for Krug in2008」です。

KRUG(クリュッグ)というシャンパンの2008年ものにインスピレーションを得て作曲したものです。

30分くらいあるので、今回のセトリに加えるのは難しそうですが…

どこか一楽章だけでも取り上げてもらえると嬉しいです。

 

 

もう1曲はどうしましょう。

ここで参考になるのが、『2020』で演奏された「Aubede2020」です。

この曲は、かつてCMで使われた曲で、かつ2009年にシングル配信されているという経歴があります。

「CM曲・シングル」という経歴と同じ経歴を持つ曲が最新曲にもあり、
それが「Ieta」です!

 

ということで、「最新曲枠」は「Suite for Krug in2008」と「Ieta」に決めたいと思います。

 

 

ただ、もし奇跡があるとしたら…「今日の猫村さん」も聴きたい(笑)

ピアノソロでも十分に味がありますよね。

しかも、2分程度なので、手ごろです(笑)

ただ、「今日の猫村さん」をもし演奏するとしたら、実はこれ、メジャーコードなんですよね…。

どう聴いても明るい。

そうすると、「今回メジャー調は2曲で」と考えているので、「Aqua」「Tibetan Dance」と併せて3曲目になってしまいます。

おそらく教授のピアノライブでここまで明るい曲が出ることはなさそうです。

 

もっと言うと「IN THIS WORLD」も、ピアノソロがめちゃくちゃ映える1曲だと思います。

聴きたい曲ばっかりです。

 

 

さて、ここまでで、以下12曲まで予想しました。

 

●水の中のバガテル
●Merry Christmas Mr.Lawrence
●The Sheltering Sky
●The Last Emperor
●美貌の青空
●Tango
●Tibetan Dance
●Aqua
●Behind the Mask
●DNA
●Suite for Krug in2008
●Ieta
※Improvisation(即興枠・15曲目)

 

残り2曲です!

 

「鉄板」曲の残りの処遇を考える!


ここまで来たら、前回保留にしてあった

「Behind the Mask」「Happyend」「Asience」「Energy Flow」「Put Your Hands Up」

の処遇を考えなければいけません。

 

このうち、「Behind the Mask」はYMO枠で採用しました。

「Put Your Hands Up」はメジャーコード枠に落選したため、不採用です。

 

 

ここで「Asience」と「Energy Flow」の関係に触れたいと思います。

この2曲、実は非常に仲が良くて(笑)

というのは、ライブで続けて演奏されることが多いのです。

先のiTunesで販売されている国内ピアノライブ24本の中で、「Asience」は13回、「Energy Flow」は12回演奏されていて、

そのうち8回はセトリで並んでいるんです。

なんとなくですが、教授の中でこの2曲はセットというか、そんな捉え方なのかもしれません。

そこで『2020』を思い返すと、「Energy Flow」は演奏されて「Asience」は演奏されませんでした。

ぼくの勝手な想像ですが、「Energy Flow」に2曲分の思いを託して、「Asience」を割愛したんじゃないか、と思っています。

ですから今回は、相棒の「Asience」に「Energy Flow」の分も思いをのせて演奏してくれるんじゃないか!

と、「Asience」に一票入れたいと思います。

 

残りの「Happyend」は演奏率を考えると文句なしの「鉄板」ですから、これを採用。

 

 

これで、全14曲(プラスα)が出そろいました。

 

ズバリ!2022のセトリ予想はこれだ!


2022のセトリ最終予想は、こちらです!!(曲順は考慮していません)

 

●水の中のバガテル
●Merry Christmas Mr.Lawrence
●The Sheltering Sky
●The Last Emperor
●美貌の青空
●Tango
●Tibetan Dance
●Aqua
●Behind the Mask
●DNA
●Suite for Krug in2008
●Ieta
●Asience
●Happyend
※Improvisation(プラスαとして)

 

 

皆さんの予想はいかがでしょうか?

 

余談ですが、11月30日に発売される、教授のトリビュートアルバム
『A Tribute to Ryuichi Sakamoto - To the Moon and Back』
のラインナップを見ると、

●THATNESS AND THERENESS
●WORLD CITIZEN - I WON'T BE DISAPPOINTED –

このあたりも、ピアノソロ演奏で十分聴かせる気がしますよね。

このへんからのセレクトがあると、嬉しいですね!

 

 

オレ得!セトリ希望はこれだ!


最後に、

ぼく自身の完全な希望によるセットリスト14曲も挙げておきたいと思います。

 

●Perspective
●A Flower is not a Flower
●Seven Samurai
●Ambiguous Lucidity
●Opus
●Litany
●Amore
●Loneliness
●Last Regrets
●Germination
●Suite for Krug in2008
●Ieta
●IN THIS WORLD
●Minamata

この中から1曲でも演奏されると嬉しいな~と思います。

それでは皆さん、12月11・12日を楽しみに待ちましょう!
ぼくは11日に、109シネマズグランベリーパーク プレミアムサウンドシアター SAIONの12時の回に参戦します!

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