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【Oura ring】でワクチン接種の副反応を診てみた

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一年ほど前からオーラリングというヘルスケアデバイスを着けているのですが、今回新型コロナウイルスのワクチン接種をしたので、その影響がどのように表れているかをこのリングで収集したデータを元にシェアしてみようと思います。

ちなみに…
この一年の間に僕に久々に会った方々は、「こいつ、なんやゴツイ指輪なんて付けるようになりおった」と思ったかもしれないが、その“ゴツイ指輪”はただの指輪ではなくヘルスケアデバイスですので、大きく趣味が変わったわけではございません。

というわけで、とりあえずワクチン接種のことから書いていきます。
8月上旬に僕はすでに2回のワクチン接種を打ち終えました。
僕が住んでいる地域の自治体は比較的ワクチン接種の対応が早いようで、高齢者でも基礎疾患もない僕ですら8月の上旬にして二度目の接種を終えているような状況です。
なんとなく都市部やその周辺地域に住んでいる人の方がまだという人が多いように思います。

まずは体感

自分が摂取したのはファイザー社製のワクチンでした。
1回目の摂取後の副反応は筋肉痛のみ。散々、筋肉注射なので言われていたことでしたが、夜に摂取してその日の寝る時にはすでに打った患部(左肩)には違和感が出ていました。翌日起きたらより注射を打った場所が局部的に強烈な筋肉痛のような痛みがあり、数日ずっと続き痛みがあり腕は上がらなくなりました。
ただそれ以外の症状は全くなくて、熱も無ければ倦怠感なども感じることもありませんでした。

それからちょうど2週間後、2回目の接種がありましたが、1回目の時のようにはいきませんでした。
2回目の接種を受ける時にはすでに2回目まで打ち終えた人が周りに結構いて、熱が出るとか食欲がなくなるという話は聞いていました。
噂通り、打った直後から日をまたいでからも特に反応らしき反応はありませんでした。が、
2回目の接種をしてから20時間くらいが過ぎた翌日午後過ぎくらいからなんとなく身体がダルくなっていきました。それからどんどんしんどくなってきて、体温が上がってるのも体感レベルで分かりました。
そして、接種からちょうど24時間くらいで熱のピークで38℃まで上がり、寝ようとしても暑くて寝られない時間がしばらく続きました。
その翌日からは、なんとなく怠さは残っていましたが仕事はできるくらいには回復していました。
ここまでが体感として感じた副反応です。

OURA RINGから分かること

改めて説明しておきますが、今回データ収集に使ったオーラリングには体温の具体的な数値は表示されない代わりに、平均値からの変化の度数が表示されるようになっています。+0.2℃や−0.1℃などが一日毎に表示されます。
例えば、僕の普段の体温が36.5~36.6℃なので、+0.4という表示であれば、実際の体温は37℃くらいで、微熱があるという具合です。

ワクチン2回目の接種の日から2日後には+1.4℃という表示でしたので、実際に体温は38℃くらいまで上がっていたことになります。
↓↓↓ 2回目(8月6日)から2日後の体温 ↓↓↓

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こうしてみると、この日だけ異常値であることは明らかですね。


↓↓↓ 1回目(7月16日)接種当日の体温の記録 ↓↓↓

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これ(体温の変化)だけを見る限り、体感と同様ほとんどワクチンの影響はないように思えます。
ですが、実際は接種後1週間ほどは体調は微妙に低迷していたことが分かるもう一つの指標があります。
それは、下の画像にあるREADINESSと呼ばれる健康状態を表す指数です。
白丸黒文字の数字ではなく、水色のバーがREADINESSスコア
↓↓↓ 1回目の接種日前後のREADINESSのスコアの推移 ↓↓↓

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水色のバーが7月16日(接種2日後)を境に若干下がっているのが分かるかと思います。それまではスコア70以上を保っていましたが、その日以降しばらく60台になっているのです。
体感や体温の変化では分からないレベルではあったものの、全体の体調としては低迷していたわけです。

また、接種前と後で比較した時に悪くなっているようですが、READINESSのスコアだけを見ると、【63】とそこまで悪くはないとも言えます。

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一方、2回目の接種の当日のREADINESSのスコアは【37】と劇的に悪く、その前後のスコアと比べてもその日だけが異常に低いのが分かる。

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↓↓↓ 2回目接種日前後のREADINESSのスコアの推移 ↓↓↓

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ここまで見てみて、これをどう捉えますか?

改めてOURA RINGを着ける意味

以前はアクセサリー類は一切着ける趣味がなかったので、オーラリングを買って着け始めた当初は指に違和感だらけでしたが、それから一年以上が経った今となってはその違和感は完全に消えました。(改めて慣れとは恐ろしい・・・)

前回も書いた気がしますが、ヘルスケアデバイスを付けたからといって健康になれるわけでは決してありませんが、こうして継続的に自分の健康状態を記録することは意外と難しいことだったりするような気がします。
それも指輪というコンパクトで基本的にずっと身体に密着しているデバイスでデータを取ることで収集したデータの正確さは他のヘルスケアデバイスと比べても高いはずです。
なので、このデバイスを着ける意味は、どちらかというと予防的に効果を発揮するものではなく結果論的に意味があると言えるのかもしれません。
今回の件ですと「ワクチン接種をしたらこんな感じだったよ」と体感で認識するよりも具体的に数値として認識することが可能なわけです。
そう言ってしまえばシンプルなことが得られた。

ただ、個人的な想いとしては、こういうご時世なので世に出回る情報の中で確たる情報が掴みづらいので、統計データとして継続的に記録した情報にはもしかすると一定の価値があるのではないでしょうか。

#オーラリングのある生活  はこれからも続く



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