SW2.5 エンシェントブルー リプレイ《溟海を照らす群星》第0話『12の冒険者』

 冒険の舞台となる七王群島は、アルフレイム大陸南西部に位置するブルライト地方のはるか西の海にある9つの海域からなる群島で、遠い昔、『七王』と呼ばれる7人の王によって統治されていたという伝説が残る場所である。
 そのような伝説残る場所に向かうは12の冒険者達。歴史に隠された伝説を紐解き、大いなる戦いに身を投じることになるであろう。

 このリプレイは『ソード・ワールド2.5サプリメント エンシェントブルー ‐七王群島の夜明け‐』を身内で回した物を出来る限り脚色を加えずにリプレイに起こしています。その為、当記事には「ソード・ワールド2.5サプリメント エンシェントブルー」のネタバレが含まれています。

第0話『12の冒険者』

PC紹介

GM:それではキャラクター作成…の前に今回のキャンペーンの詳細とレギュレーションを貼りますね。
GM:今回はシナリオサプリ「エンシェントブルー ‐七王群島の夜明け‐」を回そうと思っています。
A:確かバディってシステムがあるんだよね。
GM:えぇ、PLの皆さんには今回PCを2人作成してもらいます。
F:今回って何人参加するの?
A:6人やね。
F:12人だけどやれんのか?
A:多分。一応2人~とは書いてるしいけるでしょ。

【レギュレーション】

  • PC作成ルールは初期作成+経験点1500+成長2+資金2000G。この時、レベルは3以上に出来ないものとする。

  • PL1人はPC2人を作成する。

    • 同じPLの作る2人のPCの間で、同じ技能を取得することは出来ない。

  • PLは、自身の作成するPCを「戦士系」「魔法使い系」「その他系」に分類する。この時、同じ分類で作成することは出来ない。

    • PCは、分類に応じて、分類に対応する種類の技能が、作成時及び成長時に最大となるようにする(同レベルは可)。

  • ブルライト地方以外の小神は、神聖魔法の消費MPにペナルティを負う(Ⅱ109)。

  • 用いるデータの範囲は、SW2.0、SW2.5、GM作成の流派とします。

  • リビルド権は1PLにつき2回まで可能です。使用する際は宣言をお願いします。

GM:蛮族PCや2剣信仰については後ほど追記しますね。それではキャラクター作成お願いします。


GM:それでは皆さん出来上がったようなので簡単にキャラクター紹介をしてもらいましょうか。
A:じゃあ私からやるわ。私はアメリア・ナイトローゼ。新種族のアビスボーンの18歳よ。

アメリア・ナイトローゼ
種族:アビスボーン
冒険者レベル:2
分類:戦士系
年齢:18歳
性別:女
■能力値
器用度:19(+3)
敏捷度:13(+2)
筋力:18(+3)
生命力:22(+3)
知力:20(+3)
精神力:10(+1)
HP:28
MP:10
■技能
ファイター2
エンハンサー2
アーティザン1
■戦闘特技
《両手利き》
■練技/呪歌/騎芸/その他
【キャッツアイ】
【ビートルスキン】
【命中増強/+1】
■経歴
 "
奈落の魔域シャロウアビス"で生まれ、ロドリゴという老人に拾われて育てられる。
 幼少期の頃、魔物に襲われていた所をロドリゴに助けて貰ったことがあり、ファイター技能もアーティザン技能もロドリゴから教えて貰っている。アーティザン技能はロドリゴが冒険者をしていた時代にとあるドワーフから教わっていた。
 成人後はロドリゴの下を去り、冒険者として旅立つ。

アメリア@A:種族特徴の[奈落の落とし子]によって生まれつき「正直者の」アビスカースを背負っているわ。嘘、方便がすぐにばれるようになる呪いね。右目を包帯で覆っているのはもう一つの種族特徴の[奈落の身体/アビスアイ]のせいね。
アメリア@A:戦士系で、技能はファイター2、エンハンサー2、アーティザン1ね。〈両手利き〉を取っている分命中しづらい分、[奈落の身体/アビスアイ]と【キャッツアイ】に【命中増強/+1】で攻撃を当てに行くわ。
C:アーティザンってなんです?
GM:アーティザンはSW2.0時代のサプリメント「エイジ・オブ・グリモワール」に載っている技能ですね。魔法文明時代の技能で遺物(SW2.0)中の遺物(魔法文明)ですね。
アメリア@A:【命中増強/+1】はアーティザン技能で習得している物だけど、本当にアーティザンは使っていいのかしら…?この技能無茶苦茶な事しか書いてないけれど…。
GM:悪かったら修正します、というスタンスです。
アメリア@A:健全?に使っていくように心がけるわね…。経歴はマルガ=ハーリ天地銃剣術先代師範のロドリゴってオッサンに育てられたわ。ファイター技能もアーティザン技能もロドリゴから習ったの。
GM:冒険に出た理由は?
アメリア@A:まだ見ぬ世界を見るためね。幼い頃はロドリゴの冒険譚を聞いて育ったから、それに憧れたのよ。
GM:では2人目の紹介をお願いします。
A:僕はダヴィド・アルマラン。ハイマンの15歳さ!

ダヴィド・アルマラン
種族:ハイマン
冒険者レベル:2
分類:魔法使い系
年齢:15歳
性別:男
■能力値
器用度:12(+2)
敏捷度:7(+1)
筋力:10(+1)
生命力:9(+1)
知力:20(+3)
精神力:22(+3)
HP:15
MP:31
■技能
フェアリーテイマー2
ドルイド1
スカウト1
セージ1
■戦闘特技
《ターゲッティング》
■練技/呪歌/騎芸/その他
なし
■経歴
ブルライト地方の辺境にあるハイマンのみで構成された小規模な村で生まれる。幼少期の頃からデジャヴが見えない事に悩んでいた所を偶然村を訪れた吟遊詩人に話し、ハーヴェス王国に行ってみないかと提案される。
 12歳の頃にハーヴェス王国に行くが、酒場でチンピラに絡まれ絶体絶命の所を当時15歳だったアメリアに救ってもらう。その時に七王群島と青髪の女性の姿をデジャヴで見る。その後アメリアとパーティを組み、〈青空の船出亭ブルーノーズ〉の下で日銭を稼ぎ過ごすことになる。

GM:アビスボーンにハイマン、2人とも「アーケインレリック」で追加された新種族ですね。
ダヴィド@A:魔法系で、技能はフェアリーテイマー2、ドルイド1、スカウト1、セージ1さ。回復も攻撃も支援も、僕に任せておくれよ!
D:フェアテドルイドとかいう支援の鬼が生えている…。
ダヴィド@A:冒険に出た理由は目指すべき場所があるからだよ。デジャヴで見た七王群島と青髪のお姉さん、そして僕の前世の目的を調べ、それを成し遂げるのが目的さ!
GM:お二人の関係は?
ダヴィド@A:僕が12歳の頃、ハーヴェス王国の酒場で男の人に襲われてるのをアメリアお姉さんに助けられたんだ。その時に初めてデジャヴを見たんだ。そのデジャヴで見えたのが七王群島と青髪のお姉さんなのさ。その時、直感だけど、このお姉さんについていったら七王群島に行けるんじゃないかって思ったんだ。そこからはハーヴェスで冒険稼業で日銭を稼ぎながら経験を積んでいたよ。
GM:なるほど。では次の方お願いします。
B:アルス・ナーヴァなのら!リルドラケンのナイトメアで15歳なのら!

アルス・ナーヴァ
種族:ナイトメア(リルドラケン)
冒険者レベル:2
分類:戦士系
年齢:15歳
性別:女
■能力値
器用度:17+1(+3)
敏捷度:15(+2)
筋力:23(+3)
生命力:19(+3)
知力:20(+3)
精神力:18(+3)
HP:25
MP:24
■技能
バトルダンサー2
フェアリーテイマー2
エンハンサー1
■戦闘特技
《切り返し》
《武器習熟A/フレイル》
■練技/呪歌/騎芸/その他
【キャッツアイ】
■経歴
リルドラケンの卵から生まれたナイトメアの少女
 ベスラシア出身。自由奔放かつ好奇心旺盛で、日々冒険少女のように様々な場所へと探検をし回っている。探検場所はいつも街の辺境の古書館に籠っている司書らしき人物に教えてもらっている
 ある日、彼女が珍しく不在の時、来るまで本読んどこうと思ったアルスは雑に本棚を漁りある本を見つける。それは、七王に関する本で七王群島に関する噂、遺産など様々な情報が書かれていた。
 これを見たアルスは島に行ってみたくなり、旅に出ることに。なぜか彼女もついてくるようになった

F:のじゃロリドラゴン!?
GM:🙏💯👍🎉😘❗️❤️(連投されるリアクション)
C:GMの癖を的確に突いてる。
アルス@B:戦士系で、技能はバトルダンサー2、フェアリーテイマー2、エンハンサー1なのら。
C:特技は《武器習熟A/フレイル》…?なんかあったっけ。
アルス@B:バットツインズ(AR102,105参照)をなぎ払い切り返しで使いたいのら。ランクAなのも地味に戦闘特技枠埋めなくて嬉しいのら。
C:なぎ払い切り返しバットツインズでロリがフレイル回すとこ見たーい。
アメリア@A:確かに一枠しか使わないものね。
アルス@B:ということで高額報酬待ってるのら……33000G。
GM:では経歴についてお聞きしましょうか。
アルス@B:街の辺境の古書館で本棚を雑に漁って見つけた本に七王に関する本で七王群島に関する噂、遺産など様々な情報が書かれていたのら。これを見て七王群島に行ってみたくなったのがきっかけなのら。
GM:では続いて2人目の紹介お願いします。
B:私はパチュリー・メーティスです…。ファンギーメリアの131歳です…。

パチュリー・メーティス
種族:ファンギーメリア
冒険者レベル:2
分類:魔法使い系
年齢:131歳
性別:女
■能力値
器用度:12(+2)
敏捷度:12(+9)
筋力:9(+1)
生命力:23(+3)
知力:23+1(+4)
精神力:21(+3)
HP:29
MP:27
■技能
ドルイド2
セージ2
■戦闘特技
《魔法拡大/数》
■練技/呪歌/騎芸/その他
なし
■経歴
ベスラシア辺境の古書館に住む長命種のメリア。
 父母から譲り受けた古書館で数百年、司書として引き籠もり、書物の管理や考古学の研究などをして暮らしている。
 周辺は辺境であり建物もかなり年期が入っているため、普段近隣住民は全く寄り付かないのだが、最近1人の少女がよく通ってくるようになった。 その子は探検好きなのか、よくお勧めの探検場所を聞いてくるので研究がてら場所を教えている。
 ある日、その子が七王群島に行きたいと言い出した。書物や噂から七王群島の危険性を知っているパチュリーは流石に危険だと判断し、正直、容姿や性格的に外に出るのは嫌なのだが、心配になり彼女についてくことに
 とはいえ、七王群島の遺産や遺跡には興味があるので内心ワクワクしていたりもする

GM:ファンギーメリアということはメリアの希少種ですか。この種族もアーケインレリックで新しく追加された種族ですね。これまでにいなかった菌糸系のメリアですが…。
C:もしかしてこの立ち絵はお描きになった…?
パチュリー@B:描きました…。立ち絵描くの疲れますから、ファンギーメリアは選ばない方がいいですよ…。
アメリア@A:偉業ね。この卓だとPicrewで拾ってくる事が多いものね。
パチュリー@B:魔法系で、技能はドルイド2、セージ2です…。
GM:待望のドルイド2人目ですね!
ダヴィド@A:これでドルイド1人はいる状態に出来そうだね。
D:セージも入って魔物知識問題も解決。
GM:「えっ、両方リザーブに?」
ダヴィド@A:そうなった時は羽生やせないから前衛の皆には気合いで当てて貰って、気合いで避けて貰う必要性が出てきてしまうね…。
D:「ドルイドはまだか!いつになったら羽は生える!!」そう、誰もアクティブじゃないのである!
GM:そのセリフ良いですね…エモの香りを感じます。
アメリア@A:エモ…エモ…?エモなのね…。
アルス@B:エモなのら~。
D:エモエモ。
GM:まことにひがひがしあめりあなり…。っと話が逸れていましたね…。では経歴についてお聞きしましょうか。
パチュリー@B:私はベスラシア辺境の古書館の司書をしていました。普段近隣住民は全く寄り付かないんですけど…。アルスはよく通ってくれていました。そんなある日、アルスが七王群島に行きたいと言い出しました…。書物や噂から七王群島は危険だと思って止めたんですけど、無理にでも行こうとしてたので、心配になって着いてきました…。
アメリア@A:こう見ると親代わりというか、保護者みたいな感じね。
GM:それでは次の方、どうぞ。
C:私はジー・ラプト・クレイ!アリーシャの17歳だよ

ジー・ラプト・クレイ
種族:グラスランナー(アリーシャ)
冒険者レベル:2
分類:その他系
年齢:17歳
性別:女
■能力値
器用度:15(+2)
敏捷度:19(+3)
筋力:3(+0)
生命力:12(+2)
知力:18(+3)
精神力:31(+5)
HP:18
MP:なし
■技能
バード2
ライダー2
ジオマンサー1
ウォーリーダー1
■戦闘特技
《呪歌追加Ⅰ》
■練技/呪歌/騎芸/その他
【モラル】
【レクイエム】
【終律:夏の生命】
【遠隔指示】
【騎獣強化】
【天相:降雷】
【怒涛の攻陣Ⅰ】
■経歴
 ラプトは一般的なグラスランナー同様、幼少期はジー、クレイ、ラプトの3人で過ごしていたが成人する頃ジーが冒険者になったのをきっかけにそれぞれの道を歩むことにした。
 彼女は3人の中で最も好奇心旺盛であり、探検中いつも危険な状況を作り出しては2人に助けられていた。しかし町で時折音楽を奏でていたことや、陽気で明るく振舞っていることから好印象を持たれやすく、3人の誰かが人間関係でトラブルを起こしかけた時にはその愛嬌で以て許してもらうことも少なくなかった。
 そのよトラブルを起こしやすいのはジーであり、彼は好奇心こそ旺盛であるものの理性的に行動することがしばしばあり、3人の窮地を救う際の頭脳役も担っていたが、それ故に時折出る悪癖が意図しての行動なのではないかという誤解を受けやすかったのだ。
 また、窮地を救う際の行動役としてはクレイが主であり、彼女は非常に優れた俊敏性を持ち、さらにグラスランナーにしては筋力も多少はあったため、強硬手段をとらねばならない状況では大活躍していた。ただしそれも3人で行動しているときの話であり、彼女はその身体能力とは裏腹にやや臆病な性格であったため、ラプトの音楽による励ましや2人への信頼があってこそその長所を十分に生かせていた。

F:🙏💯👍🎉😘❗️❤️(連投されるリアクション)
アメリア@A:グララン狂いが狂ってる…。
GM:アリーシャもアーケインレリックで追加された新しい種族ですね!
ラプト@C:その他系で、技能はバード2、ライダー2、ジオマンサー1、ウォーリーダー1だよ。
アメリア@A:全部の技能が処理がややこしいわね。
ラプト@C:バードもライダーもややこしいけど、使ったことある人がいるから困ったらその人に聞こうと思ってるよ。
アメリア@A:一応ライダーなら他の卓で使ったことあるから多少は教えれるけど、GMの方が詳しそうね。
GM:では経歴についてお聞きしましょうか。
ラプト@C:幼少期の頃はジーとクレイと私の3人で過ごしてたよ。私は陽気で明るい愛嬌担当で、ジーは好奇心が旺盛なのに頭も良い頭脳担当、クレイは動きがすっごい素早くてね、筋力もあったから強硬手段をとらなきゃならない状況を打ち破る荒事担当で、すっごく仲の良い三人組だったんだけど、成人する頃ジーが冒険者になったのをきっかけにそれぞれの道を歩むことにしたんだ。
GM:経歴に「大ゲンカしたことがある」とあるのが気になりますが、それでは2人目の紹介をお願いします。
C:私はウィンです。護衛型ルーンフォークの2歳ですね。正確には起動されてから2年です。

ウィン
種族:護衛型ルーンフォーク
冒険者レベル:2
分類:戦士系
年齢:2歳(ラプトと出会ってから)
性別:女
■能力値
器用度:15(+2)
敏捷度:14(+2)
筋力:16+2(+3)
生命力:21(+3)
知力:12(+2)
精神力:12(+2)
HP:27
MP:12
■技能
ファイター2
エンハンサー2
スカウト1
レンジャー1
■戦闘特技
《防具習熟A/盾》
■練技/呪歌/騎芸/その他
【アンチボディ】
【ビートルスキン】
■経歴
ラプトがいつも通り森で見つけた洞穴に興味本位で入り、中にあったものを手当たり次第にいじった結果、何かを作動させた音と共に目覚めた。偶発的に目覚めた彼女はもともと持ち合わせていたかもしれない記憶と経験のほとんどを喪失していたが、護衛型としての本能かあるいは何かしらのエラーによるものか、ラプトを中心とする、背の低く可愛らしい生物学上メスとされる人族に対してやや異常なほどの庇護欲を見せる。たまによくわからない理屈でそれらに対して物理的接触を増やそうとしているが、そのことに言及するといつも決まって「あくまで保護が目的であって他意はありません」などと単純な機械にでも成り下がったかのように応答する。

アメリア@A:護衛型ルーンフォークもアーケインレリックからの種族ね。この種族の種族特徴はかなりおもしろい物だからどう成長するのか楽しみだわ。
ウィン@C:戦士系で、技能はファイター2、エンハンサー2、スカウト1、レンジャー1ですね。戦闘特技は《防具習熟A/盾》を取っています。
GM:盾役をやるという意思を感じます。では経歴についてお聞きしましょうか。
ウィン@C:私は洞穴の中でラプト様に起動して頂きました。記憶も経験も喪っていましたが、背の低く可愛らしい生物学上メスとされる人族の事を保護する事だけは本能で分かりました。
アメリア@A:それってロリコン…
ウィン@C:あくまで保護が目的であって他意はありません。
ラプト@C:ウィンはそのことに言及するといつもこんな感じなんだー。
ウィン@C:冒険に出た理由はなりゆきです。ラプト様の事を守るためにはお傍にいないといけませんから。
GM:やっと折り返しですね、では次の方お願いします。
D:僕はライ・クラウディアです。ティエンスの16歳です。

ライ・クラウディア
種族:ティエンス
冒険者レベル:2
分類:戦士系
年齢:16歳
性別:男
■能力値
器用度:17+1(+3)
敏捷度:16+2(+3)
筋力:17+1(+3)
生命力:18+5(+3)
知力:18(+3)
精神力:24(+4)
HP:29
MP:30
■技能
ファイター2
プリースト2(グレンダール)
■戦闘特技
《武器習熟A/メイス》
■練技/呪歌/騎芸/その他
なし
■経歴
 ライとレイはドーデン地方辺境の村に生まれた双子である。この村では双子は善と悪、それぞれを持ち生まれるという言い伝えがあり、男児を求めていた両親によりライが善、レイが悪を持って生まれたとしてライのみが両親の元で育てられたが、このことはライは知らされていなかった。神官一家だったため神官としての厳しい教育を受けて育ち、村長の娘であるフィーナとの婚約も決まっていた。
 15の時、成人の儀が行われるほこらに向かう途中で声なき声に誘われるかのようにたどり着いた遺跡でライは双子の姉レイと出会う。狩猟の合間に時折彼女と話す内にライはある合点がいった。
「なんだ、悪は僕のほうじゃないか」
 神官として神に仕え、綺麗な許嫁があり、何不自由ない生活を送る。味気ない、物足りない生活の中で獲物を狩るときだけ少し気分が高揚したのは自分の暴虐性の発露だったのだと気づいた。一度気づいたら止まれない。善人面を貼り付ける窮屈な生活を抜け出したくて仕方なくなった。環境を変えたくて試しに許嫁を殺してみた。たまらなく楽しかった。さて、次は何をしてみようか。村ではフィーナが行方不明だと大騒ぎだけど関係な――――
「ライ!フィーナちゃんを探しに行くわよ!」
......は?

GM:ツヨイ…いや本当に強いですね…。魔法が通るビジョンが全くありません。
ライ@D:ダイスの女神が微笑んだよ。戦士系で、技能はファイター2、プリースト2です。戦闘特技は《武器習熟A/メイス》を取りました。
アメリア@A:メイスAってなにかあったかしら…?
ライ@D:シェルブレイカーを使いますよ。後々は《両手利き》でシェルブレイカーをもう一本持って、【ヒート・ウェポン】を使って戦おうと思っています。それに直に肉を叩く感触がいちばん伝わりそうですしね。
GM:プリを握っているのでマルアクでの回復も期待できそうです。では経歴についてお聞きしましょうか。
ライ@D:ドーデン地方辺境の村に生まれた僕は神官一家の息子として神官になる為の厳しい教育を受けて育った。神官として神に仕え、村長の娘であるフィーナも嫁に迎えれて、何不自由ない生活でした。でも…嫁がいきなり行方不明に…。
アメリア@A:さっきのメイス選んだ理由から不穏だったけど、これ蛮族の経歴かしら?
ライ@D:失礼だな。(咳払い)でも幸運な事に双子の姉のレイが一緒に探してくれると言ってくれたんだ。そんなこんなで今はレイと行方不明になった嫁を探す旅をしています。(もう死んでる奴が見つかるわけないけどな!)
GM:ひえ~、闇深!良いですねぇ。それでは2人目の紹介もして貰いましょう。
D:私はレイ・クラウディア!ティエンスの16歳よ!

ライ・クラウディア
種族:ティエンス
冒険者レベル:2
分類:魔法使い系
年齢:16歳
性別:女
■能力値
器用度:16(+2)
敏捷度:18(+3)
筋力:14(+2)
生命力:17(+2)
知力:20(+3)
精神力:18(+3)
HP:23
MP:24
■技能
コンジャラー2
セージ2
スカウト1
■戦闘特技
《魔法拡大/数》
■練技/呪歌/騎芸/その他
なし
■経歴
 ライとレイはドーデン地方辺境の村に生まれた双子である。この村では双子は善と悪、それぞれを持ち生まれるという言い伝えがあり、男児を求めていた両親によりライが善、レイが悪を持って生まれたとしてライのみが両親の元で育てられた。レイは森に捨てられ、一人の老婆に拾われた。彼女の名前はティア、学者としてたまたまこの森に研究に来ていた。ティアの元で家事の手伝いや写本、学問の勉強をして過ごしていた。時には食料がなさ過ぎて餓死しかけることもあったし、自分が村の忌み子として捨てられたことは知っていたが、それでも今の生活に不満はなかった。
 ある日、二人で住居にしていた遺跡に一人の男の子が来た。その子は自分そっくりな見た目でライと名乗った。すぐに双子の弟だと気づいた。清潔な格好に整った見た目、自分とは違う良い暮らしをしていることを知った上で彼女がライに抱いた感情は――
 かっっわいい~~~!!!♡ なんで自分とほぼおんなじ見た目なのにこんなに可愛いんだろう! え!狩りもしてるの!かっこいい~~~!!♡ 村でも慕われてるんだね、すごい!さすが善を持って生まれた自慢の弟よ~~!!
 この勘違いが彼女の人生最大の失敗である。
 ある日村の近くを訪れるとなにやら大騒ぎになっていた。どうやらライの許嫁であるフィーナが行方不明とのことだった。「大変じゃない。ライもあんなに落ち込んでるし...そうだ!彼女を探しに行こう!そしたらきっとライだって喜ぶ!」
 「ライ!フィーナちゃんを探しに行くわよ!」

GM:収支履歴にライに貢ぎがあるのちょっとあれですね。
レイ@D:自慢の弟の為、当然の行為よ!技能は魔法使い系でコンジャラー2、セージ2、スカウト1で、戦闘特技は《魔法拡大/数》を取ったよ。これで皆に【ファナティシズム】をかけるね。
アメリア@A:《両手利き》を使うと命中にマイナス修正がかかっちゃうからそこを補ってもらえるのはありがたいわ。
GM:コンジャラーはデバフが豊富ですから、抵抗を抜いた【ダークミスト】も強そうですね。では経歴についてお聞きしましょうか。
レイ@D:私は捨て子だったんだけど、たまたま森に来てた学者のティアさんに拾って貰ったんだ。村の悪習で捨てられた事も知ってたし、飢え死にしかけた事もあったけど、それでも生活に不満はなかったよ。でもある時、二人で住居にしていた遺跡にライが来たの。最初見た時はそれはそれは─────────かっっわいい~~~!!!♡ なんで自分とほぼおんなじ見た目なのにこんなに可愛いんだろう! え!狩りもしてるの!かっこいい~~~!!♡ 村でも慕われてるんだね、すごい!さすが善を持って生まれた自慢の弟よ~~!!って思ったの。ある日、弟のライの許嫁であるフィーナが行方不明になったの。私はライの役に立ちたくて、それで一緒に探しに行く旅を始めたの!
アメリア@A:らしいわよ、ライ。
ライ@D:一緒に探すのを手伝ってくれるなんて、本当に良い姉を持ちました。(なんでこんなことに…こんなはずじゃなかったのに…。)
GM:それでは次の方ですね。お願いします。
E:俺はプシュケ・メリッサ。リカントの22歳だ。

プシュケ・メリッサ
種族:リカント
冒険者レベル:2
分類:戦士系
年齢:22歳
性別:男
■能力値
器用度:16(+2)
敏捷度:17+1(+3)
筋力:17+1(+3)
生命力:14(+2)
知力:15(+2)
精神力:13(+2)
HP:20
MP:16
■技能
バトルダンサー2
マギテック1
スカウト1
エンハンサー1
■戦闘特技
《シャドウステップⅠ》
《両手利き》
■練技/呪歌/騎芸/その他
【キャッツアイ】
■経歴
 幼少期に故郷が蛮族に攻め込また。
 友人含む村の男たちは嬲り殺しにされたが,中性的な見た目から女だと勘違いされた為に友人を殺した男たちを楽しませるため踊り続けることを強制された過去を持つ。
 友人の命を奪った男達, そして何もできなかった己への怒りから, 同じような被害にあう人を一人でも助けるために旅を続けている。

アメリア@A:今回《両手利き》持ちが多いのね。それにリカントのバトルダンサー、かなり絵になるわね。
メリッサ@E:技能は戦士系でバトルダンサー2、マギテック1、スカウト1、エンハンサー1、戦闘特技は《シャドウステップⅠ》と《両手利き》を使うぜ。
アメリア@A:《シャドウステップⅠ》は近接ダメージ+2か回避を振りなおせる宣言特技ね。場面によって柔軟に戦えるわね。
GM:リカントの[獣変貌]で両手分ダメージを上げれるのは偉いですね。では経歴もお聞きしましょうか。
メリッサ@E:幼少期の頃に蛮族によって故郷が滅ぼされたんだ。男連中友人含めて全員殺されちまったけど、俺は中性的な見た目から女だと勘違いされたんだよ。運良く生き残れたのは良かったけどな、その分男たちを楽しませるため踊り続けることを強制されたんだ。今はそんな奴らと何もできなかった俺自身への怒りから、同じような被害にあう人を一人でも助けるために旅を続けているぜ。
F:けっこう重いなぁ、メリッサさんの経歴。
アメリア@A:親は死ぬ友人も死ぬ故郷も滅ぶ。ラクシアでは日常茶飯事よ。
GM:蛮族に対してのヘイトが凄まじそうですね。蛮族PCがいなくてヨカッタネ。それでは2人目の紹介もしてもらいましょうか。
E:僕はアシモフ、タビットの8歳です。

アシモフ
種族:リカント
冒険者レベル:2
分類:魔法使い系
年齢:8歳
性別:男
■能力値
器用度:13(+2)
敏捷度:7(+1)
筋力:12(+2)
生命力:12(+2)
知力:24+1(+4)
精神力:13(+2)
HP:18
MP:19
■技能
コンジャラー2
セージ1
レンジャー1
■戦闘特技
《魔法拡大/数》
■練技/呪歌/騎芸/その他
なし
■経歴
とある人形師と暮らしていた
魂を知覚できる
更なる知識を得るために旅に出た

アメリア@A:タビット…前回のキャンペーンが思い出されるわね…。
GM:火力がかわいくない兎さんですね。
アメリア@A:兎…知力B7…行使20…ウッ…。
アシモフ@E:技能は魔法使い系で、コンジャラー2、セージ1、レンジャー1で、戦闘特技は《魔法拡大/数》を取りました。
アメリア@A:これで【ファナティシズム】は確定で貰えそうね。ありがたいわ。
アシモフ@E:ゴーレムが使ってみたくてコンジャラーを選択しました。
アメリア@A:ゴーレム使ってるPCは一人しか知らないし、その時は【スタン・クラウド】で全てを破壊されたから、普通のゴーレムはどうなるか楽しみね。
GM:それでは経歴についてお聞きしましょうか。
アシモフ@E:経歴は「とある人形師と暮らしていた」「魂を知覚できる」「更なる知識を得るために旅に出た」の3つですね。
アメリア@A:とある人形師は何らかのシナリオフックになりそうね。
GM:旅に出た理由が知識を得る為とタビットらしい良い理由ですね。それでは最後の方、お願いします。
F:オホーホホ!わたくしはザップ・ザップ・ザップと申しますわ!アリーシャの17歳でしてよ~!

ザップ・ザップ・ザップ
種族:グラスランナー(アリーシャ)
冒険者レベル:2
分類:魔法使い系
年齢:17歳
性別:女
■能力値
器用度:25(+4)
敏捷度:19(+3)
筋力:6(+1)
生命力:11(+1)
知力:18(+3)
精神力:25(+4)
HP:17
MP:なし
■技能
シューター2
マギテック2
セージ1
エンハンサー1
■戦闘特技
《両手利き》
■練技/呪歌/騎芸/その他
【キャッツアイ】
■経歴
 由緒のある貴族の家ではなく、一代で財を築いた所謂『成金』の家に生まれる。グラスランナーの希少種であるアリーシャ種のため、俺たちって貴族っぽいよなとなんとなく思った父親に貴族っぽい教育を受けたため、自分のことを高貴な生まれだと思っている。
 しかし、裕福だったため強盗に入られ、金品をすべて盗まれ破産。なんとか庶民の暮らしはできるほどに再興し、家族は満足していたが、ザップは家を以前のように建て直すという使命感に燃える。そこで、一攫千金を目指し、ついでにかつて襲われた強盗犯のような悪人をとっちめるため、何故か家に唯一残った使用人と共に旅に出たのだった。

レイ@D:ZAPZAPZAP!
アメリア@A:グラランのマギシュって正気かしら?
GM:虚言が真言になるとはこの李白の目をもってしても…。
ザップ@F:お技能はお魔法使い系で、シューター2、マギテック2、セージ1、エンハンサー1ですわ~!このおガンでお悪党どもをお蜂さんのお巣にしますわ~!これこそがNoblesse obligeでしてよ~!
アメリア@A:キャラが濃ゆすぎて話が頭に入ってこないわ。
GM:それでは経歴についてお聞きしましょうか。
ザップ@F:お高貴な家に生まれたお貴族ですわ。ですが、お悪党にお強盗に入られてしまいまして破産してしまいましたわ~!今はお庶民のお暮らしはできるほどにお再興できましたけれど、わたくしは我が家を以前のようにお建て直したいんですの!そこで、お一攫千金を目指しお旅に出ましたわ~!ついでにお悪党におガンをぶっぱなしますわよ~!!!
GM:キャラが濃ゆい良い紹介でしたね。それでは2人目の紹介もお願いします。
F:お嬢様のメイドのポポ・ポーポ・ポーポポです。クリメノスの27歳でございます。

ポポ・ポーポ・ポーポポ
種族:グラスランナー(クリメノス)
冒険者レベル:2
分類:戦士系
年齢:27歳
性別:女
■能力値
器用度:22(+3)
敏捷度:22+2(+4)
筋力:8(+1)
生命力:20(+3)
知力:11(+1)
精神力:22(+3)
HP:26
MP:なし
■技能
グラップラー2
スカウト2
■戦闘特技
《武器習熟A/格闘》
《追加攻撃》
■練技/呪歌/騎芸/その他
なし
■経歴
 貧民街に生まれ、物心ついた時には既に孤児だった。生計を立てるため、ザップの父親から財布を盗んだところを警官につかまりボコボコにされるが、ザップの父親に庇われ、助けられる。その後、ザップの家になんやかんやあって恩返しをするために使用人として仕えることになる。
 家が破産し、給料を払えなくなった使用人たちが暇を出される中、「無給でもかまわない」と無理を言って残る。しかし、ザップが旅に出ることを心配した父親に「あの子の面倒を見てやってくれないか」と頼まれたため、命に代えても守ると約束しザップと共に旅に出ることになった。ザップのことは小さい頃からお世話をしているが、全く持ってNoblesse obligeだと思っている。本人は厳しく接しているつもりだが、ザップに関してはダダ甘である。

アメリア@A:グラスランナーなのに地味に生命B3あるの凄いわね…。
ポポ@F:技能は戦士系でグラップラー2、スカウト2で、戦闘特技は《武器習熟A/格闘》でございます。
GM:先制判定の固定値が6あるの偉いですね。では経歴についてお聞きしましょうか。
ポポ@F:貧民街に生まれ、物心ついた時には既に孤児でございました。生計を立てるためにお嬢様のお父上…ご主人様の財布を盗み、警官につかまりボコボコにされている所をご主人様に庇っていただきました。その後、ザップ家に恩返しをするために使用人として仕えることになりました。家が破産しても残り続けた所、ご主人様にお嬢様の旅のお世話を任されたのでございます。
GM:これで12人全員出揃いましたね。いやぁ、皆さん面白い設定持ってき過ぎじゃないですか?皆さん面白いんですけれど。次回の日常RPパートも期待できますね。
アメリア@A:(あれ…これ良く考えたら、安定して回復できるプリーストが一人もいない…?)

次回、第1話に続きます。

本作は、「グループSNE」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『ソード・ワールド2.0/2.5』の、二次創作です。
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