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こまつ座第147回公演『闇に咲く花』8/12マチネ


こまつ座さんの作品は、2021年の『母と暮らせば』ぶり😊今回も、洸平くんお目当てで😉

東京神田、愛嬌稲荷神社を舞台に、戦後の食糧不足の中、助け合って逞しく生きる人々の笑顔と涙の物語…なーんて、簡単にまとめられるお話ではなくて、もう、いろーんなエピソードが、これでもかって詰まってて、果たして、私は、この作品が伝えたかったこと、全部受け取れたのか……🤔💦どうやってレポ書けばいいんだろ………🙄

でも、記憶が消えないうちに、とりあえず、強く印象に残ったところを書いてみる😅
以下、ネタバレあります⚠️

まずね、幕開きの神社のセットが、なんとも素敵😍そこに、神主の山西さんが、これまた、ほんとに居そうな"the小さい神社の気さくな神主さん"で、ユーモアも温かみもあって、不器用加減もいい塩梅😊

戦争でご主人を亡くされたご近所の5人の女性たちが、神社でお面作りや、闇米を買い付けに行ったり、家族みたいに助け合ってるんだけど、それぞれ個性的で、掛け合いが楽しくて、客席もゲラゲラクスクス😃私がツボったのは、おみくじの場面😆皆さん、間がよろしくて、声出して笑ったー🤣…………………でも、それが後にやってくる悲しい出来事の伏線になっていたとは😨

そう言えば、今回、初めて聞いたワードがいくつかあって、特に気になって調べてみたのが、"C級戦犯"と"大川周明"🤔
A級戦犯は聞いたことあったけど、Cもあったんだ😳
大川周明さんは…なるほど、なかなかの人物で、東京裁判の映像も残ってた🤭

全編通して、神社とはこういう場所であるべきっていう定義みたいのが、あちこちに散りばめられていて、うんうんって、興味深かったし、それが、戦争が絡むと、ガラリと変貌してしまう不条理😔やるせない…😢

"少し前に起きた忘れてはならないことを、忘れたふりをしてはならない"って言うセリフ、先日、観た『兎、波を走る』でも、言っていたなぁ😕あちらは、現在進行形の不条理だけど…

忘れてはならないのは、わかってるけどさ、でも、今、もし、再び戦争の足音が聞こえてきたら、私たち一般市民に何ができる?結局、上の方の人達が、全て決めて、民意なんて、拾われないよね😔…どうすりゃいいの❓

洸平くんは、戦死したと思われていたのに、ある日、突然、帰ってくる神主さんの息子(拾い子)、健太郎くん役で、野球好きな青年のお役…幕開きから、しばらくして登場なんだけど、存在感あったなぁ🤩トレーニングがてらに、境内の草片付けて走って捨てに行くシーン、好きだわぁ😍
プロにもなれるほど野球が上手くて、優しくて、明るくて、正直で、みんなに愛される健太郎くんが、あろうことか、その野球が元で、あらぬ容疑をかけられ、裁かれ、処刑されてしまう不条理😔それでも、残されたものは、前を向いて生きて行かなければならない………苦しい😣

かつて、産まれたばかりの赤ちゃんと奥さんを同時に亡くし、失意の只中にいた神主さんを救ったのは、境内に捨てられていた赤ちゃん(=健太郎くん)で、今度は、健太郎くんを亡くした悲しみを癒やしてくれるのは、これまた境内に捨てられた赤ちゃん(しかも、今度は、占領軍の米兵との間にできた混血児、連日見つかって、2人も)…………虚しいなぁ😔
笑いというオブラートに包まれていた現実は、かなり苦い😢

キャストの皆様、それぞれのお役を見事に自分のものにしていらして、終始、がっつりそちらの世界に引き込んで下さり、ありがとうございました😊
見応えありありでした👏👏👏

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